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カナヘビの卵の特徴とはどんなもの?飼育環境や取り扱い方について紹介

更新日:2024年07月15日

カナヘビの卵は大切に育てると孵るのをご存知ですか?家の庭や公園で簡単に見られるカナヘビは、子どもからもペットとして非常に人気があります。本記事では、カナヘビの卵を見つけた際の育て方をまとめています。卵から孵る赤ちゃんカナヘビを見たい方は、ぜひご一読ください。

カナヘビの卵の特徴とはどんなもの?飼育環境や取り扱い方について紹介
カナヘビの卵が孵化するためには水分管理が重要です。前述した通り、野生のカナヘビも湿度の高い場所を選んで産卵しています。卵は水分を吸収して大きくなっていきます。

直接卵にたくさんの水をかけるのではなく、床に敷いている土や苔、ケージ内の周りの部分などを霧吹きで十分湿らせます。床が乾かないよう、常にチェックしましょう。

卵が大きくなってくると、表面が薄く透明になってきます。こうなると、より乾燥には注意が必要です。霧吹きで湿らせて加湿を行ってください。

孵化の前兆

カナヘビの卵は上下を入れ替えず、温度と湿度管理をしっかり行っていれば、高い確率で孵化します。卵の大きさが、産卵直後に比べて2倍くらいになったら、そろそろ孵化が始まります。

孵化する前兆として、まずは卵の表面に水滴が付くようになります。しばらくすると、卵にヒビが入り、更にヒビから中の水分が表面に出てきます。血のような赤い液体が水分に混じって出てくることがありますが、問題なく孵ることがほとんどなので、最後まで触らず見守ってあげてください。

カナヘビは最初、鼻先から出始まり体が完全に出切ったら、孵化は成功です。

カナヘビの卵に関する疑問

ここまで説明した通りにカナヘビの卵を飼育していても、様子がおかしいなと思うことが出てくるかもしれません。

カナヘビの卵に関する疑問や、なんか違うぞと感じた時の対処法などをまとめました。様子の変化に早く気づければ、手遅れにならずに済むこともあります。諦めずにお世話を続けてあげてください。

卵はしぼんでも大丈夫?

産卵後1週間程度経ってもカナヘビの卵がしぼんだままの状態では、成長できていないということになります。残念ながら、この場合はそれ以上お世話をしても孵りません。産卵後すぐにしぼんでしまう場合、産んだ卵の状態がすでに悪かったと思われます。

また、孵化直前で卵がしぼんでしまうこともあります。これも残念ながら卵の水分量が足りずに、うまく孵化出来なかった状態です。卵がぎゅっとしぼんでしまうと、その後復活させることは、非常に難しくなります。孵化直前の場合、水分量をしっかり保ってあげれば、しぼむのを防ぐことができます。

カナヘビの卵にへこみがある場合は?

カナヘビの卵は、産卵直後に少しへこみがある程度でしたら、それほど問題はありません。水分をしっかり与えて、加湿をすれば徐々に戻ることがあります。

日にちが経ってからへこんだ時も同様で、すぐに霧吹きなどで保湿してあげれば、元に戻る場合がほとんどです。水分を吸った卵は膨らんで行きます。

注意しなければならないのは、初めから明らかに奇形な卵と、加湿してもへこみが戻らない卵です。奇形な卵の場合は、色も変色していることが多いので、他と様子が違ってすぐにわかると思います。

加湿して5日程度たっても、へこみが直らない卵も同様です。5日くらいは様子を見ながら諦めずにお世話してあげてほしいのですが、それでも直らない場合はダメかもしれません。無精卵の可能性もあります。

卵の色が変色している場合は?

カナヘビの卵は、白色です。見てすぐに分かる黄色やオレンジ色、さらに一緒に産まれた他の卵と違う色をしている場合は、無精卵の可能性があります。同時にカナヘビの卵自体が硬いと、それも無精卵である場合がほとんどです。

初めは白色だったのに、徐々にオレンジ色になってしまった場合も孵化できない可能性が高くなります。

卵の大きさが成長していて、白色から薄い黄色や土色、透明になった場合は、孵化までもう少しというサインです。

卵にカビが生えてしまったら?

湿度が高い場所で飼育していると、床に敷いている土や苔にカビが生えることがあります。そのカビが、カナヘビの卵に移っているだけの場合は問題ありません。カビを発見したら、土や苔を変えてあげましょう。

カナヘビの卵に直接カビが生えてしまうことがあります。この時は卵が無精卵か、有精卵であっても中でうまく形成されず、死んでしまっています。

カビが生えた卵をそのままにしておくと、他の元気な卵にカビが移って悪さをするので、見つけたらすぐに取り除くようにしてください。

カナヘビの卵を育ててみよう


温度や湿度管理にもよりますが、おおよそ40日程度でカナヘビの卵は孵ります。大人のカナヘビと一緒に入れてしまうと、自分で産んだ卵でも食べてしまうことがありますので、卵は必ず別のケースで飼育してください。赤ちゃんカナヘビも同様で、大人のカナヘビに食べられてしまうので注意してください。

丁寧にお世話をし続けた卵から、カナヘビが孵った瞬間を見るのは格別です。大人の指先ほどしかないサイズで、非常に愛くるしい姿をしています。また人の手で返して育てた赤ちゃんカナヘビは、驚くほど人に慣れてくれるのです。

赤ちゃんカナヘビも、引き続き温度や湿度管理に気をつけなければいけないので、手はかかりますが、大切に育てれば育てるほど人に慣れて寄ってきます。きっと素敵なパートナーになってくれますので、カナヘビを卵から育ててみることをおすすめします。

初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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