Search

検索したいワードを入力してください

ヒキガエルにオススメの生餌はどんなもの?生息地・生態についても紹介

更新日:2024年07月29日

ヒキガエルは基本的に生きている、地を這う虫を食べますが、飼育下では虫のみではなく、人工飼料も与えた方が良いのをご存知でしょうか。この記事では、ヒキガエルの餌の種類や餌の与え方、人工飼料の餌付けの方法を紹介しています。ヒキガエルを飼育したい人参考にしてください。

ヒキガエルにオススメの生餌はどんなもの?生息地・生態についても紹介
「ヒキガエルとはどんな動物?」
「どこに生息しているの?」
「ヒキガエルには何を与えればよいの?」
このようにヒキガエルの飼育を迷っている人がいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、日本に生息するヒキガエルの特徴や生息地、生態について解説しています。また、飼育時に与える餌や与え方についても紹介しています。

記事を読めばヒキガエルがどんな動物か、何を与えて育てれば良いか分かるでしょう。また、飼育しているヒキガエルとスキンシップしたい場合は餌付けが必須ですが、餌付けの方法も掲載しています。

ヒキガエルを飼育しようか迷っている人、飼っているヒキガエルが餌を食べない人、ヒキガエルを人に慣れさせたい人はぜひ参考にしてください。

ヒキガエルとは?

ヒキガエルは、体長は7~18センチメートルほど、体表が褐色で背中にイボがあり、大きめの頭部を持ち、目の後ろに耳腺があるのが特徴のカエルです。

ヒキガエルの中には、「ニホンヒキガエル」「アズマヒキガエル」「ナガレヒキガエル」「アジアヒキガエル」「オオヒキガエル」がいます。オオヒキガエル以外は日本の固有種です。

アジアヒキガエルの亜種に宮古島に生息するミヤコヒキガエルがいます。

ヒキガエルはジャンプが得意ではなく、主に陸上を歩き、虫を食べて生活しています。

天敵から身を守るために耳のあたりにある耳腺には毒腺があり、成分は「ブフォトキシン」と呼ばれる強力な神経毒です。ヒキガエルを触った場合は手を洗いましょう。

自然のヒキガエルの生息地・生態

ニホンヒキガエルは本州の近畿地方より西側、四国、九州の森林や畑、公園などに生息しており、夜行性で主に昆虫を食べます。

アズマヒキガエルは東日本に生息しており、ニホンヒキガエルと似た生態をしていますが、やや体が小さく、鼓膜が大きいのが特徴です。

ナガレヒキガエルは石川県、富山県から紀伊半島の渓流近くの森林地帯に生息し、水かきが発達しています。夜行性で、昆虫やミミズなどを食べます。

アジアヒキガエルの亜種にミヤコヒキガエルがいます。ミヤコヒキガエルは伊良部島と宮古島に生息しており、日本のヒキガエルの中では最小種で、体長は6~12センチメートル程です。

ミヤコヒキガエルは大東諸島や沖縄島北部にも一時的に定着していましたが、現在は駆除されています。

オオヒキガエルはアメリカ、ブラジル北部、オーストラリア東部などに生息しているカエルで、日本には外来種として移入しています。

オオヒキガエルはカエルの中で大型の種で、20センチメートルを超える個体も存在し、夜行性で、昆虫やマウスなどの小型哺乳類も食べます。

ヒキガエルにオススメの生餌

ヒキガエルにオススメの生餌はどんなもの?生息地・生態についても紹介
ヒキガエルは野生では陸上で生活しており、乾燥に強いのが特徴です。陸上で生活しているため、イモムシやコオロギ、ミミズのような地を這う、生きている虫を食べます。飼育下でも生きている餌しか食べません。

ヒキガエルの飼育をする場合、生餌しか食べないため昆虫の管理が必須になります。昆虫が苦手な場合、ヒキガエルの飼育は避けた方が良いでしょう。

基本的には生餌しか食べないヒキガエルですが、人工フードや冷凍の餌を与えたい場合、ピンセットと死んでいる餌に慣れさせる練習が必要でしょう。

ヒキガエルは飼育下では餌用昆虫などを与えますが、ヒキガエルの種類や大きさにより好む餌が変わります。

カエルの様子や体調を考慮して餌を選ぶ必要があります。

ヒキガエルを飼育したい人に向けて、以下で餌について紹介します。
  • ピンクマウス
  • デュビア
  • コオロギ
  • ミミズ

ピンクマウス

生まれたばかりで毛が生えていないハツカネズミがピンクマウスです。

カルシウム、ビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富で完全食と言われています。栄養価が高いので昆虫のように何匹も与える必要もありません。

基本的に冷凍のピンクマウスを解凍して与えるので管理が楽です。

しかし、ピンクマウスは栄養価が高いので与えすぎると肥満になる可能性があります。また、解凍が不十分な状態で与えると消化不良を引き起こすので気を付けましょう。

ピンクマウスの解凍は70度前後のお湯で湯煎します。その際、内臓までしっかり解凍しているか確かめてから与えてください。

注意点として、ヒキガエルは昆虫のような生餌を好むため冷凍のピンクマウスは食べてくれない可能性があります。
次のページ:デュビア

初回公開日:2022年10月07日

記載されている内容は2022年10月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related