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ハナブトオオトカゲは飼育できない?生態や観賞できる場所も紹介

更新日:2024年04月17日

世界最長のトカゲといわれるハナブトオオトカゲについて詳しく知りたい方はいませんでしょうか。本記事では、ハナブトオオトカゲの生態や飼育が推奨されていない理由などを詳しく解説しています。本種について知りたい方は、ぜひ確認してみて下さい。

ハナブトオオトカゲは飼育できない?生態や観賞できる場所も紹介
「ハナブトオオトカゲってどんなトカゲ?」
「気性は荒いと言われているけど、飼育はできるの?」
「野生ではどこに生息しているの?日本ならどこで見ることができる?」
ハナブトオオトカゲという爬虫類をご存じでしょうか。コモドオオトカゲを超える長さのオオトカゲであると言うと、少し興味が湧いてくる方もいることでしょう。

本種の飼育に関してですが、結論から言うと推奨することはできません。本記事では、ハナブトオオトカゲの生態や特徴から、なぜ飼育をおすすめできないかなどの疑問を詳しく解説しています。

記事を読めば、ハナブトオオトカゲの生態や飼育をおすすめできない理由などが詳しく分かるでしょう。

ハナブトオオトカゲについて知りたい方や、日本国内で観賞する方法などを知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。

ハナブトオオトカゲの生態とは?

ハナブトオオトカゲは、世界最長であると言われていることから比較的名の知られたオオトカゲです。

ペットとして有名なミズオオトカゲや、強力な毒を保持していることで知られるコモドオオトカゲなどと並び、爬虫類好きなら耳にしたことがある名前でしょう。

ここからは、そんなハナブトオオトカゲの生態を詳しく解説します。

体長

ハナブトオオトカゲの体長は、標本として保管されているもので約244cm、最大全長は約455cmに達すると言われています。

世界最長と言われるオオトカゲですが、そのほとんどは尾で占められており、胴自体はそこまで大きくありません。この長い尾は、木に巻き付けて体を固定するだけでなく、鞭のように武器として扱うこともあるようです。

性格

ハナブトオオトカゲの性格は、神経質で攻撃的です。飼育者に対してもその性格は変わりません。そのため、世界で最も危険なトカゲであると言われています。

飼育者に対して慣れた個体もいる、という話は聞きますが、特例中の特例であると言わざるを得ません。

好む餌

ハナブトオオトカゲは肉食性で、様々な動物を捕食しています。

樹上性のオオトカゲであるため、基本的には鳥類やその卵、小型の哺乳類が対象です。樹皮をはがして節足動物も食べる、といった行動も確認されています。

また、ブタやイノシシ、イヌ、ヒトを襲ったとされる例も一部で報告されているようです。

主な生息地

ニューギニア島の南部がハナブトオオトカゲの生息です。この地域の固有種であり、マングローブ林や熱帯雨林の樹上が生活圏とされています。

鋭く発達した爪や長い尾を使い、樹幹や枝につかまりながら生活しているようです。

身体の特徴

ハナブトオオトカゲという名前の由来は、吻端が太く鼻が丸みを帯びているところからきています。樹皮をはがす際はこの吻端を器用に使うようです。

また、黒の体色に黄色の斑点も本種の魅力です。長い尾と美しい斑点模様に魅了された爬虫類マニアも少なくなかった、と言われています。

活動時間

ハナブトオオトカゲは昼行性であり、昼間に徘徊しながら餌を探し求めます。

サバンナモニターやイエローヘッドモニターといった、よく飼育されているオオトカゲも昼行性です。

産卵

産卵、繁殖に関してですが、飼育下では3回に分けて22個の卵を産んだ記録など、いくつかの例が残っていると言われています。

孵化までには200日以上を要し、40cmほどの幼体として生まれてきます。その際の幼体は成体より黄色の斑紋が多く、とてもカラフルです。

樹の上で生活する

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初回公開日:2022年07月20日

記載されている内容は2022年07月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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