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タナゴの特徴と飼育方法|お世話に必要なものや混泳の相性が良い魚も紹介

更新日:2024年08月11日

日本固有種で観賞用として楽しめる魚がいることはご存知ですか?本記事では、そんな特性を持つタナゴの特徴や飼育方法について詳しく解説しています。初めて魚の飼育を始める人や、海外産の魚の飼育に飽きてしまった人は、本記事を通してタナゴが持つ魅力に触れてみましょう。

タナゴの特徴と飼育方法|お世話に必要なものや混泳の相性が良い魚も紹介
飼育用のタナゴを購入する場合、川魚の取り扱いがあるペットショップや専門店で購入するのがおすすめです。

1匹あたり、100〜200円程度で販売されているため、複数匹購入することも簡単です。ただ、春先の暖かくなり始めた時期を中心に販売していることがほとんどのため、冬場に購入するのは難しい点もあります。

川などで釣ってきたものを飼育する方法もありますが、野生のタナゴは自然界特有の雑菌や病原菌を持っている場合もあります。水槽の水に移すまでの手間を考慮した場合、最初のうちは専門店で管理されていたものを購入する方が良いでしょう。

もし近場にタナゴを取り扱っている専門店が存在しない場合、ネット通販で購入が可能です。一度取り扱いのあるショップを探してみるのも良いでしょう。

タナゴの餌

タナゴは主にブランシュリンプやミジンコ、ボウフラや水草などを好んで食べる傾向があります。飼育初心者の場合、これらを管理するのは難しい点もあるため、まずは川魚専用の人工餌料から始めてみましょう。

選び方のポイントは、餌の形状が粒状で、タナゴが一口で食べられる大きさであれば問題ありません。また、植物性の強い野菜フレークメインの餌を好む傾向もありますが、綺麗な婚姻色にしたい場合は、甲殻類やアカムシのフレームの入った餌もバランスよく与えてみましょう。

餌を与える頻度は1日1回、毎朝与えるようにすれば問題ありません。冬場は餌の食いつきが悪くなることがほとんどのため、室内飼いの場合は2日に1回のペースに落としても良いでしょう。

適切な水温と水質

タナゴが快適に過ごせる水温は20度前後ですが、水温の変化に強い一面もあります。そのため、急激な水温変化や、水が完全に凍るような過酷な環境にならない限り、越冬もできる種類です。

ただし、水温がある程度低くなった時点で動きが鈍くなることがあります。観賞用として優雅に泳ぐ姿を楽しみたい場合、ヒーターを設置して水温が下がりすぎないようにした方が良いでしょう。

水質は、pH6〜8程度の弱酸性から弱アルカリ性を維持できれば問題なく飼育できます。ただ、定期的に水替えをする必要はあるため、週に1回ペースなら約3割、2週間に1回ペースなら半分程度を交換するようにしましょう。

タナゴの混泳について



ある程度飼育に慣れてきたとき、他の魚と一緒に泳いでいる姿を見たくなるのが飼育の醍醐味ともいえるでしょう。

そこで、タナゴと他の魚を混泳させる時の注意点などを紹介します。

まず混泳させる時の注意点として、極端に大きさが違う魚を混泳させたり、産卵時期が重なる種類と混泳させると、無益な縄張り争いに発展する可能性があります。このことから、サイズが近いことと、産卵時期が異なることを意識するのが良いでしょう。

これを踏まえた上で混泳相手におすすめの種類は、タロモコやカマツカ、ムギツクやどじょうなどであれば問題なく混泳できることがほとんどです。サイズが小さい種類であれば、金魚やメダカなどでも混泳は可能なので、飼育したいタナゴに応じて混泳相手を探してみましょう。

タナゴの特徴と飼育方法を理解しよう



タナゴは比較的安価な個体が流通していることや、実際に川で釣ったものを飼育することも可能なくらい、手軽に飼育を始められる種類の魚です。繁殖期になれば、タナゴ特有の綺麗な体色に変化することから、観賞用としても楽しめるのが魅力です。

ただ、タナゴは比較的短命な種類でもあるため、飼育する際には正しい知識をつけた上で1日でも長くタナゴが生きられる環境を用意するのが飼育する上での責任でもあります。

飼育方法をしっかり理解しておけば、それだけタナゴも長生きするようになります。その上で、日本を代表する川魚が持つ美しさを存分に堪能してみましょう。

初回公開日:2022年09月22日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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