ネオンテトラは混泳に向いている？相性の良い魚とおすすめできない種類

皆さんは熱帯魚を飼育しながら、他の魚も一緒に飼育したいと思ったことはありませんか。水槽に様々な魚を泳がせることで、目にも楽しくなりますよね。

この記事では熱帯魚の中でも人気の魚である、ネオンテトラの混泳について紹介していきます。

ネオンテトラと混泳の相性が良い魚や悪い魚を細かく見ていきます。ネオンテトラを混泳させたいと思う魚が見つかると思いますので、じっくり考えてみてください。

また、混泳の際に気を付けるべき点も記載しています。魚を飼育するためには、もちろん水槽内の環境が大事になってきます。環境を整えるために必要なことを知っておきましょう。

本記事を読むことで、ネオンテトラの混泳のための基本情報を知ることが出来ます。ぜひ参考にしてください。

【ネオンテトラ（Paracheirodon innesi）】
テトラと呼ばれる観賞魚類の中でもよく知られた種。エンゼルフィッシュ、グッピーに並ぶ淡水アクアリウム界の代表的存在。しかし、繁殖の難易度は高め。（引用元・wikipedia） pic.twitter.com/9ZnWpPHjLi

— 熱帯魚図鑑 (@tropiclfish) June 8, 2022

ネオンテトラは混泳に向いている熱帯魚です。

ネオンテトラはとても温和な性格をしています。また、体も小さいので混泳相手の魚に危害を加えるようなことはありません。そのため、混泳に向いている魚だと言えます。

むしろ群れで泳ぐ習性がある魚なので、ネオンテトラ一匹だけの飼育は向いていません。慣れていなければ奥に隠れてしまいます。同じ体の大きさを持つ魚を一緒に混泳させましょう。

【カージナルテトラ（Paracheirodon axelrodi ）】
成魚の体長は約4cmである。ネオンテトラに酷似した容姿であり、相違点は下腹部全体が赤く、青帯より面積が広いことと、ネオンテトラに比べてやや大柄である。 pic.twitter.com/mzvbRHRhgT

— 熱帯魚図鑑 (@tropiclfish) June 9, 2022

ここからは、ネオンテトラと混泳が出来る魚を紹介していきます。

これから紹介する魚はどれも基本的に相性が良いですが、実際に水槽に入れたときのバランスや、混泳相手の性格など、様々な要素を加味しながら選んでください。

熱帯魚の中でもとても有名なグッピーはネオンテトラとの混泳に向いています。

ネオンテトラは低層から中層の部分を泳ぐ習性があります。しかしグッピーは水面付近を泳ぐ習性があるため、バラバラに泳がせることができ、トラブルを避けられます。

また、グッピーも穏やかな性格の魚であることも混泳に向いているポイントです。ただ、グッピーは繁殖力が高い魚ですので、増えすぎないよう注意しましょう。

ネオンテトラもグッピーも見た目が鮮やかな魚です。お好みのバランスになるよう調整すると、水槽内が華やぐでしょう。

色合いは地味ですが、メダカもネオンテトラとの混泳が可能です。

メダカは日本の淡水魚なので、対応できる温度が幅広いです。ネオンテトラが生息する環境の温度でメダカを育てても問題ありません。

また、メダカも温和な性格で、体長も大きくありません。グッピーと同じく水面付近で泳ぐ魚ですので、トラブルも起こりません。

しかし、メダカの色合いはネオンテトラに比べて地味ですので、一緒の水槽でも目立つことはありません。自分の作りたい水槽内に合わせて考えましょう。

ラスボラの品種のひとつである、ラスボラ・ヘテロモルファもネオンテトラとの混泳に向いています。

ラスボラは水温や水質の適応力が高い魚で、初心者でも飼いやすい熱帯魚です。その中でもラスボラ・ヘテルモルファはオレンジを基調とした魚ですので、青系のネオンテトラとの相性が良いです。

また、メダカやグッピーとは違い、繁殖力は高くありません。増えすぎることもないため、安心して育てることが出来ます。

さらに、ラスボラ・ヘテルモルファは温和な性格で、穏やかな水流を好みます。ネオンテトラは泳ぎが得意ではないので、水流も弱めを好む魚です。そのため、両者ともに相性が良い魚と言えます。

同じラスボラの品種のひとつ、ラスボラ・エスペイも混泳に向いています。

ラスボラ・エスペイはラスボラ・ヘテルモルファよりも明るいオレンジ色が特徴です。ラスボラ・エスペイの方がより鮮やかに見えるでしょう。華やかな水槽内にしたい場合は、こちらが向いています。

また、ラスボラ・エスペイは群れで泳ぐ魚です。なるべく5匹以上は入れるようにしましょう。群れで入れたとしても、穏やかな性格なのでトラブルになることはありません。

ネオンテトラとよく似たカージナルテトラも混泳に向いています。

カージナルテトラは、ネオンテトラのように青色と赤色が鮮やかな魚です。一見しただけでは、見た目の区別が難しいので、ネオンテトラを際立たせて飼いたいという方には適していないでしょう。

しかし、ネオンテトラとの相性は良い魚です。ネオンテトラと同じく低層から中層で泳ぐ魚ですが、温和な性格なので一緒に飼っても問題ありません。

水流も弱くするのが適している魚なので、ネオンテトラと同じ水流が好ましいです。ひとつ問題があるとすれば、病気にかかりやすい点です。水替えはきちんと行いましょう。

少し大きい魚ですが、グラミーもネオンテトラとの混泳が可能です。

特に小型のドワーフグラミーが最適です。温和な性格で、ネオンテトラより大きいといっても口が小さい魚ですので、食べられることもありません。

ネオンテトラのように弱い水流を好みますので相性が良いです。また、ドワーフグラミーは体が丈夫なので、初心者でも育てやすいです。

しかし、初期の環境適応力が弱いことと、一部では繁殖期に攻撃的になる場合もありますので、混泳をするときには目をかけてあげてください。

金色の体色が美しいゴールデンプリステラは、ネオンテトラの色合いとよく合う熱帯魚です。

ネオンテトラと混泳させることで、金色が際立ち華やかな水槽を作ることが出来ます。穏やかな性格で、水温に関しても広範囲に対応でき、ネオンテトラと混泳させても育てやすい魚です。

体長がやや大きめに育ちますが、トラブルになることはありませんので安心してください。むしろしっかりとした存在感が水槽内を豊かにしてくれます。