ヤモリとイモリの違いは何?見た目やもっている特徴の違いを解説
更新日:2024年07月07日
「よく壁や窓に張り付いているけど、ヤモリとイモリどっち?」
「ヤモリを見かけると縁起が良いって聞くけど、見分けがつかない」
「飼ってみようかと考えているけど、生態が分からない」
このようにヤモリとイモリの違いが分からず、疑問に思っている方や飼育するのをためらっている方はいらっしゃいませんか。
この記事ではヤモリとイモリの違いを、生物学的分類からはじめ、見た目やもっている特徴、漢字による違いの覚え方、言い伝えを通しての覚え方を解説しています。
記事を読むことによってヤモリとイモリの区別がつかないという疑問が解消されるでしょう。また、飼育する前の基礎知識を身に付けることができます。
ヤモリとイモリの違いを知りたい方は、是非ご覧ください。
「ヤモリを見かけると縁起が良いって聞くけど、見分けがつかない」
「飼ってみようかと考えているけど、生態が分からない」
このようにヤモリとイモリの違いが分からず、疑問に思っている方や飼育するのをためらっている方はいらっしゃいませんか。
この記事ではヤモリとイモリの違いを、生物学的分類からはじめ、見た目やもっている特徴、漢字による違いの覚え方、言い伝えを通しての覚え方を解説しています。
記事を読むことによってヤモリとイモリの区別がつかないという疑問が解消されるでしょう。また、飼育する前の基礎知識を身に付けることができます。
ヤモリとイモリの違いを知りたい方は、是非ご覧ください。
ヤモリとイモリの違いは何?
ヤモリとイモリの生息場所や食べるもの、皮膚の表面はどうなっているのか、爪はあるのかなど、細かく比較してみると、その違いがはっきりと分かります。
まずは、生物学的分類の違いや見た目の違い、その他に持っている特徴を詳しく紹介していきます。
まずは、生物学的分類の違いや見た目の違い、その他に持っている特徴を詳しく紹介していきます。
生物学的分類
生物学的分類でいうと、ヤモリは「爬虫類」、イモリは「両生類」です。
正確には、ヤモリは「爬虫類綱 有鱗目 トカゲ亜目 ヤモリ科」に分類されるトカゲの1種です。一方、イモリは「両性綱 有尾目 イモリ科」に分類されます。
見た目は似ていますが、全く違う種類なのです。
正確には、ヤモリは「爬虫類綱 有鱗目 トカゲ亜目 ヤモリ科」に分類されるトカゲの1種です。一方、イモリは「両性綱 有尾目 イモリ科」に分類されます。
見た目は似ていますが、全く違う種類なのです。
見た目
ヤモリはうろこに覆われ、足は前後とも5本指があり、壁や窓ガラスのような垂直な場所でも張り付けるように、かぎ爪と足裏には細かい毛が無数に生えています。目は出っ張っており、まぶたはありません。舌で目を舐めることがありますが、それは乾燥から目を守るためです。
イモリにはうろこはなく、前足は4本指、後ろ足は5本指があり、ヤモリと違って爪はなく、足裏の吸盤を使って岩などを登り降りします。まぶたはあり、目を瞑ることができます。
このように、ヤモリとイモリには、ウロコの有無・指の数・爪の有無・まぶたの有無と違いが多くあるのです。
イモリにはうろこはなく、前足は4本指、後ろ足は5本指があり、ヤモリと違って爪はなく、足裏の吸盤を使って岩などを登り降りします。まぶたはあり、目を瞑ることができます。
このように、ヤモリとイモリには、ウロコの有無・指の数・爪の有無・まぶたの有無と違いが多くあるのです。
生息場所
ヤモリは温暖な気候を好み、日本では秋田県以南の本州から四国、九州と幅広く生息しています。住処は木造家屋を中心とした建造物や石垣などです。
イモリも日本では本州、四国、九州に生息しています。両生類ということもあり、水田や流れの穏やかな小川などの水辺を住処としています。
ヤモリとイモリは日本では幅広く生息していますが、住処についてはヤモリは「家の近く」、イモリは「水辺の近く」と覚えておきましょう。
イモリも日本では本州、四国、九州に生息しています。両生類ということもあり、水田や流れの穏やかな小川などの水辺を住処としています。
ヤモリとイモリは日本では幅広く生息していますが、住処についてはヤモリは「家の近く」、イモリは「水辺の近く」と覚えておきましょう。
皮膚の状態
ヤモリの皮膚は灰色で、乾燥したうろこに覆われています。顆粒状の細かいうろこと大き目のうろこが散在して見られるのが特徴です。
イモリの皮膚は背中から側面までは黒、お腹は赤く、まだら模様をしています。乾燥を防ぐため皮膚表面は粘膜で覆われ湿っているのが特徴です。乾燥に弱いからこそ、水辺に生息しているのが分かります。
ヤモリの皮膚は乾燥しており、イモリの皮膚は湿っていると覚えましょう。
イモリの皮膚は背中から側面までは黒、お腹は赤く、まだら模様をしています。乾燥を防ぐため皮膚表面は粘膜で覆われ湿っているのが特徴です。乾燥に弱いからこそ、水辺に生息しているのが分かります。
ヤモリの皮膚は乾燥しており、イモリの皮膚は湿っていると覚えましょう。
もっている特徴
ヤモリは夜行性で昆虫を食べるために明るいところに出没します。壁や窓に張り付いているのを見ると、家の明かりに誘われた昆虫を食べにやって来たことが分かります。
ヤモリはトカゲと同様、しっぽを自分で切ることができます。これを「自切」と言い、外敵から身を守るため、しっぽを切り離して囮にするのです。切り離されたしっぽは縦横無尽に動き回り、外敵を翻弄し、その間にヤモリ本体は逃げおおせることができるのです。
しっぽを切り離した後のヤモリは、時間をかけながらしっぽを再生していきます。ただ、しっぽを切り離す前の状態に完全に再生するわけではなく、色が変わってしまっていたり、短くなってしまったりすることがあります。
一方、イモリはヤモリのように自分でしっぽを切り離すことはできません。しかし、失った器官のほとんどを再生することができます。再生医療のモデル生物としてイモリは注目されています。
また、イモリは「テトロドトキシン」というフグと同じ毒をもっているのも特徴の1つです。お腹が赤いのは毒をもっていることを外敵に知らせるためだと考えられています。
しっぽの自切ができるのがヤモリ、毒があるのがイモリで覚えましょう。
ヤモリはトカゲと同様、しっぽを自分で切ることができます。これを「自切」と言い、外敵から身を守るため、しっぽを切り離して囮にするのです。切り離されたしっぽは縦横無尽に動き回り、外敵を翻弄し、その間にヤモリ本体は逃げおおせることができるのです。
しっぽを切り離した後のヤモリは、時間をかけながらしっぽを再生していきます。ただ、しっぽを切り離す前の状態に完全に再生するわけではなく、色が変わってしまっていたり、短くなってしまったりすることがあります。
一方、イモリはヤモリのように自分でしっぽを切り離すことはできません。しかし、失った器官のほとんどを再生することができます。再生医療のモデル生物としてイモリは注目されています。
また、イモリは「テトロドトキシン」というフグと同じ毒をもっているのも特徴の1つです。お腹が赤いのは毒をもっていることを外敵に知らせるためだと考えられています。
しっぽの自切ができるのがヤモリ、毒があるのがイモリで覚えましょう。
ヤモリとイモリの違いを漢字で覚える方法
初回公開日:2022年06月16日
記載されている内容は2022年06月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。