カワムツを飼育するための環境とは?必要なアイテムもあわせて紹介
更新日:2024年08月09日
「カワムツを育てる水槽はどのくらいの大きさがいい?」
「人工の餌でカワムツは育てられるの?」
「ほかの魚と一緒に水槽へ入れても問題ない?」
このようにカワムツの飼い方がよくわからず、飼育するのをためらっている方はいらっしゃいませんか。
この記事ではカワムツに関する基礎知識、入手の仕方、水槽を立ち上げる際のポイント、必要な管理について解説しています。カワムツと組み合わせて飼育できる相性のよい魚のチェックも可能です。
記事を読むことによってカワムツに適した水槽を構築でき、上手に管理しながら健やかに育てられるでしょう。
カワムツの飼育にチャレンジしたいときや、捕まえたカワムツの育て方を知りたいときに、ぜひ参考にしてください。
「人工の餌でカワムツは育てられるの?」
「ほかの魚と一緒に水槽へ入れても問題ない?」
このようにカワムツの飼い方がよくわからず、飼育するのをためらっている方はいらっしゃいませんか。
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記事を読むことによってカワムツに適した水槽を構築でき、上手に管理しながら健やかに育てられるでしょう。
カワムツの飼育にチャレンジしたいときや、捕まえたカワムツの育て方を知りたいときに、ぜひ参考にしてください。
カワムツとは?
カワムツ pic.twitter.com/e9OUQdkU1q
— 月光 (@NXFCkc) May 16, 2022
カワムツはコイ目コイ科の淡水魚です。動きの速さからほかの魚と一緒にハヤと呼ばれることがあるほか、地域によってモト、ムツ、アカハエなど違った名前で呼ばれることもあります。
かつて同種とされカワムツA型と呼ばれていたヌマムツとは、吻や目の大きさ、尾ひれ、側線鱗数などの違いから区別されました。
まずは、カワムツがどのような魚なのか理解できるよう詳しく紹介していきます。
カワムツに見られる生態
カワムツは自然が多く残る川の中流から上流、湖沼で見られる魚です。川岸の木から落ちる昆虫や水中にいる昆虫を食べることから、葉の垂れ下がった木や流水の少ない淵の水面付近で群れをなす姿が多く見られます。
昆虫や小魚以外に水草、藻類なども食べますが、食性はやや動物食性に片寄っていると言えるでしょう。縄張り意識が強く、餌をとる場所を巡って争うこともあります。
昆虫や小魚以外に水草、藻類なども食べますが、食性はやや動物食性に片寄っていると言えるでしょう。縄張り意識が強く、餌をとる場所を巡って争うこともあります。
カワムツならではの特徴と性格
同じような場所に生息している姿の似たオイカワは、多少流れのある場所にも住めますが、カワムツは岩が点在している流れの緩やかなところを好みます。警戒心が強く、人の気配を察知するとすぐに物陰へ潜んでしまう臆病な魚です。
こうした怖がりな面を持つカワムツですが、縄張り争いや繁殖期のメスの取り合いは激しく、体を使って相手を攻撃し、この時期に頭や尻ビレに現れる追星も戦いの道具として使います。
こうした怖がりな面を持つカワムツですが、縄張り争いや繁殖期のメスの取り合いは激しく、体を使って相手を攻撃し、この時期に頭や尻ビレに現れる追星も戦いの道具として使います。
カワムツの平均寿命
カワムツの平均寿命は、自然界で生きているものと飼育されているもので違います。川に住むカワムツの平均寿命は3~4年ほどと言われていますが、水槽に入れて飼育した場合は寿命が長く6~7年ほど生きられるでしょう。
比較的丈夫な魚ではありますが飼育下では、カワムツに適した環境、水温、水質や水中の酸素量を保ち、適度に餌を与える必要があります。飼育方法を間違えると寿命は短くなってしまうでしょう。
比較的丈夫な魚ではありますが飼育下では、カワムツに適した環境、水温、水質や水中の酸素量を保ち、適度に餌を与える必要があります。飼育方法を間違えると寿命は短くなってしまうでしょう。
カワムツの繁殖時期
繁殖時期は長めで5月から8月下旬頃までです。この時期のオスは身体の色が婚姻色に変わるため、普段よりもメスとの見分けがつきやすくなります。頭部からお腹全体に赤みを帯び、背びれや腹びれのふちが明るい色になり、追星が現れるのが特徴です。
産卵行動は日中にオスとメスが一対になって行われ、浅くて波がたたない流れの緩い場所の砂礫の中に卵を産みつけます。
産卵行動は日中にオスとメスが一対になって行われ、浅くて波がたたない流れの緩い場所の砂礫の中に卵を産みつけます。
カワムツの生息域
生息域は日本や中国、朝鮮半島、ベトナムの一部、台湾です。日本ではもともと東海地方の一部及び能登半島よりも西側で生息していましたが、関東や東北にも広がっていることから国内外来種となっています。
日本国内で生息域が広がったのは、アユの放流時に混ざってしまったのが原因であるとされていました。しかし、観賞魚として流通していることも関係しているのではないかと考えられています。
日本国内で生息域が広がったのは、アユの放流時に混ざってしまったのが原因であるとされていました。しかし、観賞魚として流通していることも関係しているのではないかと考えられています。
カワムツは最大どれくらいになる?
カワムツはオスとメスとで身体の大きさが違います。オスはメスよりも体が大きく、成魚になると15cmほどになり、個体によっては20cmを超え30cmほどになるものもいると言います。メスは大きいものでも15cmほどにしか成長しません。
大きく成長するまでには3年くらいかかるとされています。稚魚から育てる場合には、大きくなる可能性があることを理解しておきましょう。
大きく成長するまでには3年くらいかかるとされています。稚魚から育てる場合には、大きくなる可能性があることを理解しておきましょう。
カワムツの飼育に必要なアイテム
カワムツを飼育するときは生育に必要な環境、条件を整えます。魚の住みやすさと同時によりよい状態で鑑賞できるよう考えましょう。
ここからは飼育に欠かせないアイテムを見ていきます。川魚であることを意識して必要な物を選んであげましょう。
ここからは飼育に欠かせないアイテムを見ていきます。川魚であることを意識して必要な物を選んであげましょう。
初回公開日:2022年05月25日
記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。