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屋久島犬ってどんな犬?性格からわかる飼いやすさと飼い方とは

更新日:2024年01月06日

屋久島犬の特徴と飼育に必要な知識をご紹介します。屋久島犬は従順で忠誠心にあふれ、家族を守ってくれる中型から大型の犬種です。筋肉質でありながらスラリとしていて、大きな三角の耳が特徴的なスタイリッシュな見た目をしています。家庭犬の選択肢の一つとしてご紹介します。

屋久島犬ってどんな犬?性格からわかる飼いやすさと飼い方とは

屋久島犬とは?

屋久島犬は自然遺産の島、屋久島の中でだけ繁殖されてきた犬種です。

屋久島犬はすらりとした姿がとても印象的な、家庭的で家族を大切にする番犬向きです。希少性が高く、ペットショップではほとんど見ることがありません。主に、猟犬として猟師が繁殖してきた犬種です。

とても希少な屋久島犬ですが、最近ではインスタグラムで紹介されることが多くなり、ファンが増えています。少ないながらブリーダーも現れ、家庭犬としての選択肢の一つになりつつあります。

屋久島犬の特徴

屋久島犬は縄文杉でも有名な、日本の屋久島の中で繁殖が繰り返されてきた和犬です。イノシシ猟に使われる猟犬として知られています。しつけをすれば、主人に従順で家族を大切にするよいペットになります。

血統管理はされていないため、血統証はありません。

屋久島内で長年繁殖されてきた犬を「屋久島犬(やくしまいぬ)」もしくは「屋久犬(やくいぬ・やくけん・やっけん)」と呼びます。

広義には屋久島犬をベースに他の猟犬を交配した個体も屋久島犬と呼ぶことがあります。

屋久島犬の見た目

屋久島犬はスラリとした華奢なシルエットの筋肉質な体をしています。大きな三角の立ち耳が特徴的です。目は三角で鋭く、顔は鼻の伸びたキツネ顔です。猟犬らしく犬歯が鋭く、尻尾は巻かずにまっすぐです。

毛は短毛で手入れはそれほど手間ではありません。換毛期のブラッシングだけで十分なので比較的手入れが楽な犬種といえます。

中型から大型のものまで

屋久島犬は中型から大型までサイズに差があります。

体高は約50センチ、体重はおおむね15キロから20キロとされていますが、それよりもやや小さい13キロ程度の個体から、やや大きめの20キロを超える個体までいます。

血統管理がされておらず、他の猟犬と交配されている場合もあります。その場合はより大型になる傾向があります。

島内で繁殖された個体は小さめな個体が多いため、小さめな屋久島犬を希望する場合は、屋久島で繁殖された個体を選ぶことがです。

後肢に狼爪がある

屋久島犬の後ろ脚には狼爪(ろうそう)があります。後肢に狼爪がある犬種はグレートピレニーズのような山岳地帯に適応した種類が多く、屋久島犬も猟犬として山を歩いていたという共通点があります。

狼爪は地面につかない位置にある、5本目の指です。地面につかないため爪が伸びてしまうことがあります。

あまりにも伸びてしまった場合はトリミングの必要があります。爪が伸びすぎていないかシャンプーの時など定期的に確認が必要です。

毛色の種類はさまざま

屋久島犬の毛色は、赤茶・薄茶・白があります。それぞれ一色ではなく、混ざっている場合もあります。胸にひし形の白模様が入っているのが特徴です。

また、足先が白い毛に覆われて、靴下をはいたような毛色になっている個体や、口元には黒に近い茶色の毛が生えている個体もいます。

琉球犬の毛色と似ていますが、茶系統が非常に多く、島内で繁殖された屋久島狗には真っ白な個体はほぼいません。

ただし、他の犬種を交配している場合については真っ白や他の毛色が出ることがあります。

屋久島犬の寿命

屋久島犬の寿命はおおむね13年から15年ほどといわれています。他の犬種に比べてやや短めです。

寿命は食事、飼育環境によって変わるので、できるだけ長生きをさせるために運動量、食事に気を使う必要があります。

猟犬のため、運動量が多く、通常の散歩のほかドッグランなどで自由に走れる時間を確保してあげましょう。

関節炎を起こしやすいといわれているため定期的な獣医師による健康診断を受け、重症化を防ぐことが重要です。

屋久島犬の歴史

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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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