シベリアンハスキーは狼犬?シベリアンハスキーと狼の遺伝子を徹底比較!
更新日:2024年06月23日
シベリアンハスキーとは?
シベリアンハスキーは、ロシアのシベリア地方を原産地とする中型犬種で、北極点をとりまく高緯度の地方に存在するエスキモー犬の一種でもあります。
スピッツ族に属する犬種で、アラスカンマラミュートやサモエドとは近親関係にあり、非常に古い犬種だとされていますが、外見だけではなく、他の犬種と比較しても狼に近いことは、近年のDNA分析を基にした研究でも判明しています。
シベリアやアラスカの北極点探検で活用されたのち、アムンセンやスコットの南極大陸探検でも活躍したことで、世界的に知られるところとなりました。
スピッツ族に属する犬種で、アラスカンマラミュートやサモエドとは近親関係にあり、非常に古い犬種だとされていますが、外見だけではなく、他の犬種と比較しても狼に近いことは、近年のDNA分析を基にした研究でも判明しています。
シベリアやアラスカの北極点探検で活用されたのち、アムンセンやスコットの南極大陸探検でも活躍したことで、世界的に知られるところとなりました。
シベリアンハスキーの特徴
シベリアンハスキーは作業犬でもあることから、優れた運動能力と体力を持ち合わせており、がっしりと引き締まった体型をしています。
厳しい寒さにも耐えられるじゅうぶんな被毛に覆われており、立ち耳で、ブラシ尾であることからも北方犬種の特性が窺えますが、極寒の地で暮らすシベリアンハスキーは、紫外線からメラニン色素を生成する機会が少なく、本来の瞳の色素が薄いためオッドアイが標準となっています。
遠吠えをする声がしゃがれることから、「ハスキー」と命名された説もあります。
厳しい寒さにも耐えられるじゅうぶんな被毛に覆われており、立ち耳で、ブラシ尾であることからも北方犬種の特性が窺えますが、極寒の地で暮らすシベリアンハスキーは、紫外線からメラニン色素を生成する機会が少なく、本来の瞳の色素が薄いためオッドアイが標準となっています。
遠吠えをする声がしゃがれることから、「ハスキー」と命名された説もあります。
シベリアンハスキーは狼に近い?
シベリアンハスキーの精悍な顔立ちから連想されるものといえば狼ですが、シベリアンハスキーの正確な起源は分かっておらず、北方へ移動したインドの原始的な犬種が狼と交配することで誕生したのではないかと考えられています。
2012年には、85種類の犬種の遺伝子を研究者チームが分析し、その結果、シベリアンハスキーは7番目に狼の遺伝子を多く持つことを、雑誌「National Geographic」が伝えています。
2012年には、85種類の犬種の遺伝子を研究者チームが分析し、その結果、シベリアンハスキーは7番目に狼の遺伝子を多く持つことを、雑誌「National Geographic」が伝えています。
狼に近いとされる4つの理由
- 外見は狼の風貌がある
- サモエドと同じスピッツタイプ
- 遺伝子レベルでは7番目にオオカミに近い
- 雪上のドッグレースに強い
外見は狼の風貌がある
狼に酷似した風貌のため「心優しい狼」と形容されることも多いシベリアンハスキーは、狼と同じく群れになって行動することを好みます。
また、狼に近いとされるシベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、狩猟犬の仲間には遠吠えをする犬種もあり、シベリアンハスキーが遠吠えをする姿にはさながら狼のような風格を感じます。
シベリアンハスキーをはじめスピッツを祖先とする犬種も含め、インドからアラビアにかけて分布している小型のインドオオカミが、全ての犬の祖先である可能性が高いといわれています。
また、狼に近いとされるシベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、狩猟犬の仲間には遠吠えをする犬種もあり、シベリアンハスキーが遠吠えをする姿にはさながら狼のような風格を感じます。
シベリアンハスキーをはじめスピッツを祖先とする犬種も含め、インドからアラビアにかけて分布している小型のインドオオカミが、全ての犬の祖先である可能性が高いといわれています。
サモエドと同じスピッツタイプ
雪のように白く、毛玉のようにふわふわとした姿をしているサモエドは、シベリアのツンドラ地方を原産地とし、遊牧民族であるサモエド族と暮らしていたとされています。
サモエドは、別名「シベリアン・スピッツ」といわれており、性質や体型、被毛を見ても、スピッツらしさのある特徴を引き継いでいることから、狼やキツネなどイヌ科の近縁種との異種交配もなかったと推定され、他の犬種からの影響が少ないとされる原始的な犬です。
サモエドは、別名「シベリアン・スピッツ」といわれており、性質や体型、被毛を見ても、スピッツらしさのある特徴を引き継いでいることから、狼やキツネなどイヌ科の近縁種との異種交配もなかったと推定され、他の犬種からの影響が少ないとされる原始的な犬です。
遺伝子レベルでは7番目にオオカミに近い
アメリカの研究者チームの手によって、5000匹以上(野良犬を含む)にも及ぶ犬種の遺伝子を分析した結果、最も狼に近い遺伝子を持つのは柴犬であり、シベリアンハスキーは7番目に狼に近いことが判明しました。
狼の習性や狩りの特性、それぞれの犬種が持つ体格や筋肉量なども分析の対象となっておりますが、シベリアンハスキーが狼に近い犬種として浸透しているなか、意外にも柴犬を筆頭とした日本犬が遺伝子的に狼に近いことが報告されています。
狼の習性や狩りの特性、それぞれの犬種が持つ体格や筋肉量なども分析の対象となっておりますが、シベリアンハスキーが狼に近い犬種として浸透しているなか、意外にも柴犬を筆頭とした日本犬が遺伝子的に狼に近いことが報告されています。
雪上のドッグレースに強い
北極地方でブームとなったドッグレースや犬ぞりレースで、優秀な成績を誇る犬種として広く知られるところとなったシベリアンハスキーですが、かつてはシベリアの北東部を中心とした地方で暮らしていたチュクチ族(チェコート族)が、そり犬として飼育していた犬種が起源とされています。
1909年には、アラスカで開催された犬ぞりレースに出場するためアラスカへとわたり、素晴らしい成績を残すことによって、その名は一躍有名となりました。
1909年には、アラスカで開催された犬ぞりレースに出場するためアラスカへとわたり、素晴らしい成績を残すことによって、その名は一躍有名となりました。
オオカミに近い遺伝子を持つ犬一覧
初回公開日:2019年08月27日
記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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