蛇の冬眠の時期はいつ？目覚める目安や必要な環境もあわせて紹介

「蛇は何月頃から冬眠して、何ヵ月後に覚醒するの？」
「飼育下での蛇の冬眠に必要な環境は？」
「冬眠中の蛇はどんな状態なの？」
初めて蛇を飼っていたり、蛇を飼おうと考えている人の中には、蛇の冬眠に関するこのような疑問が浮かび上がる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、蛇の冬眠の時期や目覚めるタイミング、飼育下の蛇が冬眠するのに必要な環境4選などを紹介します。

この記事を読むことで、蛇の冬眠について詳しく知ることが可能です。また、その情報を元に、飼育下でも上手に蛇を冬眠させてあげられるようになることでしょう。

蛇を飼育している人はもちろん、蛇の冬眠について興味がある方も是非、この記事を読んでみてください。

蛇は外の温度によって体温が変化し、自分で体温調節のできない変温動物です。それゆえ冬期は体温が低下し、活動するのに必要なエネルギーが少なくなるため、蛇は冬眠します。

では、蛇が冬眠する具体的な時期はいつ頃なのか、これから詳しく解説していきます。

野生の蛇は、気温が5度前後になってくると冬眠を始めます。時期で言うと、12月～2月の約3ヶ月間です。

また飼育下にある蛇は、秋～冬前にかけて冬眠を始めるので、3～4ヶ月程度を目安にしっかり眠らせてあげてください。

蛇は冬眠している間、一度も起きることはありません。そして、目覚めるタイミングは個体や地方差はあるものの、大体の目安があります。

これから紹介する目安を元に、冬眠中の蛇のことをしっかり観察してあげてください。

蛇は気温が5度を上回ってくると、徐々に冬眠から目覚めるようになると言われています。だんだん温かくなってくると眠りから覚醒していき、完全に覚醒するのは15度を超えたあたりです。

飼育下の蛇は、室温を16〜18度くらいにすると少しずつ活動し始めます。

冬眠中に蛇が目覚めてしまうのは、とても危険なことです。そのため飼育下で蛇を冬眠させる場合は、気をつけないといけない注意点が4つあります。

冬眠している最中に、蛇が目を覚ましてしまわないよう是非、以下の内容を参考にしてください。

飼育下で蛇を冬眠させる際は、場所選びが大切です。蛇が目覚めてしまわぬよう一定の気温を保てる、温度の変化が少ない場所を確保してあげてください。

また、エアコンを使用すると温度の変化が大きくなってしまうので、特にマンションやアパートなど気密性の高い住宅の場合は、暖房器具のある部屋は避けましょう。

冬眠中の蛇の適温は、およそ12～14度と言われています。しかし、蛇の種類や生息地、個体差もあるので、飼い主さんが蛇をしっかり観察して適温を確かめてあげてください。