クランウェルツノガエルの大きさはどれぐらい？特徴や飼育方法も紹介

「クランウェルツノガエルってどんな生き物？」
「大きくなるって聞いたけど本当？」
「クランウェルツノガエルって飼いやすいの？」
爬虫類や両生類に興味のある方で、このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。

この記事では、クランウェルツノガエルの基本的な生態や飼育方法について、詳しく解説しています。そのため、この記事を読むことで、クランウェルツノガエルがどんな生き物なのか知ることができます。

また、飼育に必要なおすすめのアイテムも紹介しているので、これから飼育用品を揃える際の参考になります。

クランウェルツノガエルを飼育してみたいと考えている方やクランウェルツノガエルの生態を知りたい方は、ぜひ目を通してみてください。

そして今朝のよもぎ?様はふてぶてしいお顔をしてらっしゃいました??

#クランウェルツノガエル pic.twitter.com/qAPBmDzijP

— うみ (@yomogi0523) October 12, 2022

クランウェルツノガエルは、ツノガエル属に分類されるカエルの一種です。

地表性のカエルで、日本のカエルのようにピョンピョンと高くジャンプすることはなく、基本的にはあまり動き回ることはありません。

クランウェルツノガエルのずんぐりとした体型とさまざまなカラーバリエーションは大きな特徴です。

口が大きく、動くものであれば何でも食いつこうとする姿から「パックマンフロッグ」とも呼ばれています。

改良が重ねられ、現在さまざまな体色のバリエーションが存在しています。自分好みの個体探しができるのが、クランウェルツノガエルの飼育の楽しさの1つです。クランウェルツノガエルについて、以下で詳しくみていきましょう。

クランウェルツノガエルは、標高700m以下のチャコ地帯に生息し、アルゼンチンやブラジル、ボリビアなどでもその姿が確認されています。これらの地域にある森の湿地帯や水辺が近い草原などで、生活しています。

現在絶滅の可能性は少ないとされていますが、生息している土地の開発などで、一部の地域ではその生息数が減少しているそうです。

ペットショップでは500円玉サイズの小さなベビーが販売されていることが多いですが、クランウェルツノガエルは8～13cm程の大きさまで成長します。オスよりもメスの方が大きくなり、最大で15cmまで成長した個体もいるそうです。

生まれてからたった1年で最大サイズまで成長してしまうので、成長スピードはかなり速いです。

成長期の間はたくさんの餌を与えて、丈夫な骨格を作ります。大きくなったクランウェルツノガエルも可愛いですよ。

意外に思われる方も多いかもしれませんが、クランウェルツノガエルはあまり鳴きません。
繁殖期になるとオスのみが鳴き声をあげます。これはメスに自分の存在を知らせるためです。

また、その時期になると常に鳴いているわけではなく、基本的には夜に鳴きます。

鳴き声は想像以上に大きいです。特に寝付くタイミングで鳴き始められると少し迷惑に思うかもしれません。ただ一晩中鳴くわけではないのでご安心ください。

幼体から飼い始めた場合、あるタイミングで鳴き声を出し始めたら、その子がオスだという性別の判定をすることができます。

平均寿命は約10年と、長生きする生き物です。

クランウェルツノガエルは簡単に飼育を始めることができますが、最後まで面倒が見られるかよく考えてから迎える必要があります。

基本的には丈夫なカエルですが、誤った飼育方法をしたりお世話を怠れば、調子を崩し病気になってしまうことがあります。できるだけ長生きしてもらうためにも、正しい飼育方法を飼い始める前に学んでおきましょう。

クランウェルツノガエルの性格は落ち着いていて、物怖じしない性格の個体が多いです。人に慣れてくると、ピンセットから餌を食べてくれるようになります。

しかし、爬虫類や両生類は人に慣れることはあっても、懐くことは難しいです。

可愛いからといってむやみに触ったり手に乗せるのは、カエルにとってはストレスになることもあります。クランウェルツノガエルの飼育は鑑賞をメインに楽しみましょう。

クランウェルツノガエルにとっての繁殖の時期は春ごろになります。

オスは一斉に鳴き始めてメスを探し、メスは産卵をします。ただ、飼育下では必ず春の時期に繁殖期が来るというわけではないようです。

生後約半年で繁殖が可能となり、その頃にはオスメスの判別もつきます。自宅で繁殖をさせるには3～4か月程の休眠期間を設けないといけないので、難易度は高いです。休眠期間ののち、オスとメスを合わせて繁殖を行います。

メスは1度に何百個もの卵を産み、約2日で孵化します。繁殖させる場合は計画的に行うようにしましょう。