どうして?仲が悪いという例え「犬猿の仲」そのことわざの由来を解説
更新日:2024年06月28日
「犬猿の仲」言葉の意味は?
「犬猿の仲」とは人間関係を表すことわざです。「けんえんのなか」と読みます。
「犬猿の仲」の意味は「出会うと喧嘩が始まるくらい仲が悪い」、「いがみ合うくらい仲が悪い」です。「犬猿の仲」の類語に「水と油」があります。
どうして仲が悪い人同士を指すときに、この言葉を使うのかというと昔から犬と猿は仲が悪いと言われているためです。
しかし、すべての犬と猿が仲が悪いわけではないみたいです。中には犬と猿が仲良くしている昔話しもあります。
「犬猿の仲」の意味は「出会うと喧嘩が始まるくらい仲が悪い」、「いがみ合うくらい仲が悪い」です。「犬猿の仲」の類語に「水と油」があります。
どうして仲が悪い人同士を指すときに、この言葉を使うのかというと昔から犬と猿は仲が悪いと言われているためです。
しかし、すべての犬と猿が仲が悪いわけではないみたいです。中には犬と猿が仲良くしている昔話しもあります。
仲の悪さが際立って目立つときに使われることわざ「犬猿の仲」
人間関係で際立って仲が悪いことを表すときに「犬猿の仲」ということわざを使います。
どうして際立って仲が悪いときに「犬猿の仲」というのでしょうか。また、なぜ犬と猿という漢字が使われているのでしょうか。その由来はなんでしょう。
そして犬と猿は本当に仲が悪いのでしょうか。
どうして際立って仲が悪いときに「犬猿の仲」というのでしょうか。また、なぜ犬と猿という漢字が使われているのでしょうか。その由来はなんでしょう。
そして犬と猿は本当に仲が悪いのでしょうか。
「犬猿の仲」の言葉の由来
「犬猿の仲」の言葉の由来ですが、いくつかあります。
言葉の由来として、いくつか候補がある中でも「一番有力」とされている由来は、「十二支のはじまりの話し」です。この話しに登場する犬と猿のエピソードが「犬猿の仲」の由来なのでは、と言われています。
「十二支のはじまりの話し」とは、どんな話しなのでしょうか。「犬猿の仲」の由来は他にどんな由来があるのでしょうか。
言葉の由来として、いくつか候補がある中でも「一番有力」とされている由来は、「十二支のはじまりの話し」です。この話しに登場する犬と猿のエピソードが「犬猿の仲」の由来なのでは、と言われています。
「十二支のはじまりの話し」とは、どんな話しなのでしょうか。「犬猿の仲」の由来は他にどんな由来があるのでしょうか。
「犬猿の仲」の言葉の由来
- 「犬猿の仲」の言葉の由来1:干支の順番
- 「犬猿の仲」の言葉の由来2:西遊記の一幕から
- 「犬猿の仲」の言葉の由来3:狩猟で犬と猿が出会ったら
- 「犬猿の仲」の言葉の由来4:狩猟に犬と猿が一緒に出かけたら
- 「犬猿の仲」の言葉の由来5:最初から性質が合わない
- 「犬猿の仲」の言葉の由来6:戦国時代の大親友の「犬」と「猿」
「犬猿の仲」の言葉の由来1:干支の順番
十二支の順番を決める時の逸話、「十二支のはじまりの話し」が犬猿の仲の由来であるという説があります。
十二支の順番で猿は9番目、犬は11番目となっており間に鳥が入ります。どうして間に鳥が入るのか、それにはこんな昔話しがあります。
動物たちに神様が、元日に挨拶に来るようにお知らせを出します。それにより多くの動物たちが神様のところを目指しました。
そして犬と猿は最初は仲良く神様のところを一緒に目指していたのですが、途中ケンカになりました。
そのケンカの仲裁に入ったのが鳥で、ケンカが中々収まらず仲裁に入ったまま神様の所に着いたため「猿」「鳥」「犬」という、間に鳥が入る順番になりました。
このことがきっかけとなり、犬と猿はお互い顔を見合わせればケンカになりこれが「犬猿の仲」という由来となりました。
十二支の順番で猿は9番目、犬は11番目となっており間に鳥が入ります。どうして間に鳥が入るのか、それにはこんな昔話しがあります。
動物たちに神様が、元日に挨拶に来るようにお知らせを出します。それにより多くの動物たちが神様のところを目指しました。
そして犬と猿は最初は仲良く神様のところを一緒に目指していたのですが、途中ケンカになりました。
そのケンカの仲裁に入ったのが鳥で、ケンカが中々収まらず仲裁に入ったまま神様の所に着いたため「猿」「鳥」「犬」という、間に鳥が入る順番になりました。
このことがきっかけとなり、犬と猿はお互い顔を見合わせればケンカになりこれが「犬猿の仲」という由来となりました。
「犬猿の仲」の言葉の由来2:西遊記の一幕から
西遊記の孫悟空と神様の愛犬が戦った一幕から、「犬と猿は宿敵である」と考えられるようになりました。
孫悟空のキャラクターは猿がモデルになっています。西遊記の話しの中に、こんなシーンがあります。孫悟空は辿りついた天界で大暴れし、そして泥棒をしようとします。
その時、天界の神様が愛犬と一緒に孫悟空に対抗します。神様の愛犬が噛みつき最後は孫悟空を取り押さえました。
こういう場面から「犬と猿は宿敵である」と人々は思うようになりました。
孫悟空のキャラクターは猿がモデルになっています。西遊記の話しの中に、こんなシーンがあります。孫悟空は辿りついた天界で大暴れし、そして泥棒をしようとします。
その時、天界の神様が愛犬と一緒に孫悟空に対抗します。神様の愛犬が噛みつき最後は孫悟空を取り押さえました。
こういう場面から「犬と猿は宿敵である」と人々は思うようになりました。
「犬猿の仲」の言葉の由来3:狩猟で犬と猿が出会ったら
昔、猟師は猟をしに山へ行くのに、犬を一緒に連れていくことが当たり前でした。
そして猟の最中に猿に会うことが頻繁にありました。猿は縄張り意識が強いため山の中に入ってきた犬に対して激しく威嚇をしてきます。
それを見た猟師が「犬と猿は仲が悪いのだな」と思ったことが「犬猿の仲」の由来となりました。
そして猟の最中に猿に会うことが頻繁にありました。猿は縄張り意識が強いため山の中に入ってきた犬に対して激しく威嚇をしてきます。
それを見た猟師が「犬と猿は仲が悪いのだな」と思ったことが「犬猿の仲」の由来となりました。
「犬猿の仲」の言葉の由来4:狩猟に犬と猿が一緒に出かけたら
こちらも猟が関係している由来です。
昔、犬と猿が一緒に猟へ行ったことがきっかけとなり、その後、仲が悪くなったため仲が良かった同士が仲が悪くなったことを「犬猿の仲」というようになったそうです。
この場合の犬と猿の仲が悪くなった理由は猟の最中に熊と出会い、そのとき犬は熊に立ち向かっていったのですが、猿は驚いて逃げてしまったためです。
昔、犬と猿が一緒に猟へ行ったことがきっかけとなり、その後、仲が悪くなったため仲が良かった同士が仲が悪くなったことを「犬猿の仲」というようになったそうです。
この場合の犬と猿の仲が悪くなった理由は猟の最中に熊と出会い、そのとき犬は熊に立ち向かっていったのですが、猿は驚いて逃げてしまったためです。
「犬猿の仲」の言葉の由来5:最初から性質が合わない
犬と猿の性質の違いが言葉の由来ではという説があります。
犬と猿は、そもそもが大きく性質の異なる動物です。性質の違う生き物というのは、お互いに警戒しあい威嚇しあうのが普通です。
犬は昔から人間の良きパートナーとして身近な存在として一緒に暮らしてきました。猿は山に暮らし自分たちで群れを作り、生活している動物です。
そして、里に下りては畑を荒らすなど人間の生活を脅かす害獣でした。犬は人間と自分の縄張りを守るため、そんな害獣を追い払う役目も果たしていました。
そんな事もあり両者はお互いに警戒し、威嚇しあうのが当たり前という考えがあったため、この理由こそが由来だとされています。
犬と猿は、そもそもが大きく性質の異なる動物です。性質の違う生き物というのは、お互いに警戒しあい威嚇しあうのが普通です。
犬は昔から人間の良きパートナーとして身近な存在として一緒に暮らしてきました。猿は山に暮らし自分たちで群れを作り、生活している動物です。
そして、里に下りては畑を荒らすなど人間の生活を脅かす害獣でした。犬は人間と自分の縄張りを守るため、そんな害獣を追い払う役目も果たしていました。
そんな事もあり両者はお互いに警戒し、威嚇しあうのが当たり前という考えがあったため、この理由こそが由来だとされています。
初回公開日:2019年08月28日
記載されている内容は2019年08月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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