セキセイインコがなつく飼い方とは？かかりやすい病気や注意点なども解説

セキセイインコは小鳥と一緒に暮らすのが初めての人でも、比較的飼いやすいといわれています。では、実際にどういった点で飼いやすいのでしょうか？その理由を詳しく見ていきましょう。

オスとメスで多少性格が異なるものの、セキセイインコはとても社交的で、誰とでもコミュニケーションを取ろうとするフレンドリーな性格です。

雛の頃から愛情を込めて大切に育てると、なつきすぎなくらい人にベッタリくっついてくるので、きっとあなたも可愛くてたまらないと感じることでしょう。

セキセイインコは体長や鳴き声が小さいですし、噛む力もそんなに強くないため、他のインコに比べると非常に飼育しやすいです。

喜んだり寂しがったりして、感情豊かな動物ではありますが、基本的には穏やかでフレンドリーな性格なので、初めて小鳥を飼う人でも育てやすいでしょう。

セキセイインコは犬や猫のように部屋を傷つけたりしませんし、臭いや鳴き声で近隣住民とトラブルになる恐れも少ないため、ペット禁止の住宅でも飼育できる場合があります。

ペット禁止の賃貸物件でインコを飼いたいのであれば、事前に大家さんや不動産会社に相談してみてください。

交渉する前に、インコを飼う上で想定される問題の解決策を予め考えておきましょう。そうすれば、スムーズに話がまとまり、許可してもらえる可能性が高くなります。

お店にもよりますが、セキセイインコの雛の値段は2,000円から3,000円、成鳥は5,000円くらいが相場です。

さらに、飼育グッズもケージ・ケージカバー・保温電球・給餌セットなど一通りそろえても15,000円前後です。また、ランニングコストはエサ代として毎月500円から1,000円くらいでおさまるでしょう。

セキセイインコを飼う時の初期費用をまとめると、生体と飼育グッズを合わせて20,000円程度になります。

他にも、動物病院に通うための医療費を考慮しなくてはなりません。治療内容によって金額は大きく変わりますが、簡単な検査では1,000円、遺伝子検査やレントゲン検査だと5,000円くらいが目安です。

しかし、ペットにかかる費用は犬が年間で約350,000円、猫は約170,000円という調査結果も出ているので、インコの飼育費用がいかに少ないかお分かりいただけるでしょう。

セキセイインコは好奇心旺盛なため、おもちゃを与えてあげると、飼い主が留守中でもひとりで楽しく遊んでくれます。

人になつきすぎな子だとひとりにするのが心配な場合でも、鏡付きのおもちゃをケージ内に設置すれば、仲間がいると思い込むので、寂しがることもなくなるでしょう。

おもちゃを選ぶ際は安全な商品かどうかをしっかり見極めてください。先が尖っているものや飲み込んでしまう恐れのあるものを与えてはいけません。

また、インコにも好みがありますから、おもちゃを入れた後にあまり遊ばないようであれば、別のものに取り替えてあげましょう。

初心者でも育てやすいセキセイインコですが、一緒に暮らしていくうちに、毎日の世話を大変に感じたり、うまくコミュニケーションが取れなかったりと、思い通りにいかないこともたくさん出てくるでしょう。

家族の一員である大切なインコにいつまでも元気で長生きしてもらうために、飼育する際の注意点をお迎え前にしっかり確認しておいてください。

インコが病気になった場合を想定して、家の近くに小鳥を診察できる病院があるかどうかを調べておきましょう。

探してみるとわかりますが、犬猫を扱うところばかりで、小鳥専門の病院は非常に少ないのが現状です。

犬猫がメインでもインコを診察してくれる病院はありますが、実際には小鳥に関する知識がほとんどなく、十分な治療を受けさせられない可能性もあります。

小鳥の扱いをよくわかっていない病院だと、インコがストレスを感じて、病気が悪化する恐れもあるため、やはりなるべく専門の病院に連れて行った方が無難です。