カメレオンの値段はいくら？飼育方法や種類ごとの特徴と相場についても解説

カメレオンにはどんな特徴があるのでしょうか？また、どんな種類がいるのでしょうか？

ここでは、人気のカメレオンとその値段や特徴、飼うときに注意することなどまとめてみました。

エボシカメレオンはサウジアラビアの南側、イエメンの高地に生息するカメレオンです。飼育しやすく、カメレオンの入門編としてオススメです。

オスの全長は約65cm、メスは最大で約45cmほどにもなります。かなり大きくなるので飼育する場合、大きめのケージが必要になります。

エボシカメレオンの名前は、日本で奈良時代から江戸時代までかぶられていた烏帽子（えぼし）が由来です。

オスは縄張り意識が強く、近づくと「シャーッ」と怒ることがあります。また、メスは一度に20〜70個ほどの卵を産むので、繁殖にも比較的挑戦しやすい種類です。

・食事（飼育下）
主食：昆虫（ミルワーム、コオロギなど）
副食：植物質（レタス、イチゴ、みかんなど）

・体長
45〜65cm

・エボシカメレオンを飼育する際の注意点
強力な紫外線は、カメレオンの目を傷める危険性があるため注意が必要

・値段
ベビー：8,000〜15,000円
アダルト：20,000〜40,000円

ジャクソンカメレオンは、ケニアやタンザニアなどアフリカ大陸の赤道付近、標高1500m以上の山地に生息しており、涼しくて湿度が高い環境を好みます。

大きな特徴は目の上と鼻先から生えている3本のツノです。オス同士の縄張り争いでは、ツノをぶつけ合ったり噛みつき合ったりします。メスにはツノはほとんど生えていません。

体色は普段は緑色、興奮すると青色になり、驚いたり、体調が悪かったりするときは茶色になります。

卵ではなく、赤ちゃんを15匹ほど出産します。ただし生まれた幼体は小さく、飼育下での繁殖は難しいと言われています。

・食事（飼育下）
ジャクソンカメレオンの餌は生きた昆虫です。コオロギやジャンボミルワームなどが代表的で、ペットショップで手に入れることができます。

・体長
18〜35cm

・ジャクソンカメレオンを飼育する際の注意点
温度管理に特に注意が必要な種類です。適した温度は25度～27度程度です。また、高地原産で昼夜の気温差を好むので、日中は35℃、夜は22度前後で調整すると良いでしょう。

・値段
ベビー：20,000〜30,000円
アダルト：20,000〜40,000円

コノハカメレオンは木の葉のような見た目をしたカメレオンです。体がとても小さいことが特徴です。小さいですが意外と丈夫でペットとして飼育しやすいと言われています。アフリカの森林で小型のクモやコオロギなどの昆虫を食べて暮らしています。

また、その名の通り全身が1枚の木の葉のような形状をしています。ほかのカメレオン同様、周りに合わせて色を変えるため、落ち葉などに紛れると本当に見分けがつきません。

・食事（飼育下）
デュビアやレッドローチ、コオロギなどの生きた昆虫（コノハカメレオンは体が小さいためSかSSサイズ）を与えます。

・体長
6〜9cm

・コノハカメレオンを飼育する際の注意点
温度変化に注意が必要です。（25〜27℃が適温）

・値段
2,000〜6,000円

パンサーカメレオンはマダガスカル及び近隣のレユニオン島、モーリシャス島に分布しています。海岸線の暖かく湿度の高い環境を好みます。

パンサーカメレオンのオスは、レオパード柄の豊富なカラーバリエーションで人気です。メスはどの生息地でも同じ色系の濃暗色です。カメレオンの中でも環境適応能力が比較的高く、人にも馴れて飼育しやすいと言われています。

・食事（飼育下）
昆虫（コオロギ・ジャイアントミールワーム・セミ・バッタなど）

・体長
オス：約50cm
メス：約35cm

・パンサーカメレオンを飼育する際の注意点
上下運動を好むので、高さのあるケージを用意すると良いでしょう。紫外線は必要ですが、強力なライトを使用する場合は目を傷める危険性があるため、日陰などの逃げ場を多めにつくってあげる必要があります。

・値段
30,000〜60,000円

カメレオンはペットショップや通販サイトで買うことができます。ペットショップの場合は爬虫類専門店や大型ペットショップで取り扱いがあります。大切なペットなので実際に見て選びたいという方は、実店舗に足を運ばれると良いでしょう。

では、カメレオンを飼うためにはどんなグッズが必要なのでしょうか？

ここでは、カメレオンの特徴・習性をふまえて、カメレオンの飼育に必要なものとその選び方を解説します。