オウムの仲間「ヨウム」の値段って？飼育方法や必要な物なども解説

ケージ内にはヨウムが止まって休む止まり木を設置しましょう。止まり木を選ぶ際には天然木の物を選ぶのがおすすめです。

人工の止まり木は太さが均一で足の同じ場所に負担がかかりがちですが、天然木のものは太さが異なるため足に負担がかかりにくいと言われています。

ヨウムが掴んだときに3分の1程度余るくらいの太さの止まり木を数本入れてあげてください。

一般的にヨウムの主食にはペレット、副食に野菜や果物、シード類を与えます。ペレットにはヨウムに必要な栄養素がバランスよく含まれていますが、ほかの栄養分をとるためにも野菜や果物などの副食を与えるようにしましょう。

野菜や果物を与えることでビタミンを、ボレー粉や塩土を与えることでカルシウムやミネラルを補うことができます。

ヨウムは高カロリーなひまわりの種などを好みますが、食べさせすぎると肥満になったり体調に悪影響を及ぼしたりする可能性があるため気をつけましょう。

ヨウムは知能が高いため、いろいろなおもちゃを用意して好奇心を満たしてあげましょう。おもちゃにはさまざまな種類のものがあり、中に入れたおやつを取り出せる穴あきタイプのものや、かじって遊ぶおもちゃなどがあります。

ヨウムが飽きないように数種類のおもちゃを用意してときどきおもちゃを入れ替えるようにしましょう。

またヨウムが遊んでいるうちにおもちゃは壊れてしまうため、消耗品だと考え安価なものを複数個購入するのがおすすめです。

ヨウムは適切な環境の中で基本的なお世話を行えば、良好な健康状態を保つことができます。ここでは温度や餌の与え方など、ヨウムの飼育方法について詳しく解説するため、ヨウムを飼育する際の参考にしてみてください。

ヨウムが生息する地域の気候は日本と異なり温暖であるため、寒い季節には暖房器具などを使用してケージ内の温度を一定に保つ必要があります。

ヨウムの飼育に適切な温度は20℃から28℃前後と言われており、成鳥は比較的寒さに強くなるものの、気温が20℃以下になる季節にはヒーターなどを使って24時間体制で温度管理を行うようにしましょう。

またヨウムの雛を飼育する場合には室温を28℃から30℃前後に保つことが必要です。