コーギーの毛色であるセーブルの特徴とは?他のカラーなども紹介
更新日:2024年08月19日
コーギーは、上毛と下毛の二重構造になったダブルコートという被毛です。ダブルコートの被毛はコーギー以外にも、チワワや柴犬、フレンチ・ブルドッグなどがいます。
上毛は肌の保護に役立っている毛です。下毛は細い毛で、体温の調節機能を担っています。下毛は春と秋の年に2回、季節に合わせた毛に生え変わるため、ダブルコートの犬種は毛が抜けることが多いです。
毎日のブラッシングなどで、毛が抜ける対策をするといいでしょう。年に2回毛が生え変わるため、トリミングは必要ありません。
またフラッフィーと呼ばれる長毛のコーギーも存在しています。
上毛は肌の保護に役立っている毛です。下毛は細い毛で、体温の調節機能を担っています。下毛は春と秋の年に2回、季節に合わせた毛に生え変わるため、ダブルコートの犬種は毛が抜けることが多いです。
毎日のブラッシングなどで、毛が抜ける対策をするといいでしょう。年に2回毛が生え変わるため、トリミングは必要ありません。
またフラッフィーと呼ばれる長毛のコーギーも存在しています。
コーギーの毛色の種類
コーギーの毛色は基本的に単色で、数種類あります。セーブル、レッド、トライカラー、フォーン、ミスカラーの5種類です。一般社団法人ジャパンケネルクラブでは、脚、前胸、頸、頭、顔の一部に白色が入っている個体も認められています。
また、コーギーは子犬と成犬で毛の色が変化するものもあります。ここからは、それぞれの毛色について詳しく紹介しますので、コーギーの飼育を検討している人はぜひ参考にしてください。
また、コーギーは子犬と成犬で毛の色が変化するものもあります。ここからは、それぞれの毛色について詳しく紹介しますので、コーギーの飼育を検討している人はぜひ参考にしてください。
セーブル(セーブル&ホワイト)
セーブルという色は、レッドの毛先が黒色のことを言います。単にセーブルと言うと、全身がセーブルの毛色でおおわれていることを示します。セーブル&ホワイトは、一部に白色が混ざっているものです。
色の出方はさまざまで、黒色が濃くなる部分が違います。後頭部が濃くなるものや、背中が濃くなる個体もいます。ホワイトが混じる場合、ホワイト部分が多いとコーギーに認定されません。
また、黒い部分が少ない場合は、毛が生え変わる時期に黒色部分が無くなってしまったり、子犬から成長するにつれて、黒い部分が濃くなったり薄く変化したりすることもあります。
色の出方はさまざまで、黒色が濃くなる部分が違います。後頭部が濃くなるものや、背中が濃くなる個体もいます。ホワイトが混じる場合、ホワイト部分が多いとコーギーに認定されません。
また、黒い部分が少ない場合は、毛が生え変わる時期に黒色部分が無くなってしまったり、子犬から成長するにつれて、黒い部分が濃くなったり薄く変化したりすることもあります。
レッド(レッド&ホワイト)
コーギーと言えば、口元からお腹、脚にかけて白くなるレッド&ホワイトの犬種を思い浮かべる人が多いでしょう。コーギーの毛色で主流なのが、レッドと呼ばれる色です。
セーブルと同じく脚や前胸、後頭部などに白色が入る場合は、レッド&ホワイトとよびます。レッドと呼ばれる赤茶の毛は、セーブルのように毛先が黒くなりません。
毛色の濃淡はさまざまで、子犬のときと成犬で色が変化する場合もあります。また、単色レッドをかけ合わせても、生まれた子犬のカラーの出方はそれぞれ違います。
セーブルと同じく脚や前胸、後頭部などに白色が入る場合は、レッド&ホワイトとよびます。レッドと呼ばれる赤茶の毛は、セーブルのように毛先が黒くなりません。
毛色の濃淡はさまざまで、子犬のときと成犬で色が変化する場合もあります。また、単色レッドをかけ合わせても、生まれた子犬のカラーの出方はそれぞれ違います。
トライカラー(ブラック&タン)
トライカラーはブラック、タン、ホワイトの3つの色からなります。ダックスフンドやチワワなどではよく見られる毛色ですが、コーギーでは珍しいです。
トライカラーは、別名「ブラック&タン」と呼ばれます。「タン」とは、黄褐色のことです。なめし皮のことを「Tan(タン)」と言うことに由来します。
トライカラーはセーブルの毛とは違い、根元まで黒色です。黒色と白色の境目がタンで縁取られます。眉毛にタンが入る、まろ眉のコーギーもいるそうです。
トライカラーはブラック&タンとよばれますが、頭の部分の毛色がレッドの場合もあります。その場合は「レッドヘッドタイプ」と呼ばれ、頭が黒いものは「ブラックヘッド」と呼びます。
また、子犬のときはブラックヘッドでも、成犬になるとレッドヘッドに変わる場合もあります。
トライカラーは、別名「ブラック&タン」と呼ばれます。「タン」とは、黄褐色のことです。なめし皮のことを「Tan(タン)」と言うことに由来します。
トライカラーはセーブルの毛とは違い、根元まで黒色です。黒色と白色の境目がタンで縁取られます。眉毛にタンが入る、まろ眉のコーギーもいるそうです。
トライカラーはブラック&タンとよばれますが、頭の部分の毛色がレッドの場合もあります。その場合は「レッドヘッドタイプ」と呼ばれ、頭が黒いものは「ブラックヘッド」と呼びます。
また、子犬のときはブラックヘッドでも、成犬になるとレッドヘッドに変わる場合もあります。
フォーン(フォーン&ホワイト)
コーギーの毛色であるフォーンは、黄色味のあるベージュカラーです。この毛色が子鹿に似ていることから、英語で子鹿を意味する「fawn(フォーン)」と名づけられました。
黄色味のあるベージュカラーであるため、セーブルやレッドよりも淡く優しい茶色です。セーブルやレッドなどと同じで、白色が混ざる場合はフォーン&ホワイトと呼ばれます。
トライカラーと同様に色を出すのが難しく、日本でもほとんど飼われていません。
黄色味のあるベージュカラーであるため、セーブルやレッドよりも淡く優しい茶色です。セーブルやレッドなどと同じで、白色が混ざる場合はフォーン&ホワイトと呼ばれます。
トライカラーと同様に色を出すのが難しく、日本でもほとんど飼われていません。
ミスカラー
白色の範囲が多い場合や、白い毛が入ってはいけない場所に生えている場合はミスカラーと言います。
これは社団法人ジャパンケネルクラブに登録されているコーギーの毛色とは違うと言う意味で、ミスカラーだからと言って体が弱いわけではありません。
ただし、ミスカラーの遺伝子はその後の子犬にも残りやすいため、ミスカラーの子犬が産まれた場合は、遺伝子を残してはいけないとされています。
家庭で飼うのは問題ありませんが、むやみにミスカラーの子犬を増やさないようにしましょう。
これは社団法人ジャパンケネルクラブに登録されているコーギーの毛色とは違うと言う意味で、ミスカラーだからと言って体が弱いわけではありません。
ただし、ミスカラーの遺伝子はその後の子犬にも残りやすいため、ミスカラーの子犬が産まれた場合は、遺伝子を残してはいけないとされています。
家庭で飼うのは問題ありませんが、むやみにミスカラーの子犬を増やさないようにしましょう。
コーギーの断尾
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、短い尻尾が特徴的です。生まれつき短い場合もありますが、尻尾を人工的に切断している場合もあります。
前述したように、元々牧羊犬であったウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、牛に尻尾を踏まれないために、生まれたばかりのときに短く断尾されていました。
また、セーブルやレッドの毛色がキツネに間違われる可能性があるため、誤って撃たれないために断尾していたとも言われています。
コーギー原産のイギリスでは、動物愛護の観点から断尾を禁止しています。日本にコーギーを多く輸出しているアメリカでは今でも断尾が行われているため、日本で飼育されるコーギーの多くが断尾されています。
断尾するという行為は、体へのダメージが大きいです。体のバランスが崩れて体調不良を起こしたり、断尾による痛みがストレスになり攻撃的な性格になったりする場合もあります。
動物愛護の観点から、断尾していないコーギーを飼いたいと考える人もいるでしょう。しかし、ペットショップで扱っているコーギーのほとんどは断尾されています。
断尾されていないコーギーを迎え入れたい場合は、あらかじめブリーダーに相談するといいでしょう。
前述したように、元々牧羊犬であったウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、牛に尻尾を踏まれないために、生まれたばかりのときに短く断尾されていました。
また、セーブルやレッドの毛色がキツネに間違われる可能性があるため、誤って撃たれないために断尾していたとも言われています。
コーギー原産のイギリスでは、動物愛護の観点から断尾を禁止しています。日本にコーギーを多く輸出しているアメリカでは今でも断尾が行われているため、日本で飼育されるコーギーの多くが断尾されています。
断尾するという行為は、体へのダメージが大きいです。体のバランスが崩れて体調不良を起こしたり、断尾による痛みがストレスになり攻撃的な性格になったりする場合もあります。
動物愛護の観点から、断尾していないコーギーを飼いたいと考える人もいるでしょう。しかし、ペットショップで扱っているコーギーのほとんどは断尾されています。
断尾されていないコーギーを迎え入れたい場合は、あらかじめブリーダーに相談するといいでしょう。
コーギーの特徴や毛色の種類について知ろう
初回公開日:2022年12月10日
記載されている内容は2022年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。