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大鳥池のタキタロウの正体とは?過去の調査や目撃情報について解説

更新日:2024年08月12日

タキタロウという伝説の魚を知っていますか?実在の真偽やその正体を巡り、一時期大きな話題となりました。この記事ではタキタロウの正体について憶測されている説、伝説、過去の調査や目撃情報について解説します。ぜひご一読ください。

大鳥池のタキタロウの正体とは?過去の調査や目撃情報について解説
2014年の30年ぶりの本格調査では最新鋭の魚群探知機が投入されました。メンバーは、地元の大鳥地域づくり協議会のほか、一般公募された14人が参加しました。

この調査によって、水深25~54mの地点で1日に6回以上も、1匹~数匹の魚影を探知することができました。

また、この調査に参加した慶應義塾大学先端生命科学研究所の伊藤卓朗博士によって池の性質が調査された結果、深い水域でも魚が生きるための十分な酸素濃度があることが立証されました。

一般的に、ダム湖などでは深くなるにつれて酸素濃度が減ることで魚は生息できない環境になります。伊藤博士の調査により、大鳥池の湖底にはタキタロウが生存可能な環境があることが明らかになったのです。

10数年おきに巨大魚の捕獲例がある


1917年以降、10数年おきに何度か巨大魚の捕獲例があります。

大鳥池のすぐ近くにあるタキタロウ館にはタキタロウに関する様々な資料が展示されています。過去に釣り上げられたとされる巨大魚の魚拓やタキタロウのような巨大魚の写真、これまでの調査などで明らかにされた資料などがあります。

一方、タキタロウは伝説の巨大魚であり、現在も「UMA(未確認生物)なのでは」と半信半疑に思う人がいるように、これぞ正真正銘のタキタロウとされる写真などはありません。

ですが、大鳥池において過去に巨大魚が何度も釣り上げられており、現在も「タキタロウが生息しているのでは」という思いに駆り立てられます。

タキタロウは漫画や小説にも登場している


タキタロウは伝説の魚、もしくは幻の魚として非常に興味深い題材であり、漫画や小説にも登場しています。どのような本なのか、以下に説明します。ぜひ手に取って読んでみてください。

釣りキチ三平

「釣りキチ三平」は釣り好きな人の愛読書として知られている釣り漫画です。1975年に「O池の滝太郎」として描かれ、タキタロウは一躍有名な魚になりました。この漫画によりタキタロウの存在を知ったという人も珍しくありません。

また、1980年代にはツチノコなどのUMA(未確認生物)ブームが拍車をかけ、「日本の怪魚」などと大きく世間の注目を集めました。

日本怪魚伝

アカメ、ビワコオオナマズ、タキタロウなど、日本各地の伝説・言い伝えになった12の怪魚たちをモチーフにした短編集です。ノンフィクションや歴史小説、エッセイ、民話など様々な表現スタイルで描かれています。

魚の描写が非常に鮮烈で迫力があり、釣りが好きな人やUMA好きの人だけでなく、魚好きでない人も楽しめます。

魚と人との営み、人間の愚かさ、自然への畏怖などが巧みに描かれており、また環境問題、外来種・在来種問題なども興味を惹かれます。

全編、著者の魚への想いで溢れていて、読書後は「もう少し早く読みたかった」という気分になる評判の一冊です。

未だ正体が解明されていないタキタロウについて知ってみよう


急激に科学が進歩した現代、過去には未知だったさまざまな事例が明らかになるようになりました。ですが、何度も本格的に調査されながらタキタロウの正体については未だ解明されないままになっています。

遅くとも江戸時代末期頃からの伝説や目撃情報、調査から、何らかの巨大魚がいることは確実なのではないでしょうか。現在、再びタキタロウに注目が集まっています。

あなたもタキタロウについて調べてみませんか?

初回公開日:2022年09月01日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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