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ミジンコの寿命はどれくらい?餌に向く種類や繁殖方法について解説

更新日:2024年08月10日

熱帯魚を飼う際、餌としてミジンコを飼育してみたい方はいるのではないでしょうか。本記事では、ミジンコの生態や、ミジンコの飼育方法、その注意点などを紹介します。これからミジンコを飼育してみたいという方は、是非この記事をチェックしてみてください。

ミジンコの寿命はどれくらい?餌に向く種類や繁殖方法について解説

ヒーター

観賞魚の餌でもよく飼育されるタマミジンコの代謝が活発になるのは、約26〜28度です。

低水温でも死滅してしまうことはないですが、10度以下になってしまうと冬場を越せる卵以外の親ミジンコは死滅してしまう個体もでてきます。冬場や気温が低い室内で飼う場合は、温度管理ができるヒーターを使用するのをおすすめします。

ミジンコの飼育の仕方

ミジンコの飼育は、基本的に餌と水温に気をつけていれば簡単に飼育することができます。

前述したように入手方法も比較的簡単な方なので、ミジンコが手に入った際は是非飼育方法について参考にしてみてください。

他の観賞魚同様、水道水のカルキ抜きは必要です。最低でも1日、くもりの日は2〜3日は屋外に置いておきましょう。

餌の種類と与え方

ミジンコは動物性プランクトンですが、自然環境下では植物性プランクトンのクロレラやミドリムシなどを餌としています。

自宅で育てるときは、青水(グリーンウォーター)が安価でおすすめです。グリーンウォーターは植物性プランクトンである浮遊性の珪藻などが繁殖している状態で、水の色は少し緑がかったようになります。グリーンウォーターを使う場合は、そのまま使わず細かいネットなどで濾してから使いましょう。

グリーンウォーターは直射日光に当てて育てますので、容器など劣化してひび割れしないように耐久性の高いものを使うといいでしょう。ドライイーストやエビオスなども餌として使えますが、水質の管理が難しく初心者にはおすすめできません。

最適な水温

ミジンコを飼育する際に適した水温は約20〜28度程です。ミジンコを飼育する際、採取した水と飼育環境用の水の温度が約10度以上違うなど極端に開きがある場合は、水温の違いによるショックでミジンコが死滅してしまいます。必ず水温は合わせるようにしましょう。

ちなみにミジンコは水流が安定していて、約20度以上の暖かい水温では単為生殖(クローン)を繰り返して繁殖します。逆に外の気温が下がり、水温が約18度よりも低い状態になってくると、クローンの中からオスのミジンコが発生し卵を作ります。

ミジンコを繁殖するには?

ミジンコは二つの繁殖方法を持っています。自分のクローンを次々と増やしていく単為生殖という方法と、オスがメスの個体と生殖活動を行い、休眠卵(耐久卵)を作る方法です。

どちらの繁殖になるかは、飼育環境で決まります。前述した水温が繁殖方法の違いに大きな影響を与えます。自宅でミジンコの繁殖をしたいのであれば、水温を暖かくしておけば単為生殖で次々と増えていくでしょう。

しかし、単為生殖にはできる回数に限りがあります。単為生殖ができない寿命を終えたミジンコが増えると、ある日急に全滅したということになりかねません。何年も長い期間繁殖させたい場合は、休眠卵を作る方法を混ぜることも検討しましょう。

ミジンコの休眠卵は適切な環境に置いておけば1年程保管できます。卵は冷凍保存ではなく、冷蔵で保管してください。

他の魚との混泳について

ミジンコは観賞魚の餌として用いられますので、他の魚と混泳すると食べられてしまいます。魚が食べる量よりもミジンコの数が多ければミジンコはへりませんので、完全にいなくなりません。

また、飼育している魚によりアルカリ性寄りを好む魚、酸性寄りを好む魚がいると思いますがミジンコの飼育環境は目安としてPH7前後がおすすめですので、そのあたりも注意していきましょう。

ミジンコを飼育してみよう!

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初回公開日:2022年06月17日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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