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グッピーの寿命はどれくらい?老化の兆候の症状や長生きのコツを紹介

更新日:2024年08月10日

熱帯魚のなかでもポピュラーなグッピーですが、寿命が短いと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では、グッピーを健康に、できるだけ長生きさせるコツを解説しています。グッピーを長く飼育したいと考えているときは、ぜひ参考にしてみてください。

グッピーの寿命はどれくらい?老化の兆候の症状や長生きのコツを紹介
寿命が短いグッピーですが、稚魚や成魚でも飼育上の何らかの原因で急に死んでしまうことがあります。

グッピーの寿命はどのような理由で短くなってしまうのでしょうか。死因として多いケースを解説していきましょう。

1:pHがあっていないのが原因

グッピーの死因として多いのが、pHが合わずに衰弱してしまうケースや急激なpHの変化によるショック死です。

長期飼育の場合は、餌の食べ残しなどで水質が悪化し、徐々に弱っていってしまうこともあります。ほかにも、一度に大量の水換えや、グッピーを購入後水槽に移したすぐは、pHの急激な変化に耐えきれずに死んでしまうこともあるでしょう。

グッピーのような小型の魚、とくに生まれたばかりの稚魚は水質の変化に弱い傾向があるため、注意が必要です。

2:水流の強さが原因

グッピーは強い水流に弱く、ろ過装置から流れる水流が強すぎると短命になりやすいといわれています。

グッピーのような小型でひれが大きな魚は泳ぐのが得意でなく、水の流れの影響を受けやすいため、強すぎる水流に対しては泳ぐだけで体力を消耗してしまうのです。グッピーを長く飼うには、水の流れを穏やかに保つのが重要といえるでしょう。

3:病気が原因

グッピーは丈夫な魚ですが、水質管理を怠り飼育環境が悪くなると、病気などで死んでしまう可能性が高まります。

グッピーの病気は水中に常在している寄生虫や菌への感染、体にカビが生えてしまうものなどさまざまなケースがあります。また、ストレスによって衰弱すると病気になりやすく、ほかの個体に感染してしまうこともあるため、発病させない飼育環境を整えましょう。

4:飢えが原因

グッピーは体の構造上、体内に餌を蓄えられないため、餓死しやすい魚だといわれています。

グッピーは胃袋がなく腸で消化と吸収をおこなうことから、常に餌を探して食べています。ほかの魚と混泳させていたり、過密飼育で餌がいきわたらなかったりすると、餌が足りず餓死してしまう個体も出てくるでしょう。

5:混泳の相性が原因

グッピーは穏やかな性格のため混泳しやすい魚ですが、混泳の相性が悪いと寿命を縮める原因になるでしょう。とくに、グッピーは小型の魚のため、中型や大型の魚と混泳させると食べられてしまうケースがあります。

また、ひれが大きく改良されていることから泳ぎが得意ではないため、ほかの魚からの攻撃をうまく避けることができません。グッピーと同サイズの小型魚でも、気性が荒く攻撃性が高い種類や、ひれをかじる性質のある魚との混泳は、大きなストレスとなってしまいます。

6:個体数の増えすぎが原因

グッピーは繁殖力が強いため、短期間で個体数が増えすぎて過密飼育になっていたというケースもあるでしょう。

過密飼育は水質が悪化しやすくなるだけでなく、餌がすべてのグッピーにいきわたらない可能性も高まってしまいます。餓死する個体が出たり、ストレスでグッピー同士がけんかしてしまったりといった状況になってしまうでしょう。ゆとりを持った個体数で飼育するのがおすすめです。

グッピーがかかりやすい3つの病気

グッピーの死因のひとつとしてあげられるのが病気ですが、どのような症状に注意すればよいのでしょうか。

ここからは、グッピーがかかりやすい魚の病気をいくつか紹介していきます。

1:白点病

体の表面に白い点があらわれるのが白点病です。水中に常在しているウオノカイセンチュウという寄生虫による病気で、魚の動きが落ち着かなくなり、水底に体をこすりつけて泳ぐような行動がみられます。

病気のきっかけとして多いのが、外部からの寄生虫の侵入で、新しく購入した魚に寄生しているケースです。新しい個体を水槽に入れる際には、別の容器に2~3日移し、異常がないか観察しておきましょう。

出典:白点病の原因|東京アクアガーデン
参照:https://t-aquagarden.com/column/whitespot

2:カラムナリス病

体のさまざまな部分に異常があらわれるのが、カラムナリス病です。カラムナリス菌に感染することで発症し、体表の傷みやひれの欠損などの症状から、尾ぐされ病、えらぐされ病ともよばれています。

原因としてあげられるのは、過密飼育や水質の悪化がきっかけとなり発病するケースです。カラムナリス病を予防するには、飼育環境を良好に保つのが重要といえるでしょう。

出典:病名:滑走細菌性穴あき病、えらぐされ病、ひれ(尾)ぐされ病、(カラムナリス病)|大阪府立環境農林水産総合研究所
参照:http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/kankyo/gijutsu/seika/yamai/eragu.html
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初回公開日:2022年06月16日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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