Search

検索したいワードを入力してください

ブリーダーになるために必要な資格と費用|開業する場合についても解説

更新日:2024年07月13日

ブリーダーにはどんな資格が必要なのかわからないという人はいませんか。この記事では、ブリーダーに必要な資格や資格取得にかかる費用相場について解説しています。開業する場合に必要な資格や届出も解説しているので、ブリーダーも目指している人はぜひ参考にしてみて下さい。

ブリーダーになるために必要な資格と費用|開業する場合についても解説
一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定している民間資格であるペット繁殖指導員は、ペットの飼育や繁殖に関するあらゆる知識を持っているスペシャリストであることを証明できます。

この資格を活かすことでブリーダーとして専門的な知識や技術を有していることを証明できるだけではなく、ペットショップやペットサロンなどで飼育や繁殖に関する専門職としても活躍しやすいです。

特にブリーダーはペットの繁殖が主な仕事内容となっているので、ブリーダーとなるための専門的な知識を身につけたい・知識を有していることをアピールしたい場合にはおすすめの資格です。

ブリーダー関連の資格取得にかかる費用目安

ブリーダーとして活躍するうえで役立つおすすめの資格を取得するためには、ブリーダーを養成している専門学校に通うか、通信講座を利用するかの2択となります。

ただ資格によっては認定を出している団体が行っている試験などをクリアしなければいけないものもあります。それでも専門学校や通信講座を利用することで、より確実に資格取得を目指せます。

ただここで気になるのが、資格取得までにかかる費用の目安です。資格の認定試験や講習会にかかる費用とは別に、専門学校や通信講座を利用する際にどの程度の費用が掛かるのか気になるという人もいるのではないでしょうか。

ここからは、そんなブリーダー関連の資格取得にかかる費用を解説します。

専門学校の場合

専門学校でブリーダーを目指す場合、動物総合学科やドッグ・ウェルネス科など様々な学科名となっています。

基本的に2年制であることが多く、実技など専門知識を学べる場が充実しているほか、ブリーダー以外にもトレーナーやシッターなどを目指している人が多いため、幅広い資格取得を目指せるところがメリットです。

そんな専門学校に通った場合の資格取得にかかる費用相場は、およそ150万円から200万円程度とされています。ただこれはあくまでも2年制だった場合の費用相場で、もっと短期間の専門学校であればおよそ100万円程度です。

通信講座の場合

通信講座を利用した場合、およそ4か月から1年と短期間で資格取得を目指せるところがメリットとして挙げられています。また専門学校は通学しなければいけないのに対して、通信講座は隙間時間で勉強ができるので、働きながら資格取得を目指すことが可能です。

そんな通信講座のメリットとして他にも挙げられているのが、費用の安さです。専門学校の場合はおよそ150万円から200万円ほどかかるのに対して、通信講座の費用相場はおよそ9万円から20万円程度となっています。

知識中心の学習となるので実技が学びにくいところはデメリットですが、時間も費用も余裕をもって資格取得を目指したい人にはおすすめです。

独立開業する場合に必要なこと

ブリーダーになるだけであれば国家資格は必要ないものの、ある程度役立つ資格を取得しておいた方が独立開業した際にメリットが大きいと言えます。実際、独立開業してフリーランスのブリーダーとして活躍している人も少なくありません。

ただ独立開業する場合は、役立つ資格を取得するだけではなく、開業するための免許が必要です。

開業するために必要な免許としては、動物愛護管理法で定められている第一種動物取扱業・動物取扱責任者といったものがあり、これらの資格取得や届出をしなければ動物の販売が認められません。

ここからは、ブリーダーが独立開業する場合に必要なものについて解説します。

出典:第一種動物取扱業を営むには登録が必要です|福岡県
参照:https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/animalhandlingbusiness-type1.html#1

第一種動物取扱業の登録

ブリーダーは、犬や猫などの愛玩動物を取り扱う仕事です。ブリーダーのように動物の販売、保管、貸出し、訓練、展示、競りあっせん、譲受飼養を営利目的で行う場合、第一種動物取扱業に登録しなければ営業することができません。

これはインターネット上での代理販売も対象に含まれていて、動物そのものや飼養施設を持っていなくても登録しなければ営業が認められないので注意が必要です。

第一種動物取扱業の登録は各都道府県に届出を出すことで手続きができますが、都道府県によって申請の手続き方法が異なります。

出典:第一種動物取扱業者の規制|環境省
参照:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/trader.html

動物取扱責任者の選任を選出する

ブリーダーの独立開業には第一種動物取扱業の登録が必須なのですが、そもそも登録するためには動物取扱責任者を設置しなければいけません。

動物取扱責任者として選任できるのは、以下のいずれかに該当している必要があります。
・獣医師
・愛玩動物看護師
・半年間以上の実務経験があり、教育機関での1年間以上の学習をしている
・半年間以上の実務経験があり、試験による知識・技術が証明できる

なお、試験による知識・技術が証明できるという点は、愛玩動物飼養管理士や家庭動物販売士など、指定されているおよそ30種類の資格の中のいずれかを取得していることを指しています。

出典:動物取扱責任者等|東京都福祉保健局 東京都動物愛護相談センター
参照:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/douso/dt_gyou/doubututoriatukaisekininnsha.html

ブリーダーになるために役立つ資格の勉強をしよう

犬や猫をはじめとした愛玩動物のブリーダーになる場合、必須となる資格はありません。ただ動物の命を扱っていることから専門的な知識や技術を必要とする仕事となっているので、関連する資格を取得しておくことがおすすめです。

ブリーダー関連の資格は専門学校や通信講座を利用することで取得しやすいため、自分の状況や費用などを踏まえて検討しましょう。

また将来的に独立開業を目指している場合は、必要となる届出や資格について理解した上で、開業するまでに準備できるようにスケジュールやキャリアパスを組むことが大切です。

初回公開日:2022年07月29日

記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related