野生や動物園に飼われているカピバラの食べ物とは？家で飼う方法を解説

「カピバラはペットとして飼えるの？」
「家で飼育するためには何が必要？」
「カピバラはどのような食べ物を好むの？」
カピバラは野生のイメージが強く、ペットとして飼うことができるのかわからない人もいるのではないでしょうか。

犬や猫とは飼育方法が異なるため、お迎えしたとしてもきちんとお世話ができるのか不安になるものです。

この記事では、野生や動物園に飼われているカピバラの食べ物や家で飼う方法を解説しています。記事を読むことで、カピバラを飼育するためにどのようなものが必要になるのか、食べ物は何を与えたら良いのかを知ることができるでしょう。

飼育の仕方はカピバラの健康面に大きな影響を与えます。カピバラをペットにしたい人は健康的に過ごしてもらうためにも、是非参考にしてみてください。

カピバラは動物園で見かけることが多いですが、家で飼うことができます。お迎えする際に申請や許可なども必要ありません。家で毎日カピバラに会うことができれば、わざわざ動物園に行かなくてもほのぼのとしたカピバラに癒されます。

しかし、カピバラを取り扱っているペットショップなどの販売店があまりないため、注意が必要です。インターネットでカピバラを扱っている専門店を探してみると良いでしょう。

カピバラをお迎えする前に生態を知っておきましょう。カピバラは齧歯目テンジクネズミ科に分類されます。体の大きさや動き方からはイメージできませんがネズミの仲間なのです。体重はオスとメスで異なりますが、およそ50〜60キロあり、10年ほど生きるとされています。

南アメリカのアマゾン川付近やパナマ東部からアルゼンチン東部の森林に生息しており、20頭ほどの群れで生活しますが、オスは1匹だけであとは全員メスという構成です。

表情や顔立ちに惹かれますが、少し不恰好な体型が魅力的に感じることもあるのではないでしょうか。体毛や足も特徴的であるため、体の特徴も知った上でペットとしてお迎えしましょう。

一見、フサフサに見えますがカピバラの体毛は硬く、5cmほどの長い毛がまばらに生えています。触るとゴワゴワとしており、タワシのようです。このような体毛なのは水気を素早く切るためです。

弾力もあるため、犬のように体を震わせると勢い良く水気を弾き飛ばすことができます。また、まばらに生えていることで通気性が良く、乾きやすいという特徴があります。水辺で生活するカピバラにとって、欠かせない仕組みと言えるでしょう。

前足は4本、後足は3本の指があり、水かきが発達しているため、泳ぐことも大変得意です。5分以上の潜水もできるとされています。また、足が短いためゆっくりと行動するイメージがありますが、足はとても速いです。

しかし、速く走るのは天敵から逃げる必要のある野生だけのため、動物園や家で飼育されているカピバラが俊足で走る姿を見ることは難しいでしょう。

カピバラは目と鼻、耳が一直線に並んでいます。カバと同じ構造の顔をしており、水中で活動するのに適した構造です。また、鼻の上はなだらかなコブ状になっていますが、これは臭腺です。

メスには臭腺がほとんどありませんが、群れの中で優位のオスは大きく発達しているという特徴があります。この臭腺から半透明、乳白色のような液体を出し、テリトリーやメスへのサインを送っているのです。

カピバラの顔の特徴のひとつである大きくて鋭い歯は、げっ歯と言い、一生前歯が伸び続けます。伸び続けると餌が食べにくくなるため、石や枝をかじって削りますが、動物園で飼育されているカピバラは治療することも少なくありません。

削った後の歯はゴムホースに穴が空けられるほど鋭く、顎の力も強いため、飼育する際は注意が必要です。