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ウーパールーパーの平均寿命・寿命を伸ばす飼い方|ペット/成体

更新日:2023年12月06日

日本ではブームとなった時代もあるウーパールーパーは、なんともいえない可愛らしさを持つ水中生物です。透明感があるので一見脆そうにも見えますが、平均寿命としては10年くらいと短くはありません。ウーパールーパーの寿命についてお伝えしているので、参考にしてください。

ウーパールーパーの平均寿命・寿命を伸ばす飼い方|ペット/成体
寿命が短い原因や対策法については寿命が長い個体と短い個体の項目でも触れましたが、改めて寿命が短い原因をお伝えします。そして原因を踏まえた上で、対策法をご紹介します。

飼育環境が悪い

水質・水温・餌の量など、飼育環境が悪いとウーパールーパーは元気がなくなります。餌は与えれば与えるだけ食べるので大きくはなっていきますが、食べ過ぎは胃腸に負担をかけます。そのことは人と同じであり、肥満は万病の元と言われることに結び付きます。水温は適温、水質も悪くならないように保ちましょう。

病気

病気は飼育環境を原因としてなることもありますし、もともと病気に罹っていた可能性もあります。また、販売されている時は発症していなかった上に飼育環境も悪くないのに体質的な問題で発症することもあります。餌の量と同様に、病気に関しても人間と同じ発症の仕方をします。すなわち、いつなるか分からないものです。

体質的な問題や販売元の管理の問題がない限りは、飼育環境に汚染や不適温などないようにすることで病気リスクを軽減できます。冬場の冷え過ぎ・夏場の暑過ぎ・フィルターに頼り過ぎ・餌のあげ過ぎなどに、気を付けましょう。飼い主として、適した環境を整えてあげる意識を持ちます。

寿命を延ばす方法!その飼い方とは?

寿命を延ばすためには、飼育環境がカギとなります。人間は生活習慣や環境のストレス具合なので寿命が左右されますが、ウーパールーパーにとっての生活習慣は飼育環境です。飼育環境を管理するのは飼い主さんなので、寿命を延ばしたいのであれば飼い方に気を付けましょう。それでは、寿命を延ばすことにつながる飼い方についてご紹介します。

餌は、適量です。適量というのは、大人であれば1週間に2回くらいとされます。ウーパールーパーは食べた物をゆっくり消化するため、毎日ごはんを食べなくても良い生物です。ただし子どもの時期にあるウーパールーパーはよく食べるため、毎日餌やりをします。2時間〜3時間で食べ切れてない餌は放置しておくと水質悪化を引き起こすため、ピンセットで取り除きましょう。

基本の餌はウーパールーパー専用のエサになりますが、たまには栄養として魚類を与えても良いです。魚肉などを食べますが、消化しやすいようにほぐしてから与えると胃腸への負担を軽減できます。また、赤虫やイトミミズも食べます。これら虫類は栄養価に優れるため、捕獲が可能であればたまに与えてみるのも良いでしょう。ペット用の餌として販売されているものもあります。

水質に関しては清潔に保つことが第一で、水換えの目安は1週間に1回です。1度の水換えで全てを交換するのではなく、3分の1程度ずつ換えていきます。水温は、15度〜20度が適しています。暑さ・熱さに弱いため、28度以上になると負担となって寿命が短くなってしまいます。夏場は水槽クーラー、冬場は冷え過ぎ防止アイテムを用いると安全です。

ウーパールーパーの水槽サイズは、45cm以上が望ましいです。成長サイズに合わせて変えていっても良いのですが、ウーパールーパーは大きくなると25cmくらいになるため、はじめから45cm以上の水槽に入れておくと後々の手間は省けます。水槽の高さはウーパールーパーが飛び出ない、そしてウーパールーパー全体が水に沈むくらいの水量が入るサイズが良いです。

愛嬌者のウーパールーパー!大切に飼えば長き家族となる

平均寿命は7年〜10年でしたが、ギネス記録にある最高寿命は25年であり、自然界でも生き延びれば20年の寿命はあることを考えると、飼育環境を整えることで20年近くの寿命にすることはできる可能性があります。寿命はもともとの生体としての強さも関係してきますが、先天的病気リスクや後天的な発症がない限りは、飼育環境を整えることで寿命が延ばせます。

寿命にこだわり過ぎるのも楽しくはありませんが、ウーパールーパーの愛嬌ある姿を亡くしてしまうのはツラいでしょう。ペットという存在ではありますが、人間側の考え方を変えれば生き物として家族になります。寿命が長くなることに越したことはありません。寿命を延ばすというよりは短くしないように、飼育環境を整えてあげると良いでしょう。

初回公開日:2017年10月28日

記載されている内容は2017年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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