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タナゴの特徴と飼育方法|お世話に必要なものや混泳の相性が良い魚も紹介

更新日:2024年08月11日

日本固有種で観賞用として楽しめる魚がいることはご存知ですか?本記事では、そんな特性を持つタナゴの特徴や飼育方法について詳しく解説しています。初めて魚の飼育を始める人や、海外産の魚の飼育に飽きてしまった人は、本記事を通してタナゴが持つ魅力に触れてみましょう。

タナゴの特徴と飼育方法|お世話に必要なものや混泳の相性が良い魚も紹介
「日本産の淡水魚にはどんな種類がいるの?」
「海外産の熱帯魚も素敵だけど、どうせなら日本産の魚を飼育してみたい!」
初めて魚の飼育を始めようと思ったとき、このような悩みに直面することはありませんか?

見た目が華やかで、自然界の美しさを手軽に味わうことができるのが魚飼育の魅力です。しかし、何も知らない人が飼育を始めようと考えたとき、お気に入りの種類の探し方がわからずに迷ってしまう場面は多々あります。

本記事では、日本産淡水魚の中でも人気が高いタナゴの特徴と飼育方法やお世話に必要なもの、混泳の相性が良い魚などを紹介しています。これらの知識を蓄えておけば、お気に入りの種類を見つけられるきっかけとなるでしょう。

タナゴがどんな魚なのか、本記事を通して早速チェックしてみましょう。

タナゴの生態・特徴

タナゴの特徴と飼育方法|お世話に必要なものや混泳の相性が良い魚も紹介
タナゴは全長6〜10cmほどのコイ科の淡水魚で、昔から日本各地で見受けられる種類です。

釣りを趣味にしている人であれば、一度は釣った経験がある人もいるでしょう。しかし、現在では都市開発の影響で生息できる場所が減り続けていることもあり、一部の種類によっては絶滅危惧種に指定されています。

そんなタナゴですが、見た目の色合いがとても美しいこともあり、観賞用として人気が高い一面もあります。実際にタナゴを飼育するためには、まずはタナゴについて詳しく知っておく必要があるでしょう。

それでは早速、タナゴの生態や特徴に関して詳しく見ていきましょう。

タナゴの寿命

野生のタナゴの寿命は、長く生きても2年前後と比較的短命な種類です。

しっかりとした環境下で飼育すれば4〜5年程度は生きられるため、飼育する際は日頃のメンテナンスは怠らないようにする必要があります。つまり、適切な知識さえ持っていれば、短命のタナゴを長生きさせることも可能ということです。

飼育を始める前に適切な知識を身につけておき、1日でも長くタナゴが生きられる環境を作ってあげるようにしましょう。

タナゴの繁殖方法

一般的にタナゴは、飼育下での繁殖が難しい種類といわれています。その理由は、タナゴの繁殖方法にあります。

タナゴの繁殖には二枚貝を使用するため、繁殖をしたい場合は二枚貝も同時に飼育する必要があります。この二枚貝は水温の上昇に弱いのが難点です。また、餌が少ないと餓死してしまう可能性が高くなります。貝が死んでしまえば、水槽内の水質も悪化してしまうため、他の貝や魚にも影響が出てしまいます。

もしタナゴを飼育する上で繁殖も同時に行いたい場合は、繁殖用の水槽を作り、親魚と稚魚を分けられる水槽も別に用意する必要があります。また、オスとメスが1匹ずつの環境になるようにすることで、繁殖が成功する確率が格段に上がるでしょう。

タナゴの種類



一言にタナゴといっても、これらすべてが同じ種類というわけではありません。

実際に、日本に生息しているタナゴだけでも細かく分類されたものは数多く現存しています。それぞれが違う魅力を持っているタナゴだからこそ、多くの種類の中からいきなりお気に入りの個体を見つけるのは難しいでしょう。

そこで、ここでは飼育できるタナゴの中でも代表的な種類を紹介します。タナゴの飼育を始めてみたい場合、まずはこれらの特徴について知っておくと良いでしょう。

代表的な種類に対する知識を持ち合わせることによって、他の種類との違いを見定めるのも簡単になります。そして、好みの種類を見つけられるようにもなるでしょう。

早速、タナゴの代表的な種類を見ていきましょう。

ヤリタナゴ

ヤリタナゴは、北海道や九州南部を除くほとんどの地域に分布している種類です。分布域も広いことから、その地域によって形態の差異が現れることが多いのも特徴です。

主に平和部の河川や浅い湖、池沼などのような、比較的流れがある水域に生息しています。そのため、水の流れが完全に止まっている止水域ではほとんど見受けられません。

ヤリタナゴの側線は完全で、体色は白銀色、背中は青褐色のような色をしています。繁殖期になると雄はエラ蓋や胸ビレあたりが淡紅色に変わります。メスにはこのような色の変化が現れない代わりに、淡いオレンジ色の産卵管が伸びてきます。

また、タナゴ類の中でも比較的大型な種類でもあり、大きいものだと全長10cmを超えるものも出てくることがあります。

タイリクバラタナゴ

一般的に流通している個体が多いものは、タイリクバラタナゴです。タイリクバラタナゴは、元々アジア大陸東部や台湾島に生息していました。過去に日本に持ち込まれたことを皮切りに、今では日本各地でも見受けられるようになりました。

タイリクバラタナゴの体は側扁していて、体高が高くなっています。基本的な体色は銀色で、綺麗な虹色の光沢が見受けられます。

体長は成体になってもおよそ5〜10cm程度にしかならない小型魚で、販売時は性別の区別も難しいような個体が大量に販売されています。

入手の容易さを考えたとき、まずはタイリクバラタナゴから飼育を始めてみるのも良いでしょう。

イチモンジタナゴ

イチモンジタナゴは、岡山県や兵庫県などのような、西日本のごく一部に生息している種類です。

イチモンジタナゴの体は側扁していて、体高が低くスマートな印象を受けるのが特徴です。繁殖期になると、雄の場合は腹部が淡いピンク色になり、背中にかけて明るい緑色に変化します。

体長は成体でも6〜8cmにしかならない小型魚で、雌の場合はこれよりも1cm程度小さくなります。

飼育科で育てたれた個体であれば比較的穏やかな性格をしていることが多いため、複数の混泳も比較的簡単なことも魅力です。

タナゴの飼育に必要なもの



タナゴの飼育を飼育するとなると、飼育に必要なものを買い揃える必要があるでしょう。しかし、初めて飼育をする人には、数多くある飼育用品の中でどれがタナゴ飼育に向いているのかはわからないでしょう。

そこで、タナゴ飼育に最低限必要となるである下記のものをピックアップしてみます。

もちろん、これらのものをただ買い揃えるだけではいけません。これらの飼育用品を使用して、タナゴが本来生息していた場所に近い環境を再現してあげる必要があります。

それらを理解しておけば、おのずとタナゴが持つ自然な美しさも楽しめるようになるでしょう。

それでは、これらの用品を使った上でどのようなことに気をつけておけば良いのか、詳しく見ていきましょう。
  • 水槽
  • 床材
  • フィルター・エアレーション
  • 隠れ家・流木・石
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初回公開日:2022年09月22日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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