コーンスネークのハンドリングについて｜方法についてや注意点を紹介

「コーンスネークをハンドリングに慣れさせるにはどのような方法があるの？」
「コーンスネークのハンドリングをするときは何に気をつければいいの？」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事ではコーンスネークのハンドリング方法について、準備や手順を詳しく解説するとともに、ハンドリングする際の注意点についても紹介しています。

記事の内容を読むことで、コーンスネークの正しいハンドリング方法を身に付けられるだけでなく、体にかかる負担やストレスを軽減できます。

コーンスネークともっと仲良くなりたい方やハンドリングに不安のある方、負担の少ないハンドリング方法について知りたい方は是非読んでみてください。

ハンドリングとはペットとして飼われている生き物を手の上に乗せて可愛がったり、一緒に遊んだりしながらスキンシップをはかることを指します。主にトカゲやヘビやカエルといったエキゾチックアニマルによく使われる表現です。

温厚で人懐っこい性格のコーンスネークも、ハンドリングがしやすいペットとして爬虫類好きの人の中でも人気が高まっています。実際にハンドリングの楽しさを求めて、コーンスネークの飼育を始める人も少なくありません。

ハンドリングをすることでペットとの信頼関係を深められるだけでなく、体を触ることに慣れさせておくと体調のチェックにも大いに役立つでしょう。

蛇は他の生き物と違って全長が長く、ハンドリング方法によって重心があちこちに移動するため、手に乗せるのが難しそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

ここではコーンスネークのハンドリング方法について詳しく説明します。コーンスネークに与える負担やストレスを軽減するためにも、正しいハンドリングの知識を身につけることはとても大切です。

動物好きな人の中には、触れることができればハンドリングも簡単だと考える人もいるでしょう。しかしハンドリングはただ単に「持つ」ということではありません。あくまでスキンシップを目的としているので、生き物に対して優しく丁寧に行うようにしてください。

コーンスネークをハンドリングするときは、まず事前にしっかり手を洗っておきましょう。手にタバコなどの不快な匂いが付いているとストレスの原因になることや、食べ物の匂いが付いていると餌と間違えて噛む恐れがあります。

蛇は視覚や聴覚が他の動物に比べて鈍いとされていますが、その代わり嗅覚がとても敏感です。人間にとっては何も感じなくても、コーンスネークなどの蛇は匂いに対してとてもデリケートな生き物だといわれています。

またハンドリングが終わった後も、しっかり手を洗う習慣をつけることが大切です。土の上で生活する蛇は保菌していることも多いため、衛生面においても重要なポイントになります。

コーンスネークをハンドリングするときは掴んで手に乗せようとするのではなく、下から手のひらですくい上げるようにして体を支えてあげましょう。野生の蛇や爬虫類にとって、鳥類は天敵にあたります。上から掴む形で持つと恐怖心を与えてしまうので注意が必要です。

コーンスネークのハンドリングは手の上で安心してくつろげるようになることが目的なので、懐かせるというイメージではなく、一緒に過ごす時間を楽しむというスタンスで行うようにしましょう。

ハンドリングに早く慣れさせるには、まず手の上が安全だと知ってもらう必要があります。負担がかからないように優しく触れることが大切です。

コーンスネークの体はなるべく全体をしっかり支えるようにしましょう。体に何かが接触している面積が多いほど、蛇は安心感を覚えるといわれています。コーンスネークも木の上や地面など、常に体全体がどこかに触れている状態で生活しているため安定した場所を好むのです。

コーンスネークの大きさによっては、ハンドリングをするときに手の上に収まりきらないということもあるでしょう。そんなときは指を広げてみたり、腕全体を使ったりして、コーンスネークの体の一部が垂れ下がった状態にならないよう気をつけてください。

しっかり体全体を安定させてハンドリングをすることで、落下事故を防ぐことにもつながります。正しいハンドリングでコーンスネークが安心して身をゆだねられるようにしましょう。

コーンスネークをハンドリングする際には、いくつかのポイントに注意しなければなりません。誤ったやり方をすると慣れるのに時間がかかるだけでなく、触れられること自体を嫌がるようになったり、ストレスを与えることにもつながります。

コーンスネークは人馴れしやすい温厚な性格である反面、嫌がる様子に気づきにくい傾向があります。飼い主側がコーンスネークの特性を理解した上で、ストレス要因をあらかじめ取り除くことが大切といえるでしょう。

ここからはコーンスネークをハンドリングする際に、気をつけなければならないことを説明します。注意するポイントをしっかり押さえておきましょう。

早くハンドリングに慣らしたいからといって、いきなり長時間ハンドリングをするのは避けた方が良いでしょう。ベビーの頃から飼われている場合は触れられることに慣れていますが、触れられることに慣れていない成体にとって、長時間のハンドリングは大きなストレスとなります。

コーンスネークがハンドリングに慣れないうちは、手の上で大人しくさせるのは難しいです。無理に落ち着かせようとするのではなく、動きに合わせて腕や手で道を作ってあげると良いでしょう。何度か繰り返しているうちに少しずつ落ち着けるようになってきます。

コーンスネークと触れ合う機会を少しずつ増やしながら、ハンドリングに慣らしていきましょう。