ヤモリはペットに向いているのか｜人気の種類や飼育方法を紹介

「ヤモリをペットとして飼育することはできる？」
「ヤモリにはどんな種類がいるの？」
「ヤモリをペットとして飼育する際には何が必要？」
身近な存在でありながら、ヤモリについて詳しく知らないという人もいるのではないでしょうか。

本記事ではヤモリの生態や、人気のヤモリの種類、ペットとして飼育するのに必要なものについて詳しく解説します。

記事を読むことでヤモリがどんな生き物なのか、どのような種類がいて、飼育する際には何が必要なのかを知ることができるでしょう。

またヤモリの餌やかかりやすい病気についても併せて解説しています。ヤモリについて詳しく知りたいという人や、ペットとしてヤモリを飼ってみたいという人は是非参考にしてみてください。

身近な存在のヤモリは、古くから家を守ってくれる生き物として大切にされてきました。近年ではヤモリをペットとして飼う人も多いですが、ヤモリがどのような生物であるか詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。

ここでは身近な生物でありながら意外と知らないヤモリの生態について見ていきます。

ヤモリの性格は種類によっても異なりますが、臆病な性格をしていることが多いです。人目のある日中は隠れて過ごし、人が寝静まった後に行動します。

手を近づけても寄ってくることはなく、後ずさりしたり、動かなくなってしまったりするでしょう。機嫌が悪ければ手を近づけるだけで威嚇されたり噛みつかれたりする場合もあります。

なつくことはありませんが、飼い主のにおいに慣れることはあります。触れ合いを楽しむのではなく、観察を楽しむペットと考えると良いでしょう。ヤモリの種類によってはハンドリング可能なものもいます。

ヤモリの寿命は一般的におよそ5年から10年と言われています。あくまで平均寿命であるため、10年以上生きる個体もいるようです。

野生のヤモリとペットのヤモリで寿命が異なるということはありませんが、ペットのヤモリを長生きさせるためにはヤモリの特徴を知り、適切な環境で飼育する必要があります。

ヤモリは寒さが苦手なため、飼育する際には温度管理をしっかり行うようにしましょう。

ヤモリは「キュウ」というかわいい鳴き声で鳴きます。ヤモリは体が小さいためそれほど大きな声で鳴くことはなく、高い声で鳴くためうるさいと感じることもほとんどありません。

1匹ではなく、数匹のヤモリが一斉に鳴けばうるさく感じることがあるかもしれませんが、近隣の迷惑になるような鳴き声ではないでしょう。

ヤモリのにおいはほとんど気にならない程度であるため、臭いと感じることはないでしょう。もしヤモリを飼育していてにおいが気になる場合は、ヤモリのにおいではなく、ヤモリの食べ残しやフンのにおいだと考えられます。

ヤモリは雑食性のためフンのにおいがきつく、フンを放置しておくと悪臭がするため、フンを見つけたらなるべく早く取り除くようにしましょう。また食べ残しからも悪臭がすることがあるため、食べ残しを見つけたら取り除き、こまめにケージを掃除するようにしてください。

ヤモリは自宅の近くでも捕まえることができますが、むやみに捕まえるのは止めましょう。ペットショップではさまざまな種類のヤモリを購入することができます。

ヤモリは種類によって価格が異なり、安い種類の個体なら2,000円前後で購入することができますが、高価な種類の個体なら10万円前後することもあり、その価格帯は幅広いです。

ヤモリは爬虫類の中では比較的飼育しやすいため、ペットとして飼いやすい生き物と言えます。しかし犬や猫などのペットのようになついたり、愛情表現をしたりすることは期待できません。

先述したようにヤモリは臆病な性格をしているため、人間が触ることでストレスを与えてしまうのです。

人間になつかせることが難しいヤモリですが、種類によってはハンドリングできるようになることもあります。しかし人に慣れていてハンドリングできる個体でも、過度のふれあいはストレスになってしまうため注意しましょう。

ヤモリと一口にいってもさまざまな種類のヤモリがいます。日本人に馴染み深いニホンヤモリはヤモリの中でも比較的飼育しやすい種類と言えるでしょう。

ここではニホンヤモリをはじめ、人気のヤモリの種類についてご紹介します。