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アベニーパファーが餌を食べない原因とは?予防策や対処法も紹介

更新日:2024年02月28日

アベニーパファーはストレスにより餌を食べない拒食状態になることがあります。このような状態になったときには早めに対処することが大切です。本記事ではアベニーパファーが餌を食べない原因や予防策、対処方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

アベニーパファーが餌を食べない原因とは?予防策や対処法も紹介
餌を食べない拒食状態になる前に、アベニーパファーを迎えるときには水槽の立ち上げをしっかりとしましょう。熱帯魚であるアベニーパファーは餌からだけではなく、エラ呼吸からも栄養を取り入れています。

水槽を立ち上げる段階で、栄養素が豊富な水質にしておきましょう。アベニーパファーを新しく迎え入れるときには、水槽を立ち上げてすぐだと水質が安定していない可能性があります。

はやる気持ちを抑えて、水質が安定してからアベニーパファーを迎え入れると安心です。繊細な生き物なので、計画的に迎え入れる準備をしていきましょう。

水合わせをする際はよく観察する

アベニーパファーを迎え入れるときには、水合わせという作業がとても大切となります。水合わせとは迎え入れるときに入っていた水と、水槽内の水の水温や水質を合わせることです。

水温が一致していることを確認したら、水質を合わせるように袋の中の水を捨てながら水槽内の水をアベニーパファーがいる袋に入れる作業を繰り返します。急に水質が変化すると、命を落とすこともあるためゆっくりと行っていきます。

水合わせをしているときに、呼吸が早くなったり暴れたりなどの変化がないか観察しましょう。またリトマス試験紙などを用いながら水合わせをすると、水質の変化が分かりやすいです。

アベニーパファーが餌を食べるようになるための対処法

前述しているようにアベニーパファーが餌を食べないと気づいたときには、早めに対処していくことが大切です。食べない日が続くようであれば、まずは餌の種類やあげ方から見直してみましょう。

また餌の好みだけではなく、病気により餌を食べない状況になっていることもあります。餌を食べる・食べないだけではなく個体が健康体であるかどおうかも確認事項として頭に入れておきましょう。

次に餌を食べないアベニーパファーの対処方法について紹介していきます。水質・水温などの環境とともにぜひ見直してみてください。

赤虫やクリルを与える

好みがはっきりしているアベニーパファーですが、比較的需要があり食いつきが良いのが赤虫やクリルです。冷凍のものと新鮮なものがありますが、新鮮なものの方が好まれる傾向にあります。

しかし虫が苦手な人や保存環境によって新鮮な赤虫はハードルが高いため、冷凍赤虫から初めてみるのも良いでしょう。冷凍赤虫を選ぶときには、できれば無添加のものを選ぶのがおすすめです。

また餌のサイズが大きすぎて口に入らないことが原因で、食べない状態になることもあります。食べないときには小さいサイズのものを与えてみるのも良いでしょう。

貝類をあげてみる

アベニーパファーの代表的な餌である赤虫やクリルを与えても食べないときには、貝類を与えてみましょう。実は「スネールイーター」と呼ばれているほど、アベニーパファーは貝類が好きです。

しかし水槽を立ち上げたばかりのときは、貝類が水槽内にいません。淡水しじみを開いて良く洗い、水槽内に入れておくとアベニーパファーが食いついてくれることがあります。

淡水しじみであれば、スーパーでも手に入るため購入しやすいのも嬉しいポイントです。水槽内を浄化してくれる効果もあるため、アベニーパファーが食べなくてもメリットを感じられます。

ブラインシュリンプを沸かして与える

アベニーパファーが餌を食べないときには、ブラインシュリンプを沸かして与えてみましょう。ブラインシュリンプとは海外の塩水湖に生息している小さい甲殻類のことを指します。

ブラインシュリンプとして販売されているのは「卵」「冷凍」「乾燥させた卵の黄身」の3種類です。沸かすというのは、お湯で沸かすことではなくブラインシュリンプの卵を孵化させることを言います。

乾燥させた卵は休眠状態のため、塩水につけると孵化します。餌を食べない個体にはその孵化(沸かした)ブラインシュリンプを与えてみてください。ブラインシュリンプに慣れたあとに、他の餌を食べるようになる場合があります。

口の中を確認する

水温・水質を管理したり餌を工夫したりしても改善がみられない場合には、病気の可能性があります。餌を食べない状況が続く場合には、アベニーパファーの個体を観察してみましょう。

個体を観察して白い綿のようなものが見えたり、口をパクパク動かしたりすることがない場合には水カビ病のサインです。この水カビ病により餌を食べたくても食べられない状態になっていることがあります。

病気を発見したら早めに治療することが大切です。また餌を奪い合ったときの傷が原因で、カビが発生することもあるため日頃から観察する必要があります。

複数飼っている場合は隔離してみる

アベニーパファーだけで複数匹飼育していても、それぞれの個体で差が出てきます。餌を食べるスピードが遅い個体は、食べたくても食べられない場合があります。

また他の個体からの威嚇により拒食になってしまうこともあるため、注意が必要です。その場合には拒食になっている個体を隔離してしまうと、余計にストレスを感じてしまいます。

まずは威嚇する個体を隔離して数日間、様子を見てみましょう。それでも改善が見られない場合には拒食になっている個体を隔離して様子を見ていきます。

アベニーパファーを飼う際の注意点

アベニーパファーを飼育するときに気をつけなければならないのが「飛び出し」です。上下に移動しながら泳ぐため、ときには勢い余って水面から飛び出てしまうことがあります。

この飛び出しを防ぐために、水位と蓋の距離を開けることと、蓋をすることは大切なポイントです。水面から飛び出してしまったことにより、命を落とすこともあるため気をつけましょう。

また拒食となったアベニーパファーを目の当たりにすると、気持ちが焦ってしまいます。早めに対処することは大切ですが、アベニーパファーのペースに合わせる必要があります。すぐに結果を求めすぎずに、根気よく向き合っていきましょう。

アベニーパファーが餌を食べない原因や対処法を知ろう

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初回公開日:2022年08月13日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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