かじる癖のあるハムスターのしつけ方法とは？無駄噛みを完全に無くすポイント

ハムスターは丸くてかわいい顔をしていますが、実は硬い餌も食べられるように筋肉が発達しています。歯も非常に丈夫なつくりをしています。そのため、何かをかじることでストレス発散をしたり筋肉を鍛える行為をしています。

ハムスターはとても温和な性格なので、敵に対して攻撃をすることはありません。ではなぜ噛むのでしょうか。この記事では、原因や理由を紹介します。

ハムスターがかじる理由として、ストレスが溜まりイライラしていることが挙げられます。ケージや巣箱を広くする・巣箱内の温度を快適な状態にする・ケージを静かな場所に移す・夜は室内の照明を落とす（無理ならタオルなどで覆う）といった対処をしてください。

ハムスターはささいなことでストレスを感じやすく、小さな環境の変化でもストレスを感じてしまいます。ストレスを放置していると、病気にかかりやすくなったり、弱ってしまうので、すぐに対策をたてましょう。ハムスターは環境変化に敏感なので気温や湿度、周囲の環境なども気を遣ってあげましょう。

ハムスターがかじる理由2つめとして、餌と間違えている場合があります。おもちゃや人の手などを餌だと思い勘違いしてしまうケースがあります。

普段ハムスターに餌を手渡しで与えていると、手にも餌のにおいがつくことがあります。においがついても人間の嗅覚ではほとんど感じ取ることのできない匂いですがハムスターは匂いに敏感です。ハムスターは目があまり良くないため、嗅覚で餌かそうでないかを大まかに判断しています。餌のにおいと感じると実は餌でなくてもかじることがあります。

ハムスターに限らず、発情期になれば気性が荒くなったり、育児期に子供を守ろうとして人間に飛びかかる場合があります。また、妊娠のきざしを感じたら、子食いの原因にもなるので、ハムスターになるべく接しないようにしましょう。

飼い主が必要以上に触ったり、ストレスを感じるまで触ってしまうと飼い主にも敵意を抱くようになります。無理に触ろうとしたり、怖がらせて警戒心を抱かせてしまった時にかじろうとします。興奮が落ち着くまではしばらくそっとしておきましょう。

ハムスターは動物性たんぱく質が足りていないと、本能的に動物の肉を食べようとします。生まれてから数か月は特に動物性たんぱく質を摂取したい時期でもあります。かじる行為を見かけたときはタンパク質豊富な餌、ミルワームなどを選び積極的にあげるようにしましょう。

ハムスターに必要となる栄養が足りてないと落ち着かなかったり、ストレスを感じるようになってしまいます。

飼い主に慣れてきて遊ぶことの楽しさを覚えると、遊んでというアピールが増えてきます。飼い主の姿を見つけてから噛み始める時は、これの可能性が高いです。ケージを噛んでいると顔を近づけて構ってくれると思い、さらに噛むようになります。

ハムスターは知らない物があると、何でも噛もうとします。人間の赤ちゃんも同じ理由で、発達した味覚と嗅覚を使って、それが何かを確認するためです。食べられない物だと分かると同じ物を噛まなくなりますから、そのまま噛ませても大丈夫です。

ここでは、かじる癖のあるハムスターのしつけ方について紹介します。ハムスターは基本的にかじる習性があるのでそこまで心配する必要はありませんが、あまりにもかじる行為が多いと少し心配してあげたほうが良いでしょう。

ハムスターをペットとしてしっかり飼えている場合、本気で人間を噛むことはほとんどありません。相手を本気で噛むと自分が逃げられなかったり、噛み返される可能性があるのを知っているからです。また飼い主のことを、餌持ってきてくれたり、自分より強いというのもハムスターは知っています。