黒い柴犬を飼う際のポイント｜体や性格の特徴としつけておきたいことを紹介

人それぞれの性格があるように、犬にも性格による違いがあります。犬種によって性格の違いがあることを認識しておくことは、ペットを家族として迎え入れるときに必要な知識です。

例えば、人気の高いトイプードルは活発で社交的、チワワは忠実で愛情深いなどと言われています。柴犬は忠実で愛情深い反面、しつけをしないと攻撃的になると言われています。

ここでは、黒い柴犬の性格の特徴について詳しくお伝えしていきます。飼う前の予備知識として、是非今後の参考にしてみて下さい。

黒い柴犬は、頭が良くて鋭敏、という特徴を持っていると言われています。柴犬自体、古くから猟犬として狩猟をしている期間が長かった歴史があるので、とても利口で鋭敏な感覚を持っているのです。

そのため、飼い主の動き、置かれている環境や状況などを素早く読み取る能力が高いという特徴を持っています。

教えたことはすぐに覚える賢さを持っているので、ちゃんとしつければ、「お座り」や「伏せ」をすぐに覚えるでしょう。

黒柴は賢い反面、飼い主に甘えるという性格の特徴があります。普段はクールな子も飼い主の前ではとても甘えん坊で、そのギャップがまた可愛いと評判です。

飼い主からなかなか離れられなかったり、ついて歩いたり、撫でてほしくてたまらなかったり、可愛いしぐさが飼い主の心を離さないでしょう。柴犬よりもおとなしく、フレンドリーとも言われています。

オスとメスとの性格的違いも大きいと言われ、メスは警戒心が強くておとなしく、オスはやんちゃで人懐っこいと言われています。

前述したとおり、柴犬は猟犬だった歴史が長いため、飼い主に忠実という特徴も持っています。忠誠心の強さから家族への愛情も深いのですが、反面、用心深く警戒心が強いという性格も持っています。

知らない人と会うときは、そのあたりに注意をする必要があるでしょう。よく観察して、心配であれば相手にあらかじめ伝えておくことも必要になります。警戒心から知らない人や動物に対して、攻撃的になることもあるので、気を付けましょう。

小さいときから知らない人とのふれあいにも慣らせておくことが大切です。

猟犬だったこともあり、狩猟本能が旺盛なため、黒い柴犬は活発で好奇心も強いのが特徴です。動き回る獲物を捕らえることが、猟犬としての本能的な行動としてしみついています。動くものが視界に入ると好奇心から強くひきつけられることが多いでしょう。

好奇心旺盛な反面、落ち着きがなく、しつけをしないと家の中のものを壊される可能性があります。特に子犬の頃はやんちゃで手を焼くことが多くなることがありますが、小さいころからしっかりしつけをすることで、落ち着きを持つことができるようになるでしょう。

黒い柴犬は、自立心が強くて頑固な面があると言われています。日本の犬種にこの性格が多いと言われていますが、これはオスの黒柴に多い性格です。自分のこだわりを貫く頑固さがあるので、気に入らないことがあると従わなくなります。

散歩途中に動かなくなって手を焼くということも出てくる可能性があります。小さいころから上下関係をつけておきましょう。

また、独立心も強いので、ベタベタされるとストレスを感じることもあります。程よい距離感で接してあげましょう。

黒い柴犬は、番犬としても長く飼われてきた犬種なので、勇敢で警戒心が強い特徴もあります。自分より体の大きな犬に対しても向かっていくような勇敢さを持っています。

飼い主に従順な反面、飼い主を守ろうとする気持ちも強く、知らない人や動物に対して攻撃的になる可能性も高い犬種です。特にオスはけんかっ早く、闘争本能が強いので、初めての人や動物に対しては、犬の様子をあらかじめ注意しておきましょう。

これまでも黒い柴犬の性格的特徴はお伝えしてきましたが、性別による性格の違いはどの犬種でもあります。

もともと犬は、オスであれば縄張り意識が強く、上下関係に対しても意識が高いのが特徴です。攻撃性やマーキングの問題も持ち上がりやすいということがあります。それに対してメスは子どもを育てるため、神経質だったり、保守的だったりします。

黒い柴犬も、メスは警戒心が強く、オスは攻撃的な反面活発という特徴を持っていることが多いです。