セキセイインコのレインボーの特徴って？雛の飼育方法や必要なものなどを紹介

セキセイインコには様々な色の個体がいますが、その中でも、「レインボー」という品種をご存知でしょうか。ペットとして人気の高いインコなので、SNSなどでその愛らしい姿を目にすることもあるでしょう。

この記事では、セキセイインコのレインボーの特徴やオスとメスの見分け方をはじめ、雛の育て方、必要な道具などを紹介しています。

この記事を読めば、セキセイインコについての知識と、飼う上で必要なものや注意点が理解できます。

また、レインボーとはどんな色なのか、ほかの品種とはどこが違うのか、飼育は難しいのか、雛から育てることはできるのかなどの疑問も解消されるでしょう。

記事の最後には、レインボー以外の品種についても紹介していますので、セキセイインコを家に迎えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

セキセイインコのレインボーは、品種改良によって生まれた色変わりです。原種に近いものはノーマルと呼ばれていて、ブルー系とライトグリーン系に分けられます。

対してレインボーは、頭部がイエロー、背中や羽はブルーとライトグリーンが混ざった色のセキセイインコです。頭部から体にかけての美しいグラデーションが虹のように見えることから、「レインボー」という品種名で呼ばれています。

他にも、「パステルレインボー」という品種がいます。一般的なセキセイインコの羽にはさざ波のような黒い模様が入っていますが、この模様が薄かったり、なくなったりしている個体がパステルレインボーです。

セキセイインコは、品種によって値段が違います。レインボーの雛の場合、約4,000円～6,000円が相場とされています。ノーマルの雛の場合は約1,000円～3,000円が相場のため、比較すると少し高めと言えるでしょう。

また、同じレインボーでも、色合いによっては相場よりも高価になる場合もあります。たとえば、「頭部のイエローが濃いほど高値がつく」などです。他にも、模様の入り方や色の鮮やかさなどで価格が決まると言われています。

セキセイインコの平均寿命は10年ほどとされています。ほかのインコと比べると、平均寿命が短い鳥です。

しかし、中には10年以上生きる個体もあり、15年～20年ほど生きた例もあると言われています。

まずは、信頼できるペットショップやブリーダーを見つけることが大切です。こういった販売店は、店内の掃除が行き届いていて、生体の管理もしっかりされていることが多いでしょう。

また、豊富な知識を持ったスタッフがいるので、上手に飼育するためのアドバイスを聞けるため安心です。

雛を選ぶときのポイントは動きが活発で元気がよく、体が汚れていない個体を選ぶことです。また、食欲がありエサをよく食べるかなど、雛の普段の様子を販売店のスタッフに聞いてみるのもよいでしょう。

雛の性別を見分けることは、成鳥の性別を見分けることよりも難しいと言われています。

セキセイインコの性別はろう膜の色の違いで見分けますが、雛のうちはオスもメスも同じような色で、判別がつかない場合が多いためです。

ろう膜の色が変わるのは雛から若鳥になるタイミング、およそ生後6ヶ月を過ぎた頃です。また、この時期になると繁殖が可能となり、発情期が始まる個体もいるので、その時の行動からも性別の区別がつきやすくなります。

それでも、「どうしても特定の性別の個体がいい」という希望がある場合は、雛ではなく若鳥を迎えるのもよいでしょう。

セキセイインコの性別の見分け方は、品種によって少し違います。見分ける方法はいくつかありますが、一番見分けやすいとされているのはろう膜の色を見ることです。

他の方法は、見分けるのが難しかったり個体差があったりなど、確実とは言えませんが、知識として知っておくのも良いでしょう。

「ろう膜」とは、くちばしの上の鼻の部分のことです。セキセイインコの成鳥は、ろう膜、つまり鼻の色がオスとメスで違います。レインボーのオスはろう膜が青くなり、メスはピンク色もしくは茶色になります。

先述のとおり、雛のうちはオスもメスもろう膜の色は同じピンク色で、メスは鼻孔の周りが白っぽくなっていると言われています。

しかし、ほんの僅かな色の差なので見分けるのは難しいでしょう。

足の色でも、オスとメスを見分けることは可能です。オスの足は青みがかっていて、メスの足は肌色っぽいことが多いと言われています。

しかし、オスでも肌色っぽい足の個体も見られるため、性別の見分け方としては参考程度と考えた方がよいでしょう。