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ウーパールーパーは水なしでも生きられるのか|成体化についても詳しく紹介

更新日:2024年07月11日

ウーパールーパーは水なしでも生きられるのか?どんな生き物なのか?ペットにするには必要な知識ですよね。この記事ではウーパールーパーが水なしでも生きられるのか、成体化の特徴・条件・対応を解説しています。ぜひ、ペットとして飼うことを検討してみてください。

ウーパールーパーは水なしでも生きられるのか|成体化についても詳しく紹介
ウーパールーパーを飼育するには最低でも20cmほどの水位が必要となります。

しかし、水槽内の水位が低く、水面から顔を出せる程度になってしまうと口呼吸してしまうことがあるようです。ウーパールーパーは通常、エラ呼吸と皮膚呼吸をしています。

ウーパールーパー自身が、水位が低いことにより、エラ呼吸より肺呼吸(口呼吸)の方が重要だったり、楽だったりと感じれば、成体化につながるでしょう。

水槽内の水質が悪い

水槽内の掃除が行き届いていなかったり、エサや食べ残しが腐敗していたりという原因で、水質が悪くなってしまいます。

水質の悪化は、成体化しやすい大きな原因です。

水質悪化はウーパールーパーにとって大きなストレスとなります。大きなストレスから逃れようとした結果、陸に上がって肺呼吸をした方が楽だと感じた時に成体化が始まってしまいます。

水槽内にヨウ素が多い

ウーパールーパーは水槽内にヨウ素が多いと成体化を起こしやすいのです。野生のウーパールーパーはヨウ素の少ない湖に住んでいます。

ウーパールーパーは通常、生涯、幼体のままです。しかし、ヨウ素を摂取することで、甲状腺ホルモンの分泌を促進し、幼体から成体に成長させる効果があります。

また、ヨウ素は基本的に中性ですが、イオンの関係で酸性化することがあります。酸性化も水質汚染の原因となり、成体化の理由となるでしょう。

ウーパールーパーが成体化したらどうする?

ウーパールーパーが実際に成体化してしまうと驚き、戸惑ってしまうこともあるでしょう。しかし、ウーパールーパー自身も環境に適応しようとしているのです。

エラ呼吸から肺呼吸に変わるなど大きく変化する部分があるので、飼い主も対応を変えなければいけません。この項目では、水槽内の環境やエサの変化を解説していきます。

水槽内の環境を変えよう

成体化後、ウーパールーパーはエラ呼吸ではなく、肺呼吸になります。肺呼吸になるということは、幼体の時のような水だけの環境だと溺れてしまうのです。

陸地を作ってあげることで対応しましょう。ただ、ウーパールーパーは両生類ですので、皮膚呼吸をする際に、水は不可欠となります。

陸地と水辺、どちらも同じ水槽内に作ってあげると良いでしょう。イメージは、カメやカエルの水槽をイメージすると良いです。

餌を変えよう

ウーパールーパーは目があまり良くないので、エサは、幼体の時は生きたメダカや小魚などの動きのある魚を好み、食べるようです。

成体化した後も、ウーパールーパーは動くエサを好みます。しかし、成体化した後は、肺呼吸になっているので、生きたメダカや小魚を与えることは困難です。

エサも陸にいる生物にしましょう。コオロギなどの昆虫が良いようです。

成体化を防ぐ方法はあるのか

成体化を完全に防ぐ方法はないと言って良いでしょう。

しかし、ウーパールーパーが成体化するのは水の中で生活することが困難であると感じたときです。ウーパールーパーが心地よく過ごすことができれば、成体化しません。

水質の管理を徹底し、他にも水位やヨウ素を含まないことに気をつけながら飼育していけば、成体化する確率は低くなるでしょう。

成体化がスタートしたら止められない?

成体化が始まってしまうと止めることはできないようです。また、幼体に戻すこともできません。

成体化は幼体からの成長ですので、成長を止めることができないのはどの生物にも言えることでしょう。

ウーパールーパーは水の中で大切に育てよう

ウーパールーパーは基本的には水の中で飼育する生物です。水なしでは生きられません。

成体化すると様々な変化が起きます。陸に上がって生活することがとても大きな変化でしょう。しかし、大きく寿命を縮めてしまうことでもあります。成体化したときも水なしでは生きていけません。

しかし、大事なのは、ウーパールーパーは水の中で大切に育てることが、ウーパールーパーにとっても飼い主にとっても良いことだと思うことでしょう。成体化してしまっても、大事なペットですので、大切に育ててあげてください。

初回公開日:2022年06月27日

記載されている内容は2022年06月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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