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グッピーの寿命はどれくらい?老化の兆候の症状や長生きのコツを紹介

更新日:2024年08月10日

熱帯魚のなかでもポピュラーなグッピーですが、寿命が短いと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では、グッピーを健康に、できるだけ長生きさせるコツを解説しています。グッピーを長く飼育したいと考えているときは、ぜひ参考にしてみてください。

グッピーの寿命はどれくらい?老化の兆候の症状や長生きのコツを紹介

3:松かさ病

全身のうろこが松ぼっくりのように斜めに逆立ち、体が膨らんでしまうのが松かさ病です。エロモナス菌、もしくはウイルスが原因といわれており、体表に赤い斑点や眼球の突出があらわれたり、餌を食べなくなったりといった特徴もみられます。

水質悪化や病気への抵抗力の低下がきっかけとして発生しやすいといわれているため、予防するには定期的な水換えと、ストレスのない飼育環境を保つのが重要です。

出典:病名:まつかさ病(立鱗病)|大阪府立環境農林水産総合研究所
参照:http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/kankyo/gijutsu/seika/yamai/matukasa.html

グッピーの寿命を延ばすコツ

グッピーは小型で寿命も短い魚ですが、適切な飼育環境を整えてあげれば、長生きさせてあげるのも可能です。

ここからは、グッピーの寿命を延ばし、長く美しい姿を楽しむための5つのコツをくわしく解説していきます。
  • pHをこまめにチェックして安定させておく
  • 増えすぎないように気を付ける
  • 水温は下げて飼育する
  • 餌の量は控えめにする
  • 水流を調整しやすいろ過機を使用するかフローパイプを取り付ける

pHをこまめにチェックして安定させておく

グッピーの飼育に適したpHは、6.5~8.0の中性~弱アルカリ性といわれています。水換えの前後や週1回程度、pH測定器などを使い、グッピーに適したpHが急激に変化しないようにチェックしましょう。

また、餌の食べ残しやフンが腐敗して発生したアンモニアが、バクテリアによって分解されると硝酸塩という物質に変化し、水質を酸性に傾かせます。pHが酸性に傾いている場合は水質が悪化しているため、水換えをおこないましょう。

増えすぎないように気を付ける

グッピーはオスとメスを混泳させると繁殖しやすいため、増えすぎないように注意しましょう。

繁殖しすぎて過密飼育になってしまうと水質も悪化しやすく、餌も十分にいきわたらない場合もあり、寿命を縮めてしまいかねません。水槽内にゆとりのある個体数で飼育しましょう。

また、生殖や出産は体力を消耗させるため、長生きさせたい場合はオスとメスを分けて飼育するのもおすすめです。

水温は下げて飼育する

年老いたグッピーを長生きさせるためには、水温を下げて飼育するとよいでしょう。

グッピーは水温が高いと代謝が活発になってしまい、寿命が短くなる傾向があります。飼育可能な水温は22℃~28℃程度で、適温は25℃程度とされていますが、ピーク期を過ぎたグッピーは飼育可能な範囲内で低水温に保つことで代謝を下げてあげてください。

夏場はとくに水温が上がりやすく体力を消耗してしまうため、冷却ファンなどで水温を適切に管理する必要があります。

餌の量は控えめにする

生後5~6か月の成魚期以降は、餌の量を控えめにしてあげましょう。餌を食べ過ぎると、代謝が上がって早死にしてしまう傾向があります。雑食でなんでも食べるため、成魚期以降は動物性の餌だけでなく、植物性の餌を与えるのもおすすめです。

1日に1~2回、2~3分で食べきれる量を与えるのが基本です。複数体の飼育や混泳させている場合は、餌が全体にいきわたるよう配慮してあげましょう。また、食べ残した餌は水質を悪化させてしまうため、できるだけ取り除いておきます。

水流を調整しやすいろ過機を使用するかフローパイプを取り付ける

グッピーは強い水流に弱いため、水流を調整しやすいろ過機を使用するか、フィルターからの出水パイプにフローパイプを取り付け、水流を弱めてあげましょう。

水質を維持するためにハイパワーなフィルターを設置すると、水槽内の水流が強くなってしまいグッピーの飼育には向きません。しかし、水流が弱いと水も汚れやすくなるため、同時に過密飼育を避けて水質を維持し、ストレスを感じさせない環境を作ってあげましょう。

グッピーの飼育をするなら寿命と長生きさせるコツを知っておこう

ここまで、グッピーの寿命の長さや長生きさせるコツについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

初心者向けの熱帯魚といわれるグッピーは、寿命が短い魚です。長生きさせるには、魚にとってストレスの少ない環境と、適切な水質管理がポイントといえるでしょう。また、繁殖力が強いため、個体が増えすぎないよう管理してあげるのも重要です。

ぜひこの記事を参考に、美しいグッピーの姿をできるだけ長く見守ってあげてください。

初回公開日:2022年06月16日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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