Search

検索したいワードを入力してください

カワムツを飼育するための環境とは?必要なアイテムもあわせて紹介

更新日:2024年02月22日

カワムツはどのように飼育すればいいのでしょうか。本記事ではカワムツを飼育するときに用意するアイテム、環境づくりや管理のコツ、混泳させる魚選びの注意点を紹介しています。自宅でカワムツを育ててみようと考えている方は役立ててください。

カワムツを飼育するための環境とは?必要なアイテムもあわせて紹介
カワムツを飼育していく場合、すみかになる水槽内のレイアウト、水質、餌やりなど気をつけなければいけない点があります。正しいやり方を守っていけば、すくすくと成長し産卵も期待できるでしょう。

飼育前にカワムツの入手方法や飼育のポイントを確認しておきましょう。

カワムツを入手する

カワムツの入手方法は自分で捕まえるか購入するかのどちらかです。川釣りでは初心者にも適した簡単な仕掛けのウキ釣り、毛ばり釣り、ルアー釣りで狙います。捕獲禁止区域もあるため注意して釣りましょう。

購入する場合はアクアリウムショップで買えますが、取り扱い店舗は限られています。足を運ぶ前に販売しているか確かめておくとよいでしょう。ネットの通販サイトで探すと取り扱いの有無のほか在庫状況や値段もわかります。

人口飼料に慣れさせる

捕まえたカワムツは新しい環境に慣れておらず、自然の中で食べていた餌と違う人工飼料をすぐには食べないことがあります。まずは周囲のうるさい音でカワムツを怯えさせていないか環境面をチェックしてみましょう。どうしても食べないときは生き餌に変えてみてください。

人の手から餌をもらうのに慣れたら生き餌と人工飼料の両方を与え、徐々に切り替えていきます。人工飼料に慣れるまで時間はかかりますが、根気よく続けましょう。

水温管理を行う

カワムツの飼育では水温を適正に保つことが大切です。飼育に適した水温は15~25℃ほどとされているのできちんと管理しましょう。15℃より低めの温度になっても多少は耐えられますが暑さには弱く、30℃を超えると耐えられず衰弱してしまうおそれがあります。

日当たりのよい部屋、屋根や壁の熱さが伝わりやすい部屋などへ水槽を設置する際は、夏場の温度管理に十分注意しましょう。

水草ではなく流木と石を使ってレイアウトする

水槽内のレイアウトに水草を使うと、お腹を空かせたカワムツに食べられ美しく演出できなくなる可能性があります。水槽でカワムツの住んでいた渓流の雰囲気を作り出したいときは、アク抜きした流木や石を利用するといいでしょう。

流木のアク抜き方法は煮沸、アク抜き剤の使用などいくつかありますが、組み合わせるとより効果的だと言われています。残ったアクで水が変色してしまわないよう、丁寧に取り除いてから使いましょう。

1週間に1度水換えする

もともと水のきれいな場所に住むカワムツにとって、水槽内の水質の悪化は致命的です。汚れた水のまま飼育を続けると体調を崩してしまいます。水換えの頻度は1週間に1度でかまいませんが、水質が悪化しやすい暑い時期は3日ほど経ったら換えましょう。

一度に水槽の水全部を換えず、2/3ほど残して少しずつ頻度を上げると水換えが楽になります。交換する前の水温と交換後の水温をほぼ同じにするのが魚に負担をかけないコツです。

水槽内に水流をつくる

川魚であるカワムツの飼育では、川の流れを再現してあげることも大事です。カワムツが住んでいるのは緩やかな流れがある場所ですので強い流れは必要ありません。水槽用のディフューザーなどを利用してカワムツが好む水流を作りましょう。

勢いがありすぎると快適に過ごすどころかストレスを与えてしまう可能性があります。外部式フィルターを利用し水流を作り出すときも強さに注意しましょう。

夏場はエアレーションを十分に行う

魚はエラ呼吸により水中の酸素を取り入れているため、不足すると水面で口をパクパクさせる鼻上げで酸素を取り込もうとします。水の中に溶け込む酸素量が減る夏場は酸欠状態にならないようにエアレーションを十分に行い、水中の酸素濃度を上げましょう。

エアレーションで水を循環させると水質も安定しやすくなります。大型の水槽でたくさんのカワムツを育てている場合も、酸欠防止にエアレーションを活用しましょう。

カワムツを混泳させるときの注意点

次のページ:カワムツを飼育するためのポイントや注意点を押さえよう

初回公開日:2022年05月25日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related