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ガーパイクの特徴と飼育方法とは?規制と申請や種類についても解説

更新日:2024年07月28日

ガーパイクという魚をご存知でしょうか。本記事ではガーパイクの特徴や種類、飼育する際のポイントなどをご紹介します。ガーパイクに興味がある方や、飼育しているけれどどのような点に注意して育てたらいいかわからなくて不安を感じている方は、ぜひチェックしてみてください。

ガーパイクの特徴と飼育方法とは?規制と申請や種類についても解説
「ガーパイクはどんな魚なの?」
「ガーパイクは飼育することができるの?」
「ガーパイクが規制されているって本当?」
このようにガーパイクに興味がある方や、実際に飼育してみたいと考える方には、いろいろな疑問や不安があるのではないでしょうか。

本記事では、ガーパイクの特徴や種類などに加えて、ガーパイクの飼育方法についても紹介していきます。また、飼育する際の注意点についても解説していきます。

この記事を読むことで、ガーパイクの基本的な生態や、ガーパイクの飼育に必要な知識を得られます。今までガーパイクについてよく知らなかった方でも、詳しくなれるでしょう。

ガーパイクを好きな方や興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

ガーパイクの飼育は規制されている?

ガーパイクの特徴と飼育方法とは?規制と申請や種類についても解説
そもそもガーパイクは飼育することができるのでしょうか。

実は、2018年4月1日からガーパイクの飼育や販売が規制されています。

これは特定外来生物に指定されたためで、指定された場合、飼養、運搬、販売、譲渡、輸入、野外に放つことが規制されます。輸入や販売が規制されているため、ショップなどで新たに販売されることもありません。

ガーパイクは飼育しきれなくなり川や池などに放流する人が相次ぎ、生態系が崩れる危険性があると判断されました。このため、環境省がガーパイクを特定外来生物に指定することを決定しました。

出典:ガーパイクの飼育や販売の規制|環境省
参照:https://hokkaido.env.go.jp/to_2018/30.html#:~:text=%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%AE%E9%A3%BC%E8%82%B2%E3%82%84%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%8C%E8%A6%8F%E5%88%B6%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%A7%91%E3%81%AE%E5%85%A8%E7%A8%AE%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%89%E3%81%AE%E4%BA%A4%E9%9B%91%E5%80%8B%E4%BD%93%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%EF%BC%88%E9%80%9A%E7%A7%B0%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AF%EF%BC%89%E3%81%8C%E3%80%81%E5%B9%B3%E6%88%90%2030%E5%B9%B4%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E7%89%B9%E5%AE%9A%E5%A4%96%E6%9D%A5%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A6%8F%E5%88%B6%E3%81%8C%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

申請すればガーパイクの飼育は可能か


ガーパイクが特定外来生物に指定されて飼育や販売が規制されたため、現在は新しく飼育を始めることができません。

しかし、規制される前からペットや鑑賞目的で飼育していたガーパイクについては規制されてから6か月以内に申請を提出し、許可を受けることで飼い続けることができます。

また、規制後も学術研究や展示、教育等の目的の場合は、許可を得ることで飼養などが可能となります。

出典:日本の外来種対策|環境省
参照:https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/shiyou/tetsuduki.html

ガーパイクの生態・特徴について


ガーパイクはガー目ガー科に分類される魚で、ワニのように長い体が特徴です。

アメリカが主な生息地で、種類によっては体長3mまで成長することがあります。

また、ガーパイクは古代魚に分類され、生きた化石とも呼ばれます。古代から今でも変わらない姿が見られるとても生命力が高い生物です。

魚類は通常エラ呼吸をしますが、ガーパイクは空気呼吸で酸素を取り入れることもできます。そのため、陸上でも短時間であれば生きられるといわれます。

ガーパイクの種類


ガーパイクは非常に種類の多い魚です。

種類によって大きさ、体の色や模様などが異なります。

ガーパイクは肉食ですが温和な魚のため、ほかの種類と混泳してもほとんど争うことがなく、ガーパイク同士を一緒に飼育することも可能です。

本記事ではガーパイクの種類の中から3種類を抜粋して紹介します。

ロングノーズガー

ロングノーズガーとは、名前の通り、長い吻(口先)が特徴のガーパイクです。

細長い吻は素早い動きの小魚などを捕まえるのに適しています。

野生のロングノーズガーは2mくらいまで成長すること個体ですが、水槽飼育の場合は1mほどの大きさで止まります。

ガーパイクの中でも広範囲に分布している種類で、主にアメリカやカナダ、メキシコなどに生息しています。

スポッテッドガー

ガーパイクが規制される前、一般的に多く飼育されてきたのがスポッテットガーとなります。

スポット状に模様が入っているのが特徴で、水槽では1m以下に収まることが多く、ガーパイクの種類の中では小型といえます。

スポッテッドガーはガーパイクの中では水質がきれいで、流れの緩やかな沼地や湿地を好んで生息しています。主にアメリカやメキシコに分布します。

地域により個体差があり、模様や吻の形が異なる種もいます。

主に小魚を主食にしますが、爬虫類や昆虫を捕食することもあります。

アリゲーターガー

ガーパイクの中で最大ともいわれる種類がアリゲーターガーです。野生のアリゲーターガーは最大3mにまで成長することがあり、飼育下でも2mくらいまで大きくなることもあります。

アリゲーターとはワニのことですが、アリゲーターガーをワニと間違えることもあるようです。

ガーパイクが規制される前は、アリゲーターガーの稚魚が安価で売られていました。気軽に飼い始めた人が、想像以上に大きく成長して飼育を続けることができず川や池などへ放流することが問題となりました。

アメリカやメキシコに生息しており、魚類を主食にしています。水鳥や爬虫類などを捕食することもあります。

ガーパイクの飼育に必要なもの


ガーパイクの飼育に必要なものとして、水槽があります。ガーパイクは一般的に飼育する魚の中では大型の種類になるため、飼育するガーパイクの大きさにあわせた水槽を用意する必要があります。

ガーパイクは体がとても硬く、また小さい水槽だと背中が曲がってしまうこともあるため、できるだけ大きい水槽でストレスがかからないように飼育しましょう。また、ガーパイクが飛び出してしまうことを防ぐために、水槽の蓋も用意しましょう。

適切な水温や水質で飼育するための、ヒーターとフィルターも必要です。

ガーパイクのは、メダカなどの魚や、コオロギなどの昆虫、エビやカニなどの甲殻類、人工飼料などを用意しましょう。

ガーパイクは空気呼吸をするため、水槽を満タンにせず、ガーパイクが水面に上がって息継ぎができるスペースを作りましょう。
  • 水槽
  • ヒーター
  • フィルター
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初回公開日:2022年10月07日

記載されている内容は2022年10月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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