かじる癖のあるハムスターのしつけ方法とは？無駄噛みを完全に無くすポイント

かじる癖のあるハムスターは、しっかり必要な環境を準備することが大切です。野生のハムスターの縄張りは広く、ジャンガリアンハムスターなどのハムスターだと60cm、ゴールデンハムスターだと10m〜15mと言われています。ケージの大きさなどもハムスターに合わせて選んであげましょう。

かじるアイテムを用意してあげることで、不用意にモノをかじることがなくなります。かじり木やペット用歯磨きなんかもです。

ケージの中に歯を削るためのものがない時は、歯を削るためにケージをかじります。その際、かじり木として流木や専用の木をいれておきましょう。かじり木を用意しておいてあげれれば、好きなタイミングでかじることができます。ストレス発散アイテムとしてかじり木を置いてあげましょう。

小動物用のかじり木で、そろばん型のかじりやすい形になっているものがです。ケージの中に吊るすことができるので飛び乗ってかじることもできます。天然木を使っているので安全性も十分です。

散歩の回数が少ないことが原因でかじることがあります。ハムスターは特に自分の視界に入る範囲や、一度散歩したことがある場所へいくことを望んでいます。毎日時間を決めて散歩してあげましょう。

散歩が難しい場合は、ケージの中に回し車を準備してあげると良いでしょう。ハムスターは運動不足がストレスに繋がってくるので、体を動かすことのできるアイテムを置いてあげることで解消することができます。

かじる癖のあるハムスターのしつけ方として、環境を整えてあげることが大切です。飼育環境に不満がある可能性があります。噛む理由としては、おもちゃが設置されていないなど、齧るアイテムがなくストレス発散ができない場合に多いです。

さらに、気温や温度にも敏感なのでケージを清潔にするだけでなく温度にも気を使いましょう。ハムスターが生活しやすい飼育環境を整えることで噛み癖は軽減されます。

金網のケージからガラス水槽のケージに変えれば、かじることはできません。癖で金網をかじっている時の対策としては良いですが、ストレスでかじっている時は解決にならないので先に他の対策を行ってからにしてください。

水槽は熱帯魚用のものから爬虫類のものまでなんでも構いませんが、蓋はしっかりとしておきましょう。逃げ出してしまう恐れがあるので、簡単に逃げ出すことのできないケージがです。

動物性タンパク質が不足していると、動物の肉を食べようとします。動物性タンパク質が不足したままだと、2匹以上で飼っていると共食いし、1匹だと人間の手の皮を食べる可能性があります。ときどき、動物性タンパク質は与えるようにしましょう。


またハムスターは昆虫を食べる動物で、野生では必ず昆虫を食べています。その本能は忘れていませんし、体に必要な栄養分です。共食い、子食い、成長不良、病気の原因になるので、できるだけミルワームなどの昆虫を、餌として与えるようにしましょう。

かじる癖のあるハムスターをしつける際、タイミングを間違えないようにしましょう。

例えば発情期やストレスを多く感じているタイミングに環境を変えてしまったり、新しいアイテムを入れてしまうと変化からハムスターが戸惑ってしまいます。穏やかなタイミングで行うとスムーズでしょう。

ハムスターがケージを噛むのをやめさせるには、その原因を調べて対策する必要があります。しかし、原因の特定は難しいので、まずはそれぞれの対応を試してから原因を特定しましょう。

ここからは、ハムスターとの関係構築に失敗したときの対処法を紹介します。ハムスターに丁寧に接し、ストレスを与えないようにしましょう。

ハムスターは臆病な性格をしており、一度怖い存在と認識すると心を開いてくれるまで時間がかかります。臆病で怖がりなので大きな音や声にも驚いてしまいます。

飼い主が大きな声で怒るとせっかく築いた信頼関係がなくなるので、怒るのはやめましょう。優しくスキンシップをとってあげることでハムスターも穏やかな気持ちでいることができます。