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アカヒレの産卵方法とは?繁殖時に必要なものや飼育方法なども紹介

更新日:2024年08月16日

アカヒレの繁殖に挑戦したいと思いませんか。この記事では、アカヒレの繁殖について解説しています。アカヒレの繁殖はそれほど難しいものではありませんが、いくつかの注意点があります。アカヒレの繁殖を成功させるためにも、この記事を参考にしてみてください。

アカヒレの産卵方法とは?繁殖時に必要なものや飼育方法なども紹介

具体的な繁殖方法

ここからは、具体的な繫殖方法について解説していきます。繁殖方法は2種類で、親魚に産卵させたあと、卵と親魚を別々に世話する人工繫殖と、親魚や他種の魚類を入れた通常の飼育のまま放置して行う自然繫殖です。

人工繁殖

人工繁殖とは卵・稚魚と親魚を離し、人工的に卵を孵化させ、稚魚を育てる方法です。前述した、アカヒレの繁殖時に必要なものを揃えて、親魚と別に卵~稚魚を飼育する方法です。

最初に繁殖用水槽にウィローモスを敷きつめ、ウィローモスの上に重ねて鉢底ネットを敷きます。

そこに、繁殖期のオスと数匹のメスを入れて、産卵が終わったら、卵と親魚を隔離しましょう。この隔離の際、繁殖用の水槽から取り出すのは、親魚でも卵でもかまいません。

ただし、卵を取り出すのは根気が必要でやや難しい作業になります。産卵の終わった親魚を取り出して、もともとの水槽に戻す方が現実的です。

人工飼育のメリットとしては、うまく卵を孵化させ、稚魚を飼育することができれば、自然繫殖よりも多くの個体を残すことができる点が挙げられます。

デメリットとしては、もともとの水槽以外に繁殖用水槽を用意しなければならないため、スペースが必要である点と、うまく飼育しないとアカヒレの稚魚が全滅してしまうことがある点が挙げられるでしょう。

自然繁殖

自然繁殖とは、親魚と卵・稚魚を隔離せず、自然にまかせる繁殖方法です。卵が孵化するか、稚魚が育つか、運任せですが、手間がかかりません。

自然繫殖をしたい場合は、親魚を飼っている水槽に砂利を敷き、さらにウィローモスを敷いて卵が食べられてしまうのを防ぎましょう。卵は、親魚だけでなく、肉食の底面魚にも食べられてしまいます。コリドラスなどは混泳させてはいけません。

アカヒレの成魚は、加温なしでも飼育できますが、自然繫殖をさせたい場合はヒーターを入れた方が無難です。

自然繫殖にもメリットとデメリットがあります。

メリットは、水槽を別に用意しないでよいため、スペースが要らない点、手間がかからない点です。

自然繫殖のデメリットは、卵と稚魚が親や混泳させている魚類などに食べられてしまい、成魚に成長する率が低いという点でしょう。

アカヒレが繁殖しない場合に考えられる理由

人工繫殖、自然繫殖どちらにしても、アカヒレが繁殖しないケースがあるかもしれません。いくつかの理由が考えられます。

まず、親魚が十分に成熟していないというケースです。対処法としては、親魚が4cm近くなり、メスのお腹が膨らんでから、繁殖に挑むのがよいでしょう。

次に、オスとメスのつもりで飼育していたアカヒレが全部どちらかの性というケースです。自分で飼っているアカヒレが全部どちらかだったら、見比べることも難しくなりますこの場合、成魚のオスは喧嘩する、成魚のメスはお腹が膨らむという点に注意して対処します。

また、水温が低すぎるケースでは、成熟したオスメスが揃っていても繁殖しません。ヒーターを使いましょう。卵の孵化にもヒーターはあった方がいいので、導入をおすすめします。

最後に、繁殖しているのに、卵が死んでしまっているというケースがあります。卵を確認して、親魚を隔離したら水槽に適量のメチレンブルーを加え、水カビを防止しましょう。

繁殖を狙う時は、オス1匹に対してメス2匹入れることをおすすめします。

アカヒレの稚魚の飼育方法


ここからは、アカヒレの稚魚の飼育方法について紹介していきます。いくつかポイントがありますので、アカヒレの稚魚の飼育方法について知りたいという方やご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

水質と水温

体が小さいアカヒレの稚魚は環境の変化に弱く、水質や水温が急に変わると、死んでしまうことがよくあります。

水換えは最低限にしましょう。水替えをする際には、汚れたところをスポイトで吸って取り除き、減った分を足す程度で問題ありません。

また、稚魚や成魚と同様、無加温でも飼育できますが、加温した方が早く大きくなります。体が小さければ小さいほど弱いため、加温して早く大きくした方が生存率は上がるでしょう。

エサ

アカヒレの稚魚はとても小さく、生まれてすぐには人工エサやブラインシュリンプなどを食べられません。

アカヒレの稚魚は、生まれてすぐにエサを食べ始めません。最初は卵に残った栄養で育ちます。この間2日程度です。その後、ウィローモスにつく微生物を食べるようになりますが、私たちがこれを見ることは残念ながらできません。

孵化後、5~7日たって稚魚が泳ぎまわるようになったら、孵化させたブラインシュリンプを与えましょう。

ブラインシュリンプは海水の生物で、淡水では長くは生きられません。そのため、稚魚を順調に育てるために、ブラインシュリンプは1日に3回お腹いっぱい与えましょう。ここで、ブラインシュリンプを食べるかどうかで稚魚が生き残れるかどうかが決まります。

ブラインシュリンプを食べると稚魚のお腹が赤く染まるので、確認しながら与えてください。

親魚との飼育

次のページ:アカヒレの産卵について知って繁殖させてみよう

初回公開日:2022年11月15日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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