ミシシッピニオイガメの寿命はどれくらい？飼育方法や魅力も紹介

ミシシッピニオイガメは性格が穏やかで体も丈夫であることから、初心者でも飼いやすいカメです。そのため、初心者であっても適切な飼育方法を実践すれば、元気に成長させることができるでしょう。

ここでは、ミシシッピニオイガメの飼育方法について紹介します。大切なポイントを押さえて、元気なカメを育てていきましょう。

餌は、カメ専用の人工飼料をメインで与えましょう。カメに必要な栄養が含まれています。ただし、与え続けると飽きてしまうこともあるため、たまに生餌や乾燥エビなどを与えると良いでしょう。

ストレスがかかったり水温が下がったりすると、餌を食べなくなってしまうことがあります。そんな時はカメの好きな生餌などを与えてみましょう。

餌は1日に1回与えると良いです。ただし、幼体のうちは数回に分けて与えるようにしましょう。

量は商品に記載されている分量を守って与えます。幼体のうちはしっかりと与え、ある程度成長したら太りすぎないように量を調整しましょう。

餌の食べ残しは水質悪化の原因になるため、残ってしまった餌はすぐに回収しましょう。

飼育するものは透明度が高く丈夫なガラスの水槽がおすすめです。泳ぎ回る生き物のため、45～60ｃｍほどのサイズの水槽を用意すると良いでしょう。

脱走をしてしまうことがあるため、水槽には蓋をしておきましょう。意外と力が強く、軽く置いただけでは開けられてしまう可能性があります。しっかりと固定して、脱走を防ぎましょう。

水の深さは、30㎝ほどもあれば十分でしょう。水深は深くても浅くてもそれぞれメリットがあるため、良いと思った深さにすることをおすすめします。

水深が深いと、カメが自由に泳ぎ回ることができます。水質も悪くなりづらいでしょう。浅い場合は水質が悪くなりやすいですが、カメの異変に気がつきやすくなります。

水温は23～30度の間を保つようにしましょう。ミシシッピニオイガメが元気に暮らすためには、適水温を維持してあげることが大切です。

水槽にヒーターを設置すると、水温を保つことができます。火傷防止のカバーが付いたものを選びましょう。水温計も設置しておけば、温度の変化にすぐ気がつくことができます。

ミシシッピニオイガメは冬眠をする動物です。冬になって水温が下がると、冬眠を始めます。しかし、冬眠にはリスクがつきものですから、飼育下では冬眠をさせない方が無難でしょう。

気温が下がり始めたら、水槽にヒーターを設置します。水温が下がらないように注意しながら飼育を続けましょう。

カメは大量のフンや食べ残しで水を汚しやすいです。そのため、水替えは頻繁に行うようにしましょう。

1日に1回替えるのが理想ですが、毎日水替えを行うのはなかなか大変です。労力を減らすために、水槽にフィルターを設置すると良いでしょう。フィルターがあれば、週に1回ほどの水替えでも大丈夫です。

カメは群れをつくらない生き物です。基本的に単独行動を好むため、同じゲージで複数のカメを飼育するとけんかになってしまうことがあります。混泳させるのは避けた方が良いでしょう。

また、ミシシッピニオイガメ以外のカメとの混泳もおすすめできません。カメによって適切な飼育環境は異なるため、それぞれに合った環境をつくってあげるようにしましょう。