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カナヘビの卵の特徴とはどんなもの?飼育環境や取り扱い方について紹介

更新日:2024年07月15日

カナヘビの卵は大切に育てると孵るのをご存知ですか?家の庭や公園で簡単に見られるカナヘビは、子どもからもペットとして非常に人気があります。本記事では、カナヘビの卵を見つけた際の育て方をまとめています。卵から孵る赤ちゃんカナヘビを見たい方は、ぜひご一読ください。

カナヘビの卵の特徴とはどんなもの?飼育環境や取り扱い方について紹介
「カナヘビの卵はどんな形や色をしているの?」
「卵から孵すことはできる?」
「カナヘビは卵をどれくらい産むの?」
カナヘビという名前なので、ヘビを連想する方が多いかも知れませんが、トカゲの一種です。

暖かい日の日中、アスファルトの上や岩の上でよく日向ぼっこをしている様子を見ることができます。子どもの頃に庭や公園で見かけて、捕まえた方もいるのではないでしょうか。

本記事では、カナヘビを卵の様子や孵す方法、注意点を詳しく紹介します。カナヘビの卵を見つけたという方や、飼っているカナヘビが卵を産んだけど育て方が分からないという方は、参考にしてください。

またカナヘビはペットとしても、とても人気が高い生き物です。これから初めて飼育するという人にも役立つ情報が満載ですので、ぜひご一読ください。

カナヘビと卵の特徴

カナヘビは世界に数多くの種類がいます。でも私たちがよく見るほとんどのカナヘビは、ニホンカナヘビです。北海道から九州まで日本に広く分布しており、見た目が可愛らしいので、子どもから大人まで、多くの生き物好きに人気です。

漢字では金蛇(カナヘビ)と書き、諸説ありますが金色のヘビのように見えることからカナヘビと呼ばれるようになったと言われています。確かに頭から尻尾まで細長いので、ヘビに見えなくもありません。

ここからは、カナヘビとその卵について詳しく説明していきます。

カナヘビについて

カナヘビは、世界にたくさんの種類が生息しています。日本でも、6種類ほどのカナヘビを見ることができますが、生息地は北海道や沖縄など様々です。

日本各地で見られるニホンカナヘビは、全長18cm〜25cm程度の大きさで、公園や民家、学校などで見ることができます。昼行性で、日中体を温めるためにじっとしているところをよく見かけますが、警戒心が強く逃げ足も早いです。長い尻尾には骨がないので、敵から逃げる際は自切して命を守り、時間が経つと再生します。

餌は昆虫やクモなどの肉食性で、飼育下では人口餌で育てることも可能です。

カナヘビの卵の特徴について

一部のカナヘビを除いて、ニホンカナヘビなどの多くは卵生で、卵を産みます。野生の場合は、暖かくなってくる春過ぎから夏の終わりにかけて産卵し、一度に2〜7個程度の卵を産むと言われています。

カナヘビの卵の大きさは1cm弱で小さい白色です。孵化までの期間はだいたい30日〜40日くらいかかり、温度によっても孵化までの日数が変わります。温度が高めの場合は期間が短くなり、低い温度の時は長くなるようです。

カナヘビが卵を産む場所

野生のカナヘビは、日陰で湿った柔らかい土の上や苔などに卵を産みます。また、ひと気のない場所を選んで産卵しています。人の出入りが少ない湿地帯や、畑の隅っこなどで見つかることが多いようです。

卵は温度が高めで湿度が十分な場所でないと孵化しません。また直接水がかからない場所という情報もあるようですが、実際は浸水しなければ雨水が多少当たるような場所にも産卵しています。

カナヘビの卵を孵化させるために



今飼っているカナヘビが産卵したり、野生のカナヘビの卵を見つけたりした時、実際にどう世話をすれば卵が孵るのでしょうか。

ここからはカナヘビの卵を孵化させるための条件やポイントを紹介します。成長するために必要なことや、NG行動についても説明しますので、カナヘビにとって良い環境を整えてあげてください。これを読んで、実際に孵化にチャレンジしてみましょう。

孵化に適した飼育環境

カナヘビの卵が孵化するには、温度と湿度を適正に保たなければなりません。温度は25度〜30度前後と言われています。温度が高いと孵化までの日数は短くなります。ただし、直射日光は暑くなりすぎるので、当たらないようにしましょう。

湿度ですが、カナヘビの卵にとって水分は必要不可欠です。床材は水分を多く含むことができる土や苔をお勧めします。霧吹きなどで土や苔を湿らせ、大量でなければ卵に直接水がかかってしまっても問題なく孵化するようです。卵は水分を吸って大きくなりますので、乾かないようにすることがポイントです。

卵の取扱い方

カナヘビの卵を見つけたり、メスが産んだりした後は卵を移動させる際に、ひっくり返さないように注意しましょう。上下を変えてしまうと、孵化しなくなってしまうことがあります。

カナヘビのメスは、卵を産んだらそのまま世話をすることなく放置していきます。鳥などのように卵を何度も返す転卵は行いません。卵の中で赤ちゃんカナヘビが育っている場合、卵の上下を入れ替えてしまうと窒息死する原因となってしまいます。

卵の上下が多少ずれても孵った事例はあるようですが、返さない方が無難です。卵を見つけたら、まず上部にペンなどで印をつけると、上下の見分けがつくので、その後も心配なく世話を続けることができます。

卵の成長には水分が重要

次のページ:カナヘビの卵に関する疑問

初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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