ミドリガメは人になつく？意外な性格や懐いてもらうための5つのポイントを紹介

ミドリガメは丈夫で、飼育するのもそれほど難しくありません。飼育グッズさえ揃えておけば、すぐにでも飼育を始めることができます。

しかし、ミドリガメの飼育は楽なことだけではありませんし、デメリットもあります。それらの注意点を理解していないと、飼い始めたのは良いけど思っていたのと違った、という事態になりかねません。

ここでは、飼育する前に知っておきたい注意点を紹介していきます。事前に把握しておいて、ミドリガメの飼育に備えるようにしましょう。

ミドリガメは成長するスピードが早いため、食べる量が多くフンも沢山します。そのため、水槽で飼う他の生き物に比べても水が汚れやすいです。

汚い水はカメにとっても良くありません。病気になりやすくなりますし、水を飲むことができず水分不足になってしまいます。

また、ミドリガメは成長するとかなり大きくなることにも留意しておきましょう。カメに対して水槽が小さくなってきたら、大きいものに替えてあげる必要があります。

加えて、ミドリガメはとても長寿です。最後まで責任をもってお世話できると言い切れるのであれば、飼育を始めても良いでしょう。面倒を見切る自信がないのに飼うということはしないでください。

このように、ミドリガメの飼育には大変な部分が沢山あります。ミドリガメに限らず、生き物の飼育には責任が伴いますから、大変な部分も理解し、覚悟をもって飼育に臨むようにしましょう。

ミドリガメは長寿で基本的に丈夫な動物ですが、全く病気にならないというわけではありません。仮に病気になってしまったとしても、カメを診察してくれる病院は多いわけではないため、事前に予防しておくことが大切になります。

ミドリガメがかかりやすい病気には、皮膚病があります。これはカビの一種である水生不完菌がカメの首や手足に付着することで発症する病気です。

また、「くる病」という病気にもかかりやすいです。これは甲羅に発症する病気で、甲羅が柔らかくなる、曲がる、歪む、といった症状が見られます。

これらの病気は、ミドリガメがしっかり日光浴をすることで予防できます。皮膚を乾燥させて菌を死滅させたり、紫外線から栄養素をつくって甲羅を強くしたりするのです。ミドリガメが病気にならないためにも、日光浴は十分にさせてあげましょう。

出典：甲羅干しって？｜ポックル動物病院|札幌市手稲区|犬・猫・小動物
参照：http://pokkur-ah.com/%E7%94%B2%E7%BE%85%E5%B9%B2%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%A6%EF%BC%9F/

カメは種類によって性格が異なり、なつきやすさも変わってきます。ミドリガメ以外にも人になつくカメはいるため、他の種類のことを知っておくのも良いでしょう。

ここでは、ミドリガメ以外の人になつくカメを3種類紹介します。

リクガメは、ミドリガメとは違って陸で生活するカメです。ゆっくりと歩く姿がかわいらしく、見ていると癒される人も多いでしょう。

一口にリクガメといっても、数多くの種類に分けることができます。種類によって性格は異なりますが、基本的にはおとなしい子が多いのが特徴です。

リクガメは餌を与えることで人になつく子が多いです。餌を与えようとすると、喜んで近寄ってきてくれるようになります。

イシガメは温厚な性格であることが特徴です。さらに臆病で警戒心が強く、神経質なところもあるとされています。

野生でもイシガメを見ることはできますが、自ら人に寄ってくることはほとんどありません。しかし、飼育下では次第に飼い主の顔を覚えてなつき、甘えてくることもあります。

ただし警戒心が強いため、なつくまでには時間がかかります。最初はなついてくれなくても、根気強くお世話をするようにしましょう。

クサガメは穏やかでマイペースなカメです。同時に、臆病で神経質な一面もあります。

イシガメと同様に警戒心が強いカメであるため、なついてもらうためには時間がかかる場合があります。しかし人なつっこい部分もあり、一度なつくと後ろをついてくる姿を見ることも可能です。

ミドリガメは人になつく動物です。時間がかかる場合もありますが、なついてもらうポイントを押さえ、愛情をもってお世話をすればなついてもらえるでしょう。

なついたミドリガメは後ろをついてきたり自ら近寄ってきたりと、とてもかわいらしい姿を見せてくれます。また、長寿であるためなついてもらえれば長い間パートナーとして暮らしていくこともできるでしょう。

ぜひミドリガメになついてもらって、カメと一緒に素敵な生活を送っていってください。