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柴犬とコーギーのミックス犬「シバーギー」|特徴と飼う際の注意点

更新日:2023年11月22日

犬を飼うにあたって、どんな犬種がよいか迷っているという方は多いのではないでしょうか。本記事では、柴犬とコーギーのミックス犬でもある「シバーギー」の特徴と、飼う際の注意点を紹介しています。魅力的な犬種を探している方は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

柴犬とコーギーのミックス犬「シバーギー」|特徴と飼う際の注意点
シバーギーの性格は、柴犬やコーギーの性格を持ち合わせていると言われています。

そのため、柴犬のような忠誠心が高く賢い性格か、コーギーのような好奇心旺盛で人懐っこい性格かのいずれかに該当するようになるでしょう。

また、柴犬やコーギーには遊ぶことが好きという性格が共通しています。シバーギーも体を動かして遊ぶのが好きな性格をしていることがほとんどです。

その他、やや警戒心が強い一面を持ち合わせていることもあるため、他の犬や知らない人に対して激しく吠えることもあります。

しかし、これらは子犬のころからのしつけや、他の人や犬たちと交流できる機会を設けてあげることで改善できます。

つまり、シバーギーを飼うにあたっては、たくさん愛情を注いであげることが重要と言えるでしょう。愛情を注ぎ続ければ、その分だけシバーギーも応えてくれます。

シバーギーの飼育環境

シバーギーの安全面や健康面を考慮した場合、室内飼いの方がおすすめです。

室外でも飼育はできますが、室内飼いであれば、熱中症のリスクやリードが外れたことによって起こる脱走や迷子のリスクも防げます。また、同じ空間で日常を過ごすことで、ちょっとした体調の変化にもすぐ気付ける点がメリットです。

何より、シバーギーは忠誠心が高く人懐っこい性格をしているため、同じ空間で生活を続ければ、その分飼い主に対して信頼を寄せてくれるようになります。

その一方で、部屋にあるものに対してイタズラをしたり、抜け毛やにおいが気になったりという点はデメリットです。

それでも、シバーギーの体調管理や万が一のケガ、さらには脱走などのリスクを考慮した場合、室内飼いの方がデメリットは少ないと言えるでしょう。

シバーギーの健康管理

シバーギーは、コーギーのような胴長短足の体型をしている個体がほとんどです。そのため、主に股関節や腰、骨に関する問題に直面することが多くなるでしょう。

足が短いことで骨や関節に大きな負担がかかり、椎間板ヘルニアを発症する可能性が高いのも、この犬種の特徴です。それ以外にも、骨折や脱臼を起こす可能性が他の犬種よりも高いため、安全面にも気をつけておく必要があります。

また、運動量が多い犬種の柴犬やコーギーは、その分食欲も旺盛になる傾向があります。ご飯をたくさん食べる姿が好きで、思わず必要以上に食べさせてあげたくなるという飼い主も見られますが、カロリーオーバーで肥満につながる可能性もあります。

1日の運動と食事量をしっかりと管理してあげることは、飼い主としての責任です。食事量や運動量の管理を忘れないようにしましょう。

シバーギーのお手入れ

シバーギーは短毛になることがほとんどですが、その一方でダブルコートの性質も持っています。そのため、換毛期の大量の抜け毛には注意が必要です。

抜け毛を防ぐために、週に1〜2回程度のブラッシングと、月に1〜2回程度のシャンプーをしてあげましょう。定期的なブラッシングやシャンプーは、抜け毛予防以外にもシバーギーを清潔な状態に保つ効果があります。

ブラッシングやシャンプーをせずに放っておくと、フケや皮膚疾患などの原因にもなるため、定期的なお手入れは重要です。

ただし、過度なシャンプーは皮膚の脂分を必要以上に落とすため、毛艶を悪くしたり炎症を引き起こしたりする可能性があります。

たくさん遊ばせた結果汚れてしまい、しっかりと洗ってあげたくなることもあるでしょうが、過度なシャンプーは避けるようにしましょう。

どうしても汚れが気になる場合は、蒸しタオルを使用して優しく拭き取るようにしてください。

シバーギーのしつけ

シバーギーは警戒心が強く、コーギーのようにやや攻撃的な一面を持ち合わせていることがあります。そのため、しつけを怠ると他の犬や知らない人に対して激しく増えたり、興奮して噛みついたりしてしまう可能性も考えられます。

子犬の頃から、他の犬や人とのコミュニケーションがとれる環境を用意してあげましょう。飼い主自身も、むやみに怒鳴ったり暴力を振るったりしないようにしてください。

今の環境が安心できる場所であることを少しずつ教えてあげれば、最終的には無駄吠えをしなくなります。

犬のしつけに難しそうなイメージを持つ人も多いでしょうが、焦らず段階を踏んで一つずつ教えていきましょう。シバーギーは忠誠心が高く賢い性格をしているため、しっかりと飼い主の期待に応えてくれるでしょう。

シバーギーの毛はよく抜ける?

柴犬やコーギーの体毛はダブルコートのため、季節の移り変わりによって毛が生え変わることで体温を調節する性質があります。その両方の性質を持つシバーギーも、必然的にダブルコートになるでしょう。

そのため、シバーギーは換毛期になると大量の抜け毛が発生するようになります。

シバーギーの抜け毛を放っておくと、ダニなどが発生する原因にもなるため注意が必要です。こまめに部屋の掃除をすることも大切ですが、それ以外にも、日頃のこまめなブラッシングやシャンプーが重要と言えるでしょう。

シバーギーに定期的なブラッシングやシャンプーをしてあげることには、必要以上に毛が抜け落ちる心配が減るほかにも、常に清潔な状態に保てるというメリットがあります。

フケの発生や皮膚疾患になるリスクも軽減できるため、ブラッシングやシャンプーは必ず行うようにしましょう。

胴長短足の犬がなりやすい病気・ケガ


シバーギーのほとんどは、コーギーのような胴長短足の体型をしています。

そのため、一般的な犬種と比べると軟骨は弱い傾向にあります。特に腰や骨、関節などに大きな負荷がかかるようになっているため、生活する上で骨や関節などに何らかの異常が発生する可能性が高いでしょう。

それらのリスクを事前に知っておくことで、ケガや病気の予防につながります。また、万が一の場合でも、症状の悪化を防げる可能性があるでしょう。

骨や関節などに関する問題は、胴長短足の犬種が生まれながらに抱えている宿命のようなものです。飼い主は、純粋に可愛がること以外に、それらのリスク管理や発症してしまったときの充分なケアを大切にしてください。

それでは、胴長短足のシバーギーはどのようなリスクを抱えているのか、以下で一つずつ確認して行きましょう。

骨折・脱臼

シバーギーは胴長短足のため、足腰があまり強くありません。そのため、激しい運動やジャンプを繰り返すことで、脱臼や骨折などを引き起こす可能性があります。

また、シバーギーは活発な性格をしていることが多く、遊び回っていた結果、脱臼や骨折をしてしまったという例もあります。

しかし、脱臼の場合、症状が軽ければ早期発見が困難なケースもあり、そのまま放置してしまったために、気づいたときにはすでに重症化していたということにもなりかねません。

脱臼に関しては、一度完治しても、同じ場所を繰り返し脱臼してしまう場合があります。少しでも犬の動きに異常を感じたときは、すぐに病院で診察してもらうよう心がけておきましょう。

椎間板ヘルニア

コーギーのような胴長短足の犬種は、椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。そのため、シバーギーも同様に椎間板ヘルニアのリスクを抱えていると考えておきましょう。

本来椎間板ヘルニアは、肥満や老化などで椎間板に負荷が大きくなることによって引き起こされるものです。

しかし、足の短い犬種は生まれつき軟骨が弱く、シバーギーにも同様のことが言えるため、若いころから発症する可能性もあるでしょう。

椎間板ヘルニアを予防するためには、背骨に大きな負荷がかかるような運動は避ける必要があります。急な段差や階段の上り下りを繰り返すことで発症することもあるため、できる限り負荷がかからないよう意識してあげることが大切です。

それ以外にも、太らせすぎてしまうと足腰に余計な負荷がかかります。それが原因で椎間板ヘルニアを発症することもあるので、肥満にならないよう気をつけておきましょう。

股関節形成不全症

股関節形成不全症は、股関節が正常に発達できなかった結果、歩行困難などの異常が発生してしまう病気です。

不自然に腰を振ったり足を引き摺ったりする動作や、うさぎ飛びのような形で移動している動作が見受けられる場合は、すでに発症している可能性があると考えても良いでしょう。

これは元々コーギーが発症しやすい病気でもあるため、ミックス犬のシバーギーも同様に発症する可能性があります。

股関節形成不全は、約7割が遺伝によるものとされています。そのため、親犬や祖父母犬の健康状態がハッキリとしているブリーダーなどからシバーギーを引き取ることで、発症するリスクが軽減できるでしょう。

それでも、絶対に発症しないとは言い切れません。生後半年から1年程度で発症することがほとんどのため、少しでも座り方や歩き方に異常を感じる場合は、早い段階で動物病院を受診し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

シバーギーの特徴と飼い方のポイントを理解しよう

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初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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