ハムスターに冷房は必要？使用時の注意点3つやグッズ

近年、暑い夏が続いていますが小さいハムスターにとって夏はどんな季節なのでしょうか？

実は日本の夏はハムスターにとっては非常に生活しにくい季節なんです！

では小さな体で暑さに耐えているハムスターに快適な夏を過ごさせてあげるにはどうすればよいのでしょうか？

実はハムスターは汗をかかない生き物です。そのため、体温調節がとても苦手で扇風機や自然の風にあたっても涼しいと感じることはできません。

つまり、夏の室温がそのままハムスターに伝わってしまうということになります！暑さが伝わると食欲がなくなり、体力が落ち、夏バテ状態になります。

ハムスターは弱っている姿を人間に見せない生き物なので飼い主が気が付いたころにはぐったりしてしまっていることもあるんです。

体温調節が苦手なハムスターにとって、快適な飼育環境は飼い主が作らなければなりません。快適なケージやその子に合った食事、清潔な水などは飼育するうえで当然準備するものですが実は忘れがちなのが温度設定です。

ハムスターにとって快適な温度は18度から25度です。人間が同じ部屋で過ごすにはやや寒いかなと感じるくらいの温度がハムスターにとっては適温ということなります。

また、朝夕の温度差も小さなハムスターにとっては大敵です。一日を通して温度が一定になっていることがとても快適な飼育環境ということになります。

一日中同じ涼しい環境を作るにはやはり冷房が便利なアイテムですが、一日中かけておくと電気代が心配という方も多いです。

少しでも節約できる扇風機を使うという方も多いですが、実は扇風機はあまりお勧めしません。前にも述べましたが、ハムスターは汗をかきません。

そのため、扇風機の風で体温を下げることができないばかりか、風がストレスになりハムスターに負担をかけてしまいます。

扇風機を使う場合は、冷房の風を循環させる目的で使い、かつ直接ハムスターに風が当たらないように注意してください。

では、冷房を使用する際、何も気にせず使ってしまってよいのでしょうか？

実は注意しないと涼しくしてあげるための冷房がハムスターにストレスを与えてしまうことがあります。

ここではハムスターに冷房を使用する際、注意すべき点をご紹介します。

ハムスターに冷房を使用する際、冷えすぎないようにする必要があります。一般的にハムスターは15度以下の環境にいると動きが鈍り、さらに温度が下がると冬眠してしまいます。

体温調節が苦手なハムスターにとって冬眠は危険なため、冷房を使用する際はケージの中の温度が15度以下にならないよう、注意が必要です。

ケージの温度や湿度を確認するためにケージ内に温湿度計を設置しておくと安心です。

冷房を使用している際、急に停止してしまう可能性があるのが停電時です。停電時は急に室温が上がり、ハムスターにとっても環境が急変するため危険な状態になります。

そのため、停電時にハムスターを冷やすことができる手段を準備しておくことが大切になります。冷凍庫でペットボトルを凍らせておき、いざとなったらケージの周辺に置けるようにしておくと便利です。

また、ケージ内に体を冷やすことができるグッズを置いておくとハムスターが自分で避難できる場所となります。