アカヒレの産卵方法とは？繁殖時に必要なものや飼育方法なども紹介

アカヒレがばらまいた卵のベッドとして水草を用意しましょう。ウィローモスが最も適しています。モスとは苔のことで、水生の苔、ウィローモスは熱帯魚店やインターネットで購入可能です。

ウィローモスは、特に砂利などに埋める必要がないので、そのまま水槽の底に敷きましょう。このウィローモスに産みばらまかれたアカヒレの卵が固着します。

アカヒレの成魚は自分の卵でも関係なく食べると、説明しました。しかし、ウィローモスを敷くことで、卵が隠れて食べられにくくなります。

ウィローモスを水槽の底に敷いたら、卵の保護のため、さらに園芸用鉢底ネットを敷きます。ネットの目の荒さを卵はすり抜けて、成魚の頭は入らないということを念頭に置いて選んでください。

また、鉢底ネットを使用する以外にも、目の荒い網でウィローモス全体を包み、水槽の底に設置するという方法もあります。

アカヒレの成魚は専用のエサや、熱帯魚のエサで飼育できますが、稚魚はそれらのエサでは育ちません。生餌が必要になります。

生餌としては、ブラインシュリンプがポピュラーです。ブラインシュリンプは乾燥した卵を、熱帯魚店やネットショップで購入できます。アカヒレの繁殖水槽をセッティングしたら、ブラインシュリンプも海水で孵化させる準備を始めましょう。