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マグロの種類と特徴・見分け方|ランク/値段/味/大きさ

更新日:2024年08月06日

日本国内で流通しているマグロの種類とその見分け方について、魚体そのものの見分け方から、切り身での見分けや、販売店などでの小売価格や味、あるいは一覧と言ったものを種類別に解説。また、ツナ缶や回転寿司店で使用されている種類についても解説。

マグロの種類と特徴・見分け方|ランク/値段/味/大きさ
はごろもフーズで販売されているシーチキンなどのように、ツナ缶で使用されているマグロは、原材料の欄でその種類を見分けることができます。

一般的に「ホワイトミート」と記載されているものは、ビンナガマグロという種類が原材料となっています。これはビンナガマグロの身が白っぽいことが由来となっています。

「ライトミート」と記載されている場合は、マグロの赤身が原材料となっており、その主な種類はキハダマグロという種類になります。ライトの名前の由来は、ビンナガマグロ以外のマグロとキハダマグロを比較した場合、キハダマグロの赤身の色が弱いことに由来しています。

キャットフードにも使用されている種類

人間の食用ではありませんが、キャットフードとして使用される缶詰、あるいはドライフードなどの原料となるマグロに、コシナガマグロという種類が多く見られます。一般的にはあまり知られていない種類ではありますが、旬を迎える寒い時期には美味とされており、トロリと脂が乗ったその味わいは、クロマグロの若魚である、メジマグロに似ているとも言われています。

手に届く種類でマグロのおいしさを楽しむ

寿司ネタ、刺身、あるいはカマ焼きや照り焼きなど、日本人の食生活に欠かせない食材のひとつであるマグロ。しかしその種類は、意外にも多様で、料理の仕方によっては、その種類の最高の味を引き出す場合もあります。

同じ刺身で食する場合であっても、ホンマグロやクロマグロは、セオリーどおりわさび醤油でいただくのがベストですが、キハダマグロを漬けでいただく場合、醤油の中に1割程度みりんを混ぜたものを漬けの液にすると、キハダマグロのあっさりとした食感が引き出され、これもまた格別の味わとなります。

また、一覧の項で横綱と記載しました、ホンマグロとミナミマグロにしても、それぞれな味わいに特徴があり、好みも分かれますし、遠洋漁業基地の焼津界隈では、ビンナガマグロの刺身は、回転すしのビントロとして使用されるようになる前から、よく食べられています。

高価で美味しいものを食べられることに越したことはありませんが、手に届く範囲で最高の食材を堪能することも、楽しむ秘訣です。皆さんも、日本人の食生活に欠かせない食材のひとつであるマグロを、漁業関係者の努力に感謝しつつ、堪能しましょう。

初回公開日:2017年11月28日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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