サキシマカナヘビとはどんなヘビ？飼育に必要なものもあわせて紹介

サキシマカナヘビを飼育する際の床材には、ヤシガラ土や赤玉土、ソイルなどの土系のものを選び、ケージの底から厚さ数cmほど敷いてあげます。木登りが好きな生き物なので、ソイルの上に鉢ごと観葉植物を入れてあげると良いでしょう。

このデザートソイルは、砂漠や亜熱帯地域に生息するトカゲ類に最適な床材です。水分を含んだ天然のソイルをパックしているため、本来の生息地に近い状態を再現できます。

ケージ内の臭いを吸収し排泄物がまとまりやすいというメリットもあり、掃除は簡単です。約半年ほど使用したら新しいものと交換してあげましょう。

サキシマカナヘビについて詳しく知ると、実際に飼育してみたいと思いますよね。では、サキシマカナヘビを手に入れるには、ペットショップやホームセンターに行けば良いのでしょうか。

もし飼育することになったら、サキシマカナヘビは何を好んで食すのか、また、どのような餌を与えればよいかもわかりませんね。

ここからは、サキシマカナヘビの購入方法や好みの餌について、詳しく解説していきます。サキシマカナヘビの飼育を考えている人は、以下を参考にしてみて下さい。

サキシマカナヘビは魅力的な生き物なので、購入したいと考える人も多いでしょう。しかし、その人気の高さからある時期に乱獲され、個体数が激減してしまいました。

現在は環境省のレッドリストに入っており、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。販売している所を見つけたら、必ず絶滅危惧に指定される前の個体かを確認し、証明してもらいましょう。

証明することができないものを購入すると、トラブルに巻き込まれる可能性があるので注意して下さい。できれば、個体数維持のためにも無理に飼育はせず、自然下のサキシマカナヘビを観察したいですね。

サキシマカナヘビの餌には、コオロギが適しています。ヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギがおすすめです。しかし、コオロギの成虫では大きくて食べることができません。口に入りやすいS～Mサイズの、コオロギの幼虫を与えましょう。

ある程度慣れてきてピンセットから食べるようになれば、冷凍コオロギを解凍して食べるようになります。コオロギを与える時は、カルシウム剤をかけてあげると良いでしょう。

生きた状態の餌なら、食いつきは抜群です。サキシマカナヘビの定番の餌であるコオロギやミルワームは、喜んで食べてくれます。

サキシマカナヘビは緑色が美しく、長い尾が特徴の生き物です。サキシマカナヘビの生態や大きさ、飼育に必要な物など、詳しく知ることができましたね。

また、とても美しいトカゲゆえに乱獲されてしまい、レッドリストに登録されていることもわかりました。これからサキシマカナヘビを飼育することは困難ですが、少しでも個体数が増えるように見守りたいですね。

今回わかった情報をもとに動画や写真などでサキシマカナヘビを見ると、違った視点で見入ることができるでしょう。