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チンアナゴの飼育方法やポイントは?水槽の管理の仕方や餌などについて紹介

更新日:2024年08月10日

水族館で人気者のチンアナゴを自宅で飼育できるって知っていましたか?本記事では、チンアナゴの生態から、飼育に必要な道具、飼育する際の注意点などをお伝えします。チンアナゴが好きな方、魚を飼ってみたい方はぜひチェックしてみてください。

チンアナゴの飼育方法やポイントは?水槽の管理の仕方や餌などについて紹介

餌は冷凍ブラインシュリンプがおすすめ

チンアナゴは、自然界ではプランクトンを食べて生活しています。しかし、ペットとして飼育する場合、プランクトンを用意することは難しいでしょう。

そのような場合は冷凍ブラインシュリンプだと食いつきがよく、おすすめです。ブラインシュリンプは水中に生息する甲殻類の仲間で、プランクトンを食べる魚に多く与えられている餌です。

冷凍ではなく、卵からかえしたブラインシュリンプを与えることもできます。また、細かくちぎったオキアミも餌として与えられます。チンアナゴは餌の好き嫌いが多いため、何種類か用意しておきましょう。

飼育に最適な水質と水温

チンアナゴにとっての適温は23℃〜25℃です。クーラーやヒーターを活用し、こまめにチェックしましょう。

また、綺麗な水質の保全も重要です。底砂に餌の食べ残しやフンなどがあると、水質が悪化しやすいです。そのため、底砂の掃除も丁寧に行いましょう。

水槽の水を換える頻度とやり方

週に1回は水換えを行いましょう。水槽の3分の1から2分の1ほどの海水を、換える必要があります。水槽の水換えのやり方についてお伝えします。

1.人工海水を使用し新しい海水を作る
2.水槽の水(飼育水)をバケツに入れ、チンアナゴを入れる
3.水槽に入っている飼育水を3分の1ほど残して分ける
4.水槽、濾過フィルター、底砂を3で分けた飼育水で洗う
5.4で洗ったものを水槽に戻して設置し、1で作った新しい海水を入れる
6.チンアナゴを入れたバケツの飼育水を半分ほど捨てて、新しい海水を入れて10分放置する
7.チンアナゴを水槽に戻す

半年に1回は水槽の大掃除が必要

半年に1回は、徹底的に周辺機器や底砂の掃除をするようにしましょう。

底砂や水槽は、飼育水で洗う必要があります。水槽に住みついているバクテリアの減少が起こると、水質に悪影響が出るためです。

砂上の汚れを取る際は、チンアナゴにストレスをかけないように、底砂用のクリーナーホース等で吸い出して除去するのがおすすめです。

その他、掃除の仕方についてはさまざまな方法があるので、お店の人に聞いたり、ネットで飼育ブログ等を見たりして参考にしてみてはいかがでしょうか。

砂の厚さは潜れるくらいにする

チンアナゴは体のほとんどを巣穴に潜って生活しているため、体を傷つけないためにサラサラとした砂を使用しましょう。

また、底砂の厚さは10cm〜20cmが理想です。しかし、底砂が厚すぎると、餌の食べ残しやフンが溜まり水質悪化の原因にもなってしまうため、注意が必要です。

チンアナゴを購入する前に水槽を立ち上げておく

チンアナゴを飼育するためには、バクテリアのいる水槽が必要です。バクテリアはアンモニアを害の少ない亜硝酸に分解し、魚が生活できるための環境づくりをしてくれます。

作ったばかりの人工海水にはバクテリアが存在しないため、チンアナゴを購入する前に水槽を立ち上げて、バクテリアのいる環境を準備しておきましょう。水槽立ち上げの手順についてお伝えします。

1.水槽を置き、濾過フィルターなど周辺機器の電源を入れる
2.カルキ抜きした水を入れる
3.濾過フィルターを空回しして濁りが取れるのを待つ
4.透明な水になったら魚を入れる(24時間ほどかかります。)

飼育する数が多い場合はいきなり水槽に全部入れず、1匹、2匹と徐々に増やしていく必要があります。それにより、水中の餌の食べ残しやフンが少ない状態ができ、新鮮な水を維持しやすくすることが可能です。

餌を何種類か用意しておく

チンアナゴは餌の好き嫌いが激しいと言われています。そのため、冷凍ブラインシュリンプに限らず、餌は何種類か用意しておきましょう。

また、チンアナゴはあまり餌を食べるのが上手ではありません。自分から餌を探しに行くことをしないためです。餌を撒く際はチンアナゴの近くにしてあげたり、スポイトで吸い取ってから撒いたりして食べやすいようにしてあげましょう。

さらに、餌の食べ残しによって水質が汚染されることがあるため、砂上はこまめにチェックしましょう。

たくさん飼育しすぎない

チンアナゴは群れで生活する魚のため、2匹以上で飼育することが望ましいです。

しかし、水槽に対してチンアナゴが多すぎると、巣穴と巣穴の間隔が近くなります。その結果、喧嘩や縄張り争いが起き、ストレスの原因となってしまいます。目安として、60cmで3〜5匹、90cmで10〜15匹、120cmで15匹〜30匹ほどがよいでしょう。
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初回公開日:2022年06月04日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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