オウムの仲間「ヨウム」の値段って？飼育方法や必要な物なども解説

ヨウムに餌を与える際は主食にペレットを与えますが、副食として野菜や果物などを与えましょう。

茹でた野菜やリンゴ、バナナなどの果物をペレットに混ぜて与え、さらに青菜を菜さしにさしておけばビタミンを補うこともできます。

チョコレートやアボカド、リンゴの種、玉ねぎなどはヨウムにとって害のある食べ物であるため、間違って食べさせないよう十分に気をつけましょう。

鳥は飛ぶことでストレスを発散させるため、ヨウムを飼育する際には毎日放鳥して運動させるようにしましょう。

放鳥とはヨウムをケージから出して部屋の中を自由に動き回らせることです。放鳥しているときに窓から逃げ出すことがないよう注意しましょう。

また部屋にあるものに好奇心からいたずらをする可能性もあります。そのため壊されると困るものは放鳥する前に片付けるようにしてください。

ヨウムの健康を維持するためには毎日の日光浴は欠かせません。そのため毎日日光浴ができるように、ヨウムのケージを日当たりの良い場所へ移動させるなど、ケージの置き場所を工夫しましょう。

毎日2時間以上の日光浴をさせることが必要ですが、日光浴ができない場合には紫外線ライトなどを使って紫外線が浴びられる環境を作ってください。

ヨウムは脂粉が多いため水浴びも定期的にさせるようにしましょう。洗面器などに水を入れてそこで自由に水浴びをさせるのが良いですが、ヨウムが嫌がる場合には霧吹きを使って水を吹きかけるだけでも構いません。

冬に寒いからといって水浴びにお湯を使うのは避けましょう。お湯を使って水浴びをすると水をはじくために必要な脂粉まで落ちてしまい、体調を崩す可能性があります。そのため冬でも水浴びには水を使うようにしましょう。

人間と同じようにヨウムにも反抗期があります。個体によって反抗期がない場合もありますが、1歳から2歳、7歳から9歳くらいの時期に人間に攻撃的になる反抗期が訪れることが多いようです。

反抗期になると手に乗ることを拒んだり、撫でようとすると噛んだりするようになります。このような行動は反抗期が終わるまで続きますが、中には風切り羽を切ることで収まることもあります。

ヨウムがかかりやすい病気には上記のようなものがあり、毛引き症は主にストレスが原因で、羽根をつついて抜くようになります。

ビタミンD・Ca欠乏症は栄養不足などが原因で、ふるえや脚弱などの症状が見られ、進行すると骨折の可能性もあるため注意が必要です。

ウイルス性羽毛疾患はウィルスに感染することで羽が変形したり毛が抜けたりします。またクラミジア感染症はクラミジアによる感染で食欲不振や下痢、鼻炎の症状が見られます。ヨウムに噛まれることや排泄物から人間に感染することもあるため注意しましょう。

胃腸炎は微生物感染やストレスによって引き起こされ、食欲不振や下痢の症状が見られます。

出典：ヨウムがかかりやすい病気｜pepy
参照：https://er-animal.jp/pepy/89389

ヨウムを飼育する際には飼育環境や飼育方法に気を付けるだけでなく、ほかにも注意すべきポイントがいくつかあります。

ここでは、ヨウムを飼育する際の注意点について見ていきましょう。

ヨウムはおとなしい性格であり、基本的に大きな声で鳴くことはありませんが、ストレスが溜まると大きな声で呼び鳴きをすることもあります。

また雄叫びをあげることはありませんが絶叫するとその鳴き声が凄まじく、近隣の人とトラブルになってヨウムを手放す人もいるようです。

そのためヨウムを飼育する際には、事前にしっかり防音対策をしてから迎えるようにしましょう。