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ブリーダーになるために必要な資格と費用|開業する場合についても解説

更新日:2024年07月13日

ブリーダーにはどんな資格が必要なのかわからないという人はいませんか。この記事では、ブリーダーに必要な資格や資格取得にかかる費用相場について解説しています。開業する場合に必要な資格や届出も解説しているので、ブリーダーも目指している人はぜひ参考にしてみて下さい。

ブリーダーになるために必要な資格と費用|開業する場合についても解説
「ブリーダーになりたいけど必要な資格ってあるの?」
「ブリーダー関連の資格取得にかかる費用や独立開業する時に必要なことを知りたい」
ペットとして飼育されている動物のブリーダーを目指している人の中には、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、ブリーダーになる場合に資格が必要なのかなどの基礎的な知識とともに、ブリーダーになる際に役立つ資格や資格取得にかかる費用の目安、独立開業する際に必要となる事項について解説しています。

この記事を読むことで、ブリーダーになるために求められる資格について把握することが可能です。その知識をもとに、将来独立開業するための準備として資格取得を目指すことができるでしょう。

動物のブリーダーに興味がある人や目指している人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

ブリーダーとは

ブリーダーとは、血統書付きの犬や猫を中心としたペットの繁殖を専門に取り扱っている仕事及び仕事を担っている人を指します。

主な仕事はペットの交配から出産までのお世話、出産した子犬や子猫を世話しつつ、ペットショップなどの市場に流通させます。さらに、購入された子犬や子猫の躾や買い方の指導などを行っていることも多いです。

ブリーダーは個人で行っている場合や企業がブリーダーを事業にしている場合もあります。いずれの場合もポイントは血統書付きの犬や猫の繁殖を専門としている点で、雑種や血統書がないペットの繁殖は行っていません。

ブリーダーに資格は必要?

ブリーダーは動物の繁殖に携わる仕事であるため、動物関連の専門的な知識や技術、経験を必要とする職業です。そのため何らかの資格が必須だと思われがちですが、実際にはブリーダーになるための必須の資格はありません。

そもそも資格制度がないため、動物関連の仕事の経験や資格がないという人でも、ブリーダーとなることが可能です。ただ、動物に関連する資格を取得または取得するために勉強することで、ブリーダーに必要な知識を身につけることができます。

ほかにもブリーダーを養成する専門学校や通信講座もあるので、そちらを利用して知識や技術を身につけることもおすすめです。

ブリーダーになるために役立つ資格

ブリーダーとして活躍したい、ペット業界の縁の下の力持ちになりたいと考えている人には、まずブリーダーとして必要な知識が身につく資格の取得が推奨されています。特に犬や猫など動物の命を扱う重要な仕事なので、最低限必要な知識は身につけておかなければいけません。

そんなブリーダーになるために役立つ資格には色々な種類があり、いずれも民間の資格なので比較的取得しやすくなっています。ただ民間の資格は取得条件などが異なるため、事前に確認が必要です。

ここからは、そんなブリーダーになるうえで役に立つ資格を解説します。

愛玩動物看護師

愛玩動物看護師とは、獣医師のサポートを行う動物専門の看護師です。主に動物病院などで働いており、獣医師の診察や検査のサポート、入院・通院している動物のお世話を行います。

ほかにも薬の投与などの薬剤関連の知識、躾などの飼い主へのサポートも行っており、動物に関する基本的な知識だけではなく薬学や躾・世話などの知識や技術も欠かせないなど、ブリーダーに必要な知識を兼ね備えた資格です。

これまで愛玩動物看護師は資格がなくてもなることができましたが、令和4年5月に愛玩動物看護師法が施行されたことで国家資格として認定されたため、2023年からは資格を取得する必要が出てきました。

出典:愛玩動物看護師|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/doubutsu_kango/index.html

ドッグブリーダー

一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)が認定している民間資格のひとつであるドッグブリーダーは、指定されたカリキュラムを修了した上で認定課題で一定の水準をクリアすれば取得することができます。

この資格はペットの躾や訓練、飼育に関する知識や技術を証明することができる資格であり、ドッグブリーダーは犬専門のブリーダーとしての資格になります。

通信講座経由での資格取得になるものの、スクリーニング校では実技を身につけることが可能です。さらに資格取得後に独立開業に関する支援セミナーや加盟しているサロンの紹介をしてもらえるなど、開業を検討している人にもおすすめできる資格となっています。

ドッグトレーナー

ドッグトレーナーは一般社団法人日本ドッグトレーナー協会(JDTA)が提供している民間資格で、ペット(犬)が人と暮らしていくためのマナーや躾を行うことを目的としています。

ブリーダーはペットの交配や出産など繁殖させるだけではなく、購入した人からペットの躾などに関しての相談を受けることもあるため、躾などに関する知識や技術も身につけておく必要があるのです。

必ず身につけなければいけないというわけではないものの、ドッグトレーナーの資格を取得することで身につけた知識を応用することができ、ブリーダーとしての信頼も得やすくなる点がおすすめです。

愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は日本愛玩動物協会が認定している民間資格で、動物の愛護および管理に関する法律という法律に基づいてペットの愛護・適切な飼育に関する知識を証明できます。

ブリーダーやトリマーを目指す人たちが取得する資格として知名度が高く、動物関係法令や人と動物の関係学・動物の疾病予防・管理士の社会活動・各種動物の飼養管理・犬猫の躾などの知識を身につけることが可能です。

動物取扱責任者の選任要件のひとつでもあることから国や自治体からも認められている資格なので、取得することで信頼を得やすく、独立開業も目指しやすくなっています。

ペット繁殖指導員

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初回公開日:2022年07月29日

記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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