カーペットパイソンのモルフとは？選び方や飼育に必要なものも紹介

ノーザンカーペットパイソンは別名コモンカーペットパイソンとして知られています。
生息地はインドネシアで、大きさは2.5mほどになります。

カーペットパイソンの中では比較的おとなしい性格とされ、人気が高く販売量が多いモルフです。また、樹上棲が強いとも言われているので、ケージ内に枝木などを入れる際は、気性に変化がないかどうか観察する必要があります。

オレンジ色をベースに、黒色のまだら模様を持っており、全体的に地味な印象です。体が細いので中型のケージでも飼育できます。

モルフにはグラニットカーペットパイソンがいます。

カーペットパイソンジャガーは、オーストラリアに生息しています。全長2m程度です。ちなみに4.3mの長さをもつカーペットパイソンジャガーがいたとの記録があります。

コールタルカーペットパイソンの突然変異体（ミュータント）をベースに作出されたと言われており、レギュラー、ハイポ、レッドハイポがあります。

ハイポとはハイポメラニスティック(黒色色素減退)のことで、黄色味が強く出るのが特徴です。ハイポが強く出た場合、レモンイエローやパステルイエロー、パステルオレンジまたはパステルクリームになります。

カーペットパイソンジャガーは作出されてから間もないのでデータが少ないですが、逆に言えば新しい色をもつ個体が毎年のように作られており注目を集めています。

コースタルカーペットパイソンはオーストラリアの東部とニューギニアに生息します。「コースタル」とは「沿岸の」と言う意味です。

ジャングルカーペットパイソンと分布が似ているため、分類がはっきりしないことがあります。原産地別でクイーンズランドカーペットパイソン、イースタンカーペットパイソンという呼び方もします。

2mほどに成長し、大きなものでは4mを超えることがあります。カーペットパイソンの中では最も大きくなるモルフと言われています。

比較的地味なモルフですが、色はバラエティーに富んでいます。「緑がかった茶色と黒に縁取られたクリーム色」「クリーム色や灰色をベースにした黒色のまだら模様」が基本的な色です。

ジャガーカーペットパイソンの原種として知られています。

カーペットパイソンの飼育で最も大切なのは、ケージの大きさです。高さよりも床の面積が広くなるようにケージを用意する必要があります。

また、ケージの中に枝木を入れると気性が荒くなるとされていますが、個体差もあるので絶対とは言い切れません。よくあるデメリットとしては、巻きつく力が強いので枝木に巻きついた場合はなかなか引きはがせないことがあります。

夜行性なので、照明はホットスポットのみで飼育できます。特にベビーの頃はやや高温多湿の環境が必要です。

モルフや個体によって若干の違いがあるので、よく観察しましょう。

カーペットパイソンの飼育では大きなケージを用意する必要があります。高さよりも床の面積を広くすることが大切です。

目安のサイズは、とぐろを巻いた時の3倍ほどです。全長が1.8m以下の個体の場合は、90×45cmでも飼育はできます。しかし、このサイズではギリギリなので、健康的に飼育するためには、できれば横幅が120cmあるとよいでしょう。

体長が2mを超える個体の場合は、120×45cm以上が必須となります。成長するまでに時間がかかるので、それまでは体の大きさに合うサイズでも飼育できます。

床材には水分の吸収率が高く乾燥を維持できるものが向いています。ウッドチップやヤシガラマットなどがおすすめです。そのほかにも、新聞紙やキッチンペーパー、ペットシーツで代用できます。

特に、床材はほかの道具と違って消耗品なので、値段も考慮に入れるとよいでしょう。見た目のこだわりがなければ、キッチンペーパーやペットシーツは木材よりも安価です。また、交換が楽で清潔な状態を保つことができるので、コストを抑えたい場合は積極的に活用してもよいでしょう。

ベビーのうちは多湿の場所も好むので、湿らせたミズゴケを容器に入れて置いておくこともできます。糞はこまめに取り除きましょう。