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金魚の平均寿命はどのくらい?長生きさせるコツもあわせて紹介

更新日:2024年07月31日

金魚の平均寿命は、どのくらいになるのでしょうか。本記事では、金魚の種類別の平均寿命や、老化の際に現れる症状、長生きをさせるためのコツなどを紹介しています。金魚に長生きをしてもらいたいという人は、ぜひチェックしてください。

金魚の平均寿命はどのくらい?長生きさせるコツもあわせて紹介
金魚は寿命まで育てることが難しく、多くの個体は寿命を迎える前に病気などで亡くなってしまいます。しかし、病気をすることなく寿命近くまで育てることができれば、金魚に様々な変化が見られるようになるでしょう。その変化が、金魚の老化によって起こる症状です。

その症状が現れるのは老衰が近いという証拠ですから、そのままお世話を続けながら見守ってあげましょう。以下で、老化によって見られるサインを紹介します。

目が白濁していく

老化が進むと、人間の白内障に似た症状が金魚にも発生します。通常金魚の目は黒色ですが、だんだん白く濁っていくのです。視力まで変化しているかは定かではありませんが、目の色の変化は老化の証拠でしょう。

ただし、病気やストレスの症状として目が白濁するケースもあります。その場合は治療や対応が必要になるため、原因を見極めて対処しましょう。

あまり動かなくなる

年をとってくると、動きが悪くなるという症状が現れます。水底でじっとしたまま、あまり活動しなくなるのです。これは金魚に限らず、動物全般で見られます。老化による身体力の低下によって引き起こされる症状です。

しかし、こちらも病気の症状である可能性は捨て切れません。単なる老化であると決めつけず、よく観察して症状の原因を判別しましょう。

産卵をしなくなる

産卵をしなくなることも老化の症状ですが、これはかなり早い時期に現れます。金魚が産卵できる年齢は2~8歳ほどと考えられており、8歳を超えた金魚はほとんど産卵をしなくなるのです。

金魚の年齢を人間に例えると、8歳は55歳ほどになります。人間もそのくらいの年齢になると出産が難しくなってきますから、産卵をしなくなるのは妥当でしょう。

背びれや尾びれの張りがなくなる

老化の症状には、身体の張りがなくなることも挙げられます。金魚の身体でその症状が分かりやすく現れるのが、背びれや尾びれです。

若く元気な金魚のひれは、ピンッと張りが良い状態です。年をとってくると、張りがなくなってしおれたようなひれになっていきます。

病気を繰り返す

免疫力の低下も、老化の症状です。年をとった金魚は免疫力が下がることによって、病気にかかりやすくなってしまいます。それにより、病気を繰り返すようになるのです。

長生きができたからといって、寿命が尽きるまで生きられるとは限りません。多くの金魚は、免疫力の低下から病気になって死んでしまいます。金魚が年をとってきたら、病気の症状が出ていないかをよく観察するようにしましょう。

身体の艶がなくなる

老化は、身体の艶もなくしてしまいます。若いときには艶々して光沢のあった身体が、老化の症状によってその美しさが失われてしまうのです。

また、体色が薄くなるという症状も出てきます。金魚は光の足りない場所で飼育していると体色が薄くなりますが、老化によっても引き起こされるのです。

身体の艶や色がなくなり、見る楽しさが半減してしまったとしても、金魚は最後まで大切に飼育してあげましょう。

金魚の種類別から見た平均寿命

金魚の平均寿命は、種類によって異なります。長生きをさせることが難しい種類もいますが、上手に飼育すれば寿命が尽きるまで長く生きてくれるでしょう。

ここでは、金魚の種類別に平均寿命を紹介します。金魚ができるだけ長く生きられるように、大切にお世話をしてあげましょう。

出目金(でめきん)

出目金は、目が大きく飛び出しているのが特徴的な金魚です。体色は赤、赤と白、黒など様々なバリエーションが見られます。

出目金の寿命は、7~10年ほどです。丈夫な金魚であるため、大切に飼育すれば長生きしてくれるでしょう。

和金(わきん)

金魚すくいでよく取り扱われているのが、和金という種類です。フナと似た身体の形をしています。カラーバリエーションが豊富なだけでなく、尾びれの形も様々であることから、お気に入りの個体を選ぶのが楽しい金魚です。

和金の寿命は、10~15年ほどになります。身体が丈夫で、長生きをさせやすい種類です。初心者の人でも飼育しやすいでしょう。
次のページ:金魚を長生きさせる4つのコツ

初回公開日:2022年11月02日

記載されている内容は2022年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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