シベリアンハスキーは狼犬?シベリアンハスキーと狼の遺伝子を徹底比較!
更新日:2024年06月23日
全ての犬の祖先は狼であり、狼が進化を遂げて犬になったといわれていますが、近年の研究では、犬と狼は同じ祖先を持ちながら、犬と狼に枝分かれしたと報告されています。
遺伝子からもはっきりと分かっているように、犬と狼の関係は根深く、シベリアンハスキーをはじめ数多くの犬の中にも、より狼に近い遺伝子を持つ犬種が存在するといわれています。
遺伝子からもはっきりと分かっているように、犬と狼の関係は根深く、シベリアンハスキーをはじめ数多くの犬の中にも、より狼に近い遺伝子を持つ犬種が存在するといわれています。
オオカミに近い遺伝子を持つ5つの犬種
- 柴犬
- チャウチャウ
- 秋田犬
- アラスカン・マラミュート
- バセンジー
オオカミに近い遺伝子を持つ犬1:柴犬
最も狼に近い遺伝子を持っている柴犬は、古くから人と暮らしを共にする犬種で、なかでも人と共存しやすい小さいサイズの狼を交配し続けるうち現在の柴犬の形となりました。
狼に近ければ近い遺伝子を持つほど、野性的な部分が全面に出るといわれており、人に対して馴れることはなく、従順さも失うとされています。
柴犬の性質などからしつけが難しいこともあり、姿かたちを見ても狼に近く、日本人からすると誇らしくなる結果といえるでしょう。
狼に近ければ近い遺伝子を持つほど、野性的な部分が全面に出るといわれており、人に対して馴れることはなく、従順さも失うとされています。
柴犬の性質などからしつけが難しいこともあり、姿かたちを見ても狼に近く、日本人からすると誇らしくなる結果といえるでしょう。
オオカミに近い遺伝子を持つ犬2:チャウチャウ
外見から「ライオンドッグ」と呼ばれているチャウチャウは、紀元前1000年以前から存在していたといわれる犬種です。
作業犬として利用されていたチャウチャウは、古代的な部分が気性面に多く残されており、真面目で遊ぶことを好まない狼のような性質が備わっています。
独立心や警戒心を強く持っており、攻撃性をコントロールするには飼い主との信頼関係が何よりも重要となり、また不審者を見分ける識別力も高いので、飼い主を守るため狂暴になることもままあります。
作業犬として利用されていたチャウチャウは、古代的な部分が気性面に多く残されており、真面目で遊ぶことを好まない狼のような性質が備わっています。
独立心や警戒心を強く持っており、攻撃性をコントロールするには飼い主との信頼関係が何よりも重要となり、また不審者を見分ける識別力も高いので、飼い主を守るため狂暴になることもままあります。
オオカミに近い遺伝子を持つ犬3:秋田犬
秋田犬は、柴犬とチャウチャウに次いで狼に近い遺伝子を持つ犬種であることが分かっています。
狼は、人里から遠く離れた森などで暮らしているため自らの力で獲物を狩るという能力に長けており、狼に近い遺伝子を持つ秋田犬も、人に対して要求しないことなどから狼とよく似た行動をとるといわれています。
飼い主に対しては非常に忠実ですが、独立心や支配欲を強く持っており、飼い主以外には威圧的な態度をとったり、攻撃性が出ることもあります。
狼は、人里から遠く離れた森などで暮らしているため自らの力で獲物を狩るという能力に長けており、狼に近い遺伝子を持つ秋田犬も、人に対して要求しないことなどから狼とよく似た行動をとるといわれています。
飼い主に対しては非常に忠実ですが、独立心や支配欲を強く持っており、飼い主以外には威圧的な態度をとったり、攻撃性が出ることもあります。
オオカミに近い遺伝子を持つ犬4:アラスカン・マラミュート
狼を彷彿とさせるイメージがあるアラスカンマラミュートですが、シベリアンハスキーとは同系統の犬種であり、また狼とアラスカンマラミュートの遺伝子は極めて近いことが分かっています。
アラスカンマラミュートの起源は明確ではありませんが、古代から存在する犬種といわれており、アラスカ西部の海岸地方で暮らしていたエスキモーのマラミュート族が労働犬として飼育してきたことから、長きにわたって人と共に生きてきたことが窺えます。
アラスカンマラミュートの起源は明確ではありませんが、古代から存在する犬種といわれており、アラスカ西部の海岸地方で暮らしていたエスキモーのマラミュート族が労働犬として飼育してきたことから、長きにわたって人と共に生きてきたことが窺えます。
オオカミに近い遺伝子を持つ犬5:バセンジー
古代から存在する犬種であるバセンジーは、スワヒリ語で「野蛮な」という言葉を意味しています。
その名前からも獰猛な性格を表しているように、中部アフリカで定住しない生活を送るといわれるコンゴ民主共和国のピグミー族が、狩猟犬として利用していました。
狼の特調を色濃く残しているバセンジーは、独立心と知性を高く持ち合わせているものの、人に媚びようとしないため決して飼育しやすい犬種ではありませんが、そこがバセンジーの魅力ともいえるのではないでしょうか。
その名前からも獰猛な性格を表しているように、中部アフリカで定住しない生活を送るといわれるコンゴ民主共和国のピグミー族が、狩猟犬として利用していました。
狼の特調を色濃く残しているバセンジーは、独立心と知性を高く持ち合わせているものの、人に媚びようとしないため決して飼育しやすい犬種ではありませんが、そこがバセンジーの魅力ともいえるのではないでしょうか。
シベリアンハスキー以外にもオオカミに近い犬種はいくつもある
澄んだ瞳が美しく、まるで狼のような気高さを感じるシベリアンハスキーの魅力をお伝えしました。いかがでしたでしょうか。
犬の祖先を辿ると狼に繋がっていますが、共通の祖先を持つだけではなく、狼の個体が年月をかけて分岐したのち、現在の犬の形になったと考えられており、シベリアンハスキーもまたその中のひとつです。
他にも多くの犬種が狼の遺伝子を引き継いでいることを考えると、愛らしいパートナーの姿もいつもと違って見えるかも知れません。
犬の祖先を辿ると狼に繋がっていますが、共通の祖先を持つだけではなく、狼の個体が年月をかけて分岐したのち、現在の犬の形になったと考えられており、シベリアンハスキーもまたその中のひとつです。
他にも多くの犬種が狼の遺伝子を引き継いでいることを考えると、愛らしいパートナーの姿もいつもと違って見えるかも知れません。
初回公開日:2019年08月27日
記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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