野生や動物園に飼われているカピバラの食べ物とは?家で飼う方法を解説
更新日:2024年08月17日
日中はのんびりと過ごしているカピバラですが、意外にも足が速く、子育ては体を張って子どもを守ります。動物園でゆったりと過ごしているカピバラからは想像できないでしょう。野生の場合は、天敵から自分や子どもを守らなければならないのです。
カピバラの走る速度
カピバラが本気を出すと時速50kmほどで走ることができるようです。野生のカピバラはアナコンダやワニ、ジャガーなどといった天敵から逃げる必要があり、その際に時速50kmもの速さを出すとされています。
筋肉も発達しており、ジャンプするように走るのが特徴です。
筋肉も発達しており、ジャンプするように走るのが特徴です。
カピバラの子育て方法
およそ150日の妊娠期間を経て母親は4〜5頭の赤ちゃんを産みます。母親の乳を飲みながら成長していきますが、飲んだ後は父親に駆け寄るのが特徴です。天敵が現れた時は父親が立ち向かい、母親と子どもはすぐにその場から逃げてしまいます。
このことから野生のカピバラは命懸けで子育てをしていることがわかるでしょう。
このことから野生のカピバラは命懸けで子育てをしていることがわかるでしょう。
野生と動物園で飼われているカピバラの食べ物
草食動物であるため、乾草や草食動物用ペレット、野菜、フルーツが主食ですが、野生のカピバラは牧草や木の実などを食べており、動物園では好物のスイカが良く与えられています。
動物園でカピバラのスイカ早食い対決を見たことがある人もいるのではないでしょうか。夏になると、そのようなイベントが開催されることが多く、カピバラは甘いフルーツが好きなため、喜んでスイカを食べます。
動物園でカピバラのスイカ早食い対決を見たことがある人もいるのではないでしょうか。夏になると、そのようなイベントが開催されることが多く、カピバラは甘いフルーツが好きなため、喜んでスイカを食べます。
カピバラが糞を食べるのは本当なの?
カピバラは子ども、大人関係なく食糞をします。初めは驚くでしょう。体に悪影響を及ぼすのではないか不安になるものですが、糞を食べるのは効率的に草からの栄養を摂るためであり、不思議なことではありません。
午前中の糞は栄養が豊富に含まれているため、食糞もこの時間帯に行うことが多いです。また、落ち着いている時にも行います。
午前中の糞は栄養が豊富に含まれているため、食糞もこの時間帯に行うことが多いです。また、落ち着いている時にも行います。
カピバラを家で飼育する方法
カピバラはストレスに弱く、気軽に飼育することができない難易度が高い動物です。飼うことができないわけではありませんが、家で飼う際は飼育スペースの確保やカピバラの習性に合った設備の設置、食べ物の内容や量などに気をつける必要があります。
適切に飼育できる環境を整えてからお迎えしましょう。
適切に飼育できる環境を整えてからお迎えしましょう。
カピバラが生活する場所を作る
家でカピバラを飼育する際は、充分なスペースを確保しなければなりません。狭いと飼育ができないため、ゆとりを持つことが大切です。できる限り一緒にいたいものですが、強力な顎で噛まれると危険なため、カピバラ専用の生活スペースを作ってください。
また、室内で飼うと柱などを壊す恐れもあるため、屋外に小屋を設置して飼育することをお勧めします。その際は、ヒーターなどの寒さ対策をしましょう。
また、室内で飼うと柱などを壊す恐れもあるため、屋外に小屋を設置して飼育することをお勧めします。その際は、ヒーターなどの寒さ対策をしましょう。
水辺を用意する
カピバラは水辺付近で生活をする動物のため、家で飼育する際も水辺を用意する必要があります。排泄も水中で行うため、プールなどの水場を設置しましょう。糞で汚れた水は交換し、清潔さを維持することが大切です。
また、排泄用のプールとは別に水浴び場も必要です。体が水に触れていない状態が長く続くと皮膚が乾燥するため、2つの水辺を用意しましょう。
また、排泄用のプールとは別に水浴び場も必要です。体が水に触れていない状態が長く続くと皮膚が乾燥するため、2つの水辺を用意しましょう。
食べ物や食事の回数に気を付ける
1日の食事量は2〜3kgとされています。個体差はありますが、大きくなるほど食事量も増えます。主にニンジンやさつまいも、キャベツなどの野菜、スイカや梨、りんごなど甘いフルーツをメインに1日2回与えましょう。
食事量が多いため、餌代も高くなりますが安い値段で買える食べ物を選んでみてください。体重がなかなか増えない場合は草食動物用のペレットを与えましょう。
食事量が多いため、餌代も高くなりますが安い値段で買える食べ物を選んでみてください。体重がなかなか増えない場合は草食動物用のペレットを与えましょう。
初回公開日:2022年12月07日
記載されている内容は2022年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。